内蔵の町・増田とまんが美術館、かまくら館をめぐる横手の日帰りプラン


JR横手駅から歩いておよそ27分、石坂洋次郎文学記念館に着きます。『青い山脈』などで知られる作家・石坂洋次郎は、大正15年(1926)に秋田県立横手高等女学校の教師として横手へ移り、昭和4年(1929)には県立横手中学校に転任しました。横手で暮らした13年のあいだも小説を書き続け、作家としての地位を築くきっかけとなった「若い人」の第1回分も、この町で書かれています。作品『山と川のある町』の山と川は、鳥海山と横手川を指すとされます。館内では、横手で教師として、また作家として過ごした時期の資料を中心に紹介しています。開館日と休館日は、公式の案内で確かめましょう。冬は、雪や路面の凍結に気をつけて歩きましょう。この後は、歩いておよそ18分の横手市役所本庁舎前のバス停から、路線バスでおよそ31分、増田へ向かいましょう。
横手市役所本庁舎前から路線バスでおよそ31分、増田蔵の駅のバス停で降りると、すぐ隣が旧石田理吉家です。通りからも見上げられる木造三階建ての主屋は、このあたりでは珍しい造りとされ、まっすぐに通した柱が高さを際立たせています。住まいというより、客を迎えるために建てられたと考えられ、泰山木をはじめとする銘木が使われ、部屋ごとに細工が凝らされています。主屋の東には、覆い屋に包まれた内蔵がつながっています。白と黒の漆喰が向き合う蔵の入口まわりは、磨き上げた漆喰が100年を超えて光沢を保ち、蔵の2階には、明治の前半まで使われた形の大きな小屋組が残ります。見学は、館の案内に従いましょう。開館日と休館日は、公式の案内で確かめましょう。今も人が暮らす町並みです。家の敷地に入ったり、住民の方を撮ったりしないようにしましょう。この後は、歩いておよそ4分、中七日町通りを南へ歩きましょう。

旧石田理吉家から歩いておよそ4分、中七日町通りの町並みを歩きます。増田は横手盆地の南東、成瀬川と皆瀬川が合わさる所にあり、葉タバコや生糸が集まる商いの町として栄えました。明治には、町の商人たちが力を合わせて銀行を開きました。満福寺・月山神社の参道・通覚寺を結ぶこの通りには、間口が狭く、奥行きが極端に長い短冊形の敷地が並び、切妻屋根の妻側を通りに向けた主屋が続きます。主屋の奥には、土蔵を「鞘」と呼ばれる上屋ですっぽり覆った内蔵が建ち、通りからはその姿が見えません。雪から蔵を守るために生まれたともいわれ、表は黒漆喰、内の柱には漆が使われています。約10.6haの一帯は、平成25年(2013)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。今も人が暮らす町並みです。家の敷地に入ったり、住民の方を撮ったりしないようにしましょう。この後は、歩いておよそ6分、月山神社へ向かいましょう。
町並みから歩いておよそ6分、月山神社に着きます。中七日町通りは、この神社の参道とつながる道筋にあたります。毎年9月の例祭には、神輿が増田の町をめぐり、お宿と呼ばれる旧家や町内の会館で祝詞や雅楽が奏上されます。文化13年(1816)に神輿を京都へ注文したことが古い帳面に記されており、神輿の渡御は、そのころに始まったと考えられています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ10分、中七日町通りへ戻って昼食にしましょう。
月山神社から歩いておよそ10分、中七日町通りの北のあたりで昼食にしましょう。増田では、寛永20年(1643)に始まったと伝えられる朝市が、今も続いています。この後は、歩いておよそ7分、横手市増田まんが美術館へ向かいましょう。

昼食のあと、歩いておよそ7分、横手市増田まんが美術館に着きます。まんがをテーマにした全国で初めての本格的な美術館とされ、平成7年(1995)に開館し、令和元年(2019)5月に大きく改装されました。漫画家・矢口高雄が初代の名誉館長を務め、自らの原画をすべて寄贈しています。蔵の町・増田にならい、原画を収める収蔵庫は現代の「蔵」と位置づけられ、ずらりと引き出しが並ぶガラス張りの収蔵庫や、原画をデジタル化し、紙が傷まないように保存する作業の様子を、ガラス越しに見られます。引き出しから原画を取り出す仕組みでは、1話分をまるごと読めるほか、大きな画面で原画を拡大して、ペンの運びまでじっくり見られます。開館日と休館日、企画展の案内は、公式の案内で確かめましょう。この後は、歩いておよそ7分、増田観光物産センター蔵の駅へ向かいましょう。
まんが美術館から歩いておよそ7分、増田観光物産センター蔵の駅に着きます。金物を商った旧石平金物店の建物で、通りに面した店から、神棚のある次の間・座敷・居間・水屋へと奥に続く、増田らしい細長い町屋の造りがよく分かります。3度の増改築を経た建物で、もっとも古い水屋の部分には、ちょうなで削った跡が残ります。覆い屋に包まれた土蔵が水屋につながり、主屋と一体になった内蔵の造りも見られます。見学は、館の案内に従いましょう。開館日と休館日は、公式の案内で確かめましょう。この後は、すぐ前の増田蔵の駅のバス停から、路線バスでおよそ30分、横手駅東口へ戻り、歩いておよそ9分、かまくら館へ向かいましょう。

増田から路線バスでおよそ30分、横手駅東口へ戻り、歩いておよそ9分、かまくら館に着きます。横手のかまくらは、例年2月中旬ごろの夜に行われる小正月の行事で、水神様をまつり、約450年の歴史があるといわれます。雪の室に入った子どもたちが「はいってたんせ」「おがんでたんせ」と声をかけ、訪れた人をおもちなどでもてなします。かまくら館では、その雪のかまくらに一年を通して入ることができ、梵天を飾ったサンルームもあります。かまくらの行事は、天候などで中止・変更になることがあるので、公式の案内で確かめましょう。開館日は公式の案内で確かめましょう。寒い季節は、日の入りが早いので、明るいうちの帰り道を考えておきましょう。見学を終えたら、歩いておよそ9分の横手駅から帰路につきましょう。

秋田県1泊2日
秋田県日帰り
秋田県日帰り
秋田県・角館1泊2日