竈門神社と光明禅寺、太宰府の縁結びと史跡を巡るプラン


竈門神社は、古くから霊峰として信仰されてきた宝満山の麓に鎮座し、創建から1350年以上の歴史を持つとされる神社です。天智天皇3年(664)、白村江の戦いに敗れた朝廷が、大宰府の防衛のため水城を築いてこの地に都府楼を移した際、鬼門にあたる宝満山に八百万の神々を祀ったのが始まりと伝えられています。主祭神の玉依姫命は、魂(玉)と魂を引き寄せる(依)神様とされることから、古くから「縁結びの神様」として広く信仰され、男女の良縁だけでなく、家族や友人、仕事など、さまざまな良いご縁を結んでくれる神社として親しまれています。山麓の下宮と山頂の上宮、あわせてお参りする人も多い神聖な場所です。静かに、敬意をもってお参りしましょう。

竈門神社からは車で10分ほど移動します。太宰府天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真公をお祀りする神社で、今も多くの参拝者を集める太宰府の中心的な存在です。本殿では静かに、敬意をもってお参りしましょう。参拝のあとは、境内奥にひっそりと鎮座する天開稲荷社まで足を延ばしてみましょう。朱色の鳥居が連なる石段を上った先にあるこの稲荷社は、開運の神様として知られ、本殿とはまた違った静かな空気を感じられるスポットです。
太宰府天満宮の参道を通って光明禅寺へ向かう途中には、名物の梅ヶ枝餅などを扱う店が多く並んでいるので、ここで昼食をとりましょう。光明禅寺は、太宰府天満宮の参道近く、一の鳥居を右に曲がった先にひっそりと佇む禅寺で、文永10年(1273)、鉄牛円心によって開かれました。境内の美しい苔庭から「苔寺」とも呼ばれ、前庭は仏教の「光」の字を15個の石で表した「仏光石庭」、裏庭は青苔と白砂で大陸と大海を表現した枯山水庭園「一滴海庭」として知られています。この庭園は、昭和を代表する作庭家・重森三玲の手によるもので、九州では数少ないその作品として、平成26年(2014)には福岡県指定名勝となりました。静けさに包まれた禅寺です。静かに、敬意をもって拝観しましょう。
光明禅寺からは車で移動します。坂本八幡宮は、天平2年(730)、当時の大宰帥・大伴旅人の邸宅で開かれた「梅花の宴」ゆかりの神社です。集まった官人たちが梅の花を題材に和歌を詠み合い、その序文が、令和元年(2019)に定められた新元号「令和」の典拠となりました。坂本八幡宮の周辺は、この梅花の宴が催された大伴旅人の邸宅跡の有力な候補地の一つとされており、令和への改元を機に、多くの人が訪れる場所となりました。境内には「令和」の文字と梅花の宴の序文を刻んだ記念の石碑が建てられています。今も地域の氏神様として親しまれる、静かな神社です。静かに、敬意をもってお参りしましょう。

坂本八幡宮からは徒歩8分ほどです。大宰府政庁跡は、飛鳥時代から平安時代にかけて、九州全体を治め、外交・防衛の拠点でもあった役所・大宰府の中心施設があった場所です。「遠の朝廷(とおのみかど)」とも呼ばれ、都の朝廷に準じる格式を持っていました。現在は建物の礎石が復元され、史跡公園として整備されており、正殿・脇殿などの建物の配置を実際に歩いて確かめることができます。国の特別史跡に指定されています。

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