犬鳴山と淡輪ビーチ、泉南の自然と絶景を満喫する日帰りプラン


南海本線の泉佐野駅から路線バスに揺られること約25分、深い緑に包まれた犬鳴山に到着します。ここは修験道の開祖・役行者が斉明天皇7年、28歳の時に開いたと伝えられる修験道の聖地で、大和の大峰山よりも6年早く開かれたとされることから「元山上」とも呼ばれています。山内の四十八滝のうち代表的な七つの滝には、弘法大師・空海が七宝を祭ったと伝えられ、その縁で淳和天皇から「七宝瀧寺」の名を授かったのだと伝えられています。本尊の倶利伽羅大龍不動明王は、役行者の開山のときに出現したと伝わる、力強いお姿の不動明王です。滝行の行場としても知られ、修行の場でもあるので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。参道は山道で、滝のまわりは滑りやすいので、足元に気をつけて歩きましょう。境内を抜けた先には大阪府内で唯一の温泉郷とされる犬鳴山温泉もあり、山歩きの汗を流すのにぴったりです。山の澄んだ空気を胸いっぱいに味わったら、歩いておよそ11分、湯元温泉荘・山乃湯へ向かいましょう。
犬鳴山から歩いておよそ11分、大阪府内で唯一の温泉郷とされる犬鳴山温泉にある日帰り入浴施設、湯元温泉荘・山乃湯に着きます。豊かな緑に包まれた渓谷にわく、美人の湯として親しまれる温泉で、山歩きで火照った体をゆっくりと温めることができます。大阪の街なかとは思えない、山あいならではの静かな湯どころです。入浴の際は、ほかの入浴客を撮らないようにしましょう。続いては、車でおよそ42分、淡輪ときめきビーチへ向かいましょう。

湯元温泉荘・山乃湯から車でおよそ42分、犬鳴山の山あいから一転、大阪湾に面した淡輪ときめきビーチに着きます。この海辺が広く知られるようになったのは1903年のこと、大阪朝日新聞の記者だった西村天囚がこの土地の魅力を紹介する記事を書いたことがきっかけになったと伝えられています。これに注目した南海電鉄が開発を進め、翌1904年には海辺のリゾート施設が設けられ、多くの人が訪れる行楽地としての歴史が始まったと伝えられています。今も松林越しに海と空が広がる景色は、当時の人々を惹きつけた美しさをそのまま残しているようです。波打ち際をゆっくり散策すれば、淡路島の方へ沈んでいく夕日を眺めることもできます。潮風を感じながら少し足を伸ばして、車でおよそ5分、すぐそばのせんなん里海公園へ向かいましょう。
淡輪ときめきビーチから車でおよそ5分、阪南市と岬町にまたがるせんなん里海公園に着きます。2つの海水浴場に加え、国内でも珍しい常設型のビーチバレーコートや、イルカ・タコをかたどった大型遊具が並ぶ広い公園です。海を眺めながらのんびり過ごせる、家族連れにも人気のスポットです。続いては淡輪遊園へ向かいましょう。
せんなん里海公園から車でおよそ5分、南海本線淡輪駅からも歩いて向かえる淡輪遊園に着きます。「あたご山公園」とも呼ばれる小高い丘にある公園で、大阪湾や関西国際空港、晴れた日には遠く明石海峡大橋までを見渡せます。地元の人にも親しまれる、静かな眺めのよい丘です。続いてはりんくう公園へ向かいましょう。
淡輪遊園から車でおよそ22分、海沿いを北上して見えてくるのが、関西空港の対岸に広がるりんくう公園です。1996年に開園し、2006年には高架下の部分も新たに整備されて、今の広々とした姿になりました。泉佐野市から田尻町にかけて約20.4ヘクタールもの広さを持ち、緑豊かな「シンボル緑地」と、大理石の玉石を敷き詰めた人工のビーチが美しい「シーサイド緑地」の二つのエリアで構成されています。このシーサイド緑地にある「マーブルビーチ」は夕日の名所として知られ、関西空港へ離着陸する飛行機や関西空港連絡橋、遠くは明石海峡大橋や淡路島まで見渡せる、大阪でも屈指の眺望スポットといわれています。夏には花火大会の会場になることでも親しまれています。今日一日で巡った犬鳴山の山の空気、淡輪の海辺の景色、そしてこのりんくう公園からのパノラマ、大阪湾の自然の豊かさを締めくくるのにふさわしい場所です。日が傾く時間に合わせて訪れれば、忘れられない夕景に出会えるはずです。

大阪府日帰り
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