泉州の海と犬鳴山、堺の古墳と伝統産業をめぐる1泊2日


南海本線の淡輪駅に10時50分ごろ着いたら、歩いて約10分、松林の向こうに海が見えてきたら淡輪ときめきビーチに到着です。大阪府の南部、深日と淡輪の間に広がるこの海辺は、明治36年、大阪朝日新聞の記者・西村天囚がこの土地の魅力を紹介する記事を書いたことをきっかけに、南海電鉄が開発に乗り出したのが始まりと伝えられています。以来、大阪の人々に親しまれてきた海辺で、松林と青い海のコントラストが美しく、ふらりと散策するだけでも心が洗われるような場所です。天気の良い日には沖を行き交う船や、遠くの山並みまで見渡すことができます。海沿いの道をのんびり歩いたら、次はすぐ近くに広がる広大な公園、りんくう公園へと向かいましょう。
淡輪ときめきビーチから電車で約35分。淡輪の海辺から北へ足を延ばすと見えてくるのが、関西空港の対岸に広がるりんくう公園です。1996年に開園し、2006年には高架下の部分も整備が進んで、今の姿になりました。泉佐野市から田尻町にまたがる約20.4ヘクタールの敷地は、緑あふれる「シンボル緑地」と、大理石の玉石を敷き詰めた人工のビーチが目を引く「シーサイド緑地」の二つのエリアからなります。シーサイド緑地の「マーブルビーチ」からは、関西空港へ離着陸する飛行機や連絡橋、さらには明石海峡大橋や淡路島まで一望でき、大阪湾のスケールの大きさを実感できます。夕暮れどきに訪れれば、飛行機のシルエットと茜色の空が重なる、ここならではの景色にも出会えるでしょう。園内には食事ができる店もあるので、ここで昼食にしましょう。景色を楽しんだら、りんくうタウン駅から犬鳴山へ向かいましょう。

りんくう公園から歩いて約17分のりんくうタウン駅から電車で泉佐野駅へ(約3分)、バスに乗りかえて約30分、犬鳴山バス停に着きます。バスの本数は多くないため、運行日・時刻は公式の案内で確かめましょう。そこから参道を歩いて約20分、山深い犬鳴山に到着すると、その名の由来ともなった言い伝えが待っています。昔、ある猟師が大蛇に襲われそうになったとき、飼っていた愛犬が身を挺して吠え続け、主人の危機を知らせたと伝えられており、この義犬の物語が「犬鳴山」という名前の由来になったといわれています。正式には七宝瀧寺という寺院で、斉明天皇7年に修験道の開祖・役行者によって開かれたと伝わる、歴史ある修験道の霊場です。現在は真言宗犬鳴派の大本山として、また葛城修験の行場のひとつとして、今も多くの参拝者や修行者を迎えています。山中には四十八滝と呼ばれる滝群が連なり、清らかな水音を聞きながら歩く参道は、静けさに包まれています。修行の場でもあるので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。参道は山道で、滝のまわりは滑りやすいので、足元に気をつけて歩きましょう。続いては大阪府内で唯一の温泉郷とされる犬鳴山温泉へ向かいましょう。
犬鳴山からタクシーでおよそ10分、旅の最後は犬鳴山温泉の日帰り入浴です。大阪府内で唯一の温泉郷とされる犬鳴山温泉にある入浴施設で、豊かな緑に包まれた渓谷にわく、美人の湯として親しまれる温泉です。山歩きで火照った体を、静かな山あいでゆっくりと温めましょう。湯上がりには水を飲み、長く入りすぎないように気をつけましょう。ほかの入浴客を撮らないようにしましょう。この夜は、犬鳴山温泉の宿に泊まりましょう。

大阪府日帰り
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