あわら温泉、湯のまち広場から巡る定番日帰りプラン

旅の始まりは、あわら温泉 湯のまち広場です。えちぜん鉄道あわら湯のまち駅のすぐ前、平成23年(2011)にオープンした、温泉街の中心となる広場です。あわら温泉は、明治16年(1883)、田んぼの灌漑用に井戸を掘っていたところ、偶然温泉が湧き出したのが始まりと伝えられ、北陸を代表する温泉地の一つとして発展してきました。広場には、総ひのき造りの足湯「芦湯」があり、2種類の源泉をかけ流しで楽しめるほか、屋台村「湯けむり横丁」なども並んでいます。散策の合間に、足湯で旅の疲れを癒やしてみましょう。この後は、歩いてすぐ、藤野厳九郎記念館へ向かいましょう。
あわら湯のまち広場からすぐ、藤野厳九郎記念館に着きます。藤野厳九郎(1874〜1945)は、現在のあわら市に生まれた医師・教育者です。仙台医学専門学校で解剖学を教えていた際、中国からの留学生・周樹人、のちの作家・魯迅の指導にあたり、ノートを赤字で丁寧に添削するなど、深い師弟関係を結びました。魯迅は帰国後、この恩師との思い出を随筆『藤野先生』に綴り、今も中国の教科書に掲載されるほど広く知られています。記念館は、あわら市と魯迅ゆかりの中国・紹興市との友好都市提携を記念して開設されました。この後は、車でおよそ12分、金津創作の森へ向かいましょう。
藤野厳九郎記念館から車でおよそ12分、金津創作の森に着きます。芸術活動の発信と育成を目的としたアート体験型の文化施設です。森に囲まれた園内には、彫刻家による屋外作品が点在し、散策しながら鑑賞できます。ガラス工房やろうけつ染め工房などの創作工房もあり、ガラス細工や陶芸、竹細工づくりなどの体験ができます。緑に囲まれた静かな環境の中で、アートに触れるひとときを過ごしてみましょう。この後は、車でおよそ13分、吉崎御坊へ向かいましょう。

金津創作の森から車でおよそ13分、吉崎御坊に着きます。文明3年(1471)、比叡山などの迫害を逃れて京を離れた本願寺第8世・蓮如が、北潟湖を見下ろす吉崎山の頂に構えた、浄土真宗の北陸布教の拠点です。蓮如はここで、わかりやすい言葉で教えを説き、北陸はもとより奥羽からも多くの門徒を集めたと伝えられています。現在は御坊の建物こそ残っていませんが、史跡として整備され、蓮如上人の足跡をしのぶことができます。参拝の際は、敬意を込めて手を合わせましょう。この後は、車でおよそ22分、瀧谷寺へ向かいましょう。
吉崎御坊から車でおよそ22分、瀧谷寺に着きます。真言宗智山派の寺院で、山号は摩尼宝山、本尊は薬師如来です。永和元年(1375)、睿憲によって開かれたと伝わります。本堂や観音堂、山門、鎮守堂など6棟が国の重要文化財に指定され、唐の時代に作られたと伝わる金銅宝相華文磬は国宝に指定されています。江戸時代に築かれた庭園は、丘陵の地形を生かした山水式庭園で、昭和4年(1929)、福井県内では最初に指定されたとされる国の名勝です。参拝の際は、敬意を込めて手を合わせましょう。この後は、車でおよそ9分、みくに龍翔館へ向かいましょう。
瀧谷寺から車でおよそ9分、みくに龍翔館に着きます。日本海を望む丘の上に建つ、白壁の五層八角形が印象的な洋風建築です。オランダ人技師エッシャーが設計し、明治12年(1879)に建てられた龍翔小学校の姿を、忠実に復元したものです。北前船交易で栄えた三国の歴史を中心に、港町の文化や暮らしを紹介する資料館で、令和5年(2023)には「坂井市龍翔博物館」としてリニューアルしました。この後は、車でおよそ8分、東尋坊へ向かいましょう。
みくに龍翔館から車でおよそ8分、この旅の締めくくり、東尋坊に着きます。輝石安山岩が柱状に並ぶ「柱状節理」でできた断崖が、およそ1kmにわたって続いています。これほどの規模の柱状節理は世界でも数か所しかないとされ、高さ約25mの断崖とともに、国の天然記念物・名勝に指定されています。地名の由来は、平泉寺にいた乱暴者の僧・東尋坊の名にちなむと伝えられています。崖の上には柵のない場所もあるため、足元に十分注意しながら歩きましょう。遊覧船に乗って海から断崖を見上げたり、崖沿いの土産物店で越前がにや海鮮の昼食を味わったりと、思い思いに過ごせます。あわら温泉、湯のまち広場から巡る旅はこれで終わりです。帰りは、東尋坊から三国駅・あわら湯のまち駅方面へ、バスやタクシーで向かいましょう。

福井県日帰り
福井県・あわら温泉1泊2日
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