太宰府天満宮の初詣、学問の神様に新年を祈るプラン


西鉄太宰府駅から歩いておよそ9分、太宰府天満宮に着きます。平安時代の学者・政治家であった菅原道真公をお祀りする神社で、学問の神様として広く信仰を集めています。道真公は若くして学者の最高位である文章博士にまでのぼりつめ、朝廷の要職も務めましたが、藤原氏の策謀により、延喜元年(901)、太宰府へ左遷され、2年後にこの地で生涯を閉じました。境内には、道真公が京の自邸を去る際に「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と詠んだところ、その梅が主を慕って一夜にして太宰府まで飛んできたという「飛梅伝説」で知られる樹齢1000年を超えるご神木があり、毎年、境内のどの梅よりも早く花を咲かせます。今も学問成就を願う人々が絶えない神聖な場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。見学を終えたら、歩いておよそ10分、九州国立博物館へ向かいましょう。
太宰府天満宮の境内から、「虹のトンネル」と呼ばれる長いエスカレーターを抜けて歩くこと、およそ10分。九州国立博物館に着きます。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」ことをテーマに、2005年に開館した、東京・京都・奈良に続く4つ目の国立博物館です。海に囲まれ、大陸との交流の窓口として栄えてきた九州の歴史にちなみ、日本とアジア諸地域との文化交流の歴史を紹介する展示が充実しています。新年らしく、干支にちなんだ文化財が展示されることもあります。この後は、歩いておよそ12分、太宰府天満宮参道へ向かいましょう。

九州国立博物館から歩いておよそ12分、太宰府天満宮参道に着きます。天満宮の表参道におよそ200mにわたって土産物店や飲食店が軒を連ね、中でも名物の梅ヶ枝餅は、太宰府ならではの味として親しまれています。梅ヶ枝餅の由来には諸説ありますが、左遷され軟禁同然の暮らしを強いられていた道真公を気の毒に思った近所の老婆が、好物だった餅を梅の枝に刺して差し入れたという言い伝えが広く知られています。ここで、焼きたての梅ヶ枝餅などの昼食をとりましょう。静かに、敬意をもって過ごしましょう。この後は、バスでおよそ20分、観世音寺へ向かいましょう。
太宰府天満宮参道からバスでおよそ20分、観世音寺に着きます。天智天皇が、亡き母・斉明天皇の菩提を弔うために発願したと伝えられる古刹で、奈良時代には「府大寺」と呼ばれるほど大きな寺院として栄えました。現存する梵鐘は日本最古級のもので、国宝に指定されています。境内に隣接する戒壇院は、奈良・東大寺、栃木・下野薬師寺と並ぶ「天下三戒壇」の一つに数えられ、僧に戒律を授ける重要な場でした。静かに、敬意をもって拝観しましょう。この後は、歩いておよそ18分、太宰府政庁跡へ向かいましょう。
観世音寺から歩いておよそ18分、太宰府政庁跡に着きます。奈良時代から平安時代にかけて、九州全体を治める役所であるとともに、大陸や朝鮮半島との外交・防衛の拠点でもあった「遠の朝廷(とおのみかど)」の跡地です。今は広々とした史跡公園として整備され、礎石だけが往時の建物の規模を静かに物語っています。左遷された菅原道真が身を寄せたのは、この政庁跡の南にあった官舎「南館」(今の榎社)と伝えられています。バスでおよそ25分、竈門神社へ向かいましょう。
太宰府政庁跡からバスでおよそ25分、宝満山のふもとに鎮まる竈門神社に着きます。飛鳥時代、大宰府の鬼門にあたるこの地に、都の守護のため祀られたのが始まりと伝えられる古社です。ご祭神の玉依姫命が縁結びの神として知られることから、良縁を願う参拝者が訪れる神社としても親しまれています。四季折々の花や紅葉に彩られる境内は、新年の澄んだ空気の中で参拝するのにもふさわしい場所です。静かに、敬意をもってお参りください。太宰府めぐりを、ここで締めくくりましょう。見学を終えたら、バスでおよそ10分の西鉄太宰府駅から帰りましょう。

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