共同浴場とガス灯の街を味わい尽くす、銀山温泉じっくり1泊2日


この旅は車でめぐります。JR大石田駅に11時ごろ着いたら、駅の近くでレンタカーを借りて(手続きに15分ほど)、車でおよそ10分。芭蕉・清風歴史資料館は、江戸時代の豪商・鈴木弥兵衛家(屋号・丸屋)の店舗と母屋を復元した建物です。「おくのほそ道」の旅の途中、尾花沢を訪れた松尾芭蕉は、旧知の俳人でもあった紅花商人・鈴木清風のもとに滞在しました。館内には、芭蕉と清風にまつわる資料が展示されています。休館日があるので、公式サイトで確かめましょう。
芭蕉・清風歴史資料館から歩いて約8分。養泉寺は、天台宗の寺院です。「おくのほそ道」の旅で尾花沢に立ち寄った松尾芭蕉は、この寺にも何日か滞在したと伝えられています。静かな境内で、旅の俳人が過ごした時間に思いをはせてみましょう。参拝の際は、静かに、敬意をもって見学しましょう。
養泉寺から歩いて約10分。尾花沢の町なかで、昼食にしましょう。
昼食のあと、資料館のそばの車まで歩いて約4分、車でおよそ11分。徳良湖は、1919年に豪商・高宮常太郎の計画で、水田を開くためのため池として築かれ、1921年に完成しました。堤防を築く作業には、地区ごとの住民延べ3万人が加わったといわれ、そのときに歌われた土搗り唄が、花笠音頭の起源になったと伝えられています。冬には白鳥やカモが飛来し、2010年3月には、農林水産省の「ため池百選」に選ばれました。湖畔にはおよそ100本のソメイヨシノと、平成17年(2005)に植えられた大山桜30本があり、桜の時期にはライトアップも行われます。湖を一周する遊歩道が整備されているので、湖畔のこども広場のあたりから、のんびりと歩いてみましょう。
徳良湖からは車で12分ほどです。十分一番所跡は、銀山温泉の入り口にあたる史跡です。江戸時代、延沢方面へ向かう荷物には、ここで品物の価格の十分の一が税として課せられていたと伝えられています。今はさら地になっていますが、温泉街の歴史を物語る場所です。
十分一番所跡からは車で8分ほどです。白銀公園は、落差22メートルの白銀の滝を入り口とする、銀山川沿いの自然公園です。滝から続く遊歩道を歩くと、洗心峡や長蛇渓と呼ばれる渓流美や、かつて延沢銀山の坑道だった跡も見ることができ、ひとめぐりおよそ1時間の散策が楽しめます。この一帯はかつて延沢銀山として栄えた鉱山の里で、大正期には滝の水力を利用した発電も行われていたと伝えられています。足元が滑りやすいところもあるので、気をつけて歩きましょう。

延沢銀山遺跡の坑口から歩いて約2分。大正ロマンの旅館の町並みは、銀山川の両岸に、大正から昭和初期にかけて建てられた木造多層の旅館が軒を連ねる通りです。中でも、1925年ごろ建てられた本館が国の登録有形文化財に登録されている木造の旅館や、2006年に建築家・隈研吾の設計で改装された旅館など、意匠を凝らした建物が目を引きます。いずれも営業中の旅館なので、通りから外観をゆっくりと眺めましょう。
町並みから歩いて約4分。しろがね湯は、銀山温泉に今も残る共同浴場です。かつてはもう一軒「大湯」もありましたが、現在はこのしろがね湯だけが営業しています。地元の人や宿泊客が利用する、温泉街ならではのお湯にゆっくりとつかりましょう。夕暮れが近づくと、温泉街にはガス灯がひとつ、またひとつと灯りはじめます。入浴のあとは、明かりがともり始める通りを、そぞろ歩いてみましょう。 浴場ではほかの入浴客を撮らないようにしましょう。
しろがね湯からは徒歩2分ほどです。和楽足湯は、温泉街の入り口、銀山川のほとりにある足湯で、源泉をそのまま使っています。旅館の窓明かりや山並みを眺めながら、歩き疲れた足を休めましょう。この夜は、銀山温泉の宿に泊まりましょう。

山形県日帰り
山形県1泊2日
山形県日帰り
山形県日帰り