五百羅漢、石見銀山の坑夫を弔う石仏群を訪ねるプラン


石見銀山世界遺産センターは、世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の玄関口となる施設です。ここに車を置いて、大森の町へ向かいましょう。展示室は展示の更新などで見られない期間があるので、訪れる前に公式の案内で確かめましょう。

石見銀山世界遺産センターからは歩いて24分ほどです。五百羅漢は、石見銀山で働き亡くなった人々を弔うために、元文年間(1736〜1741)ごろに発願された石仏群です。代官所の役人や住民たちの協力のもと、およそ25年の歳月をかけて明和3年(1766)に完成しました。羅漢像を安置する羅漢寺は、明和元年(1764)に建立されています。岩肌をくり抜いた3つの石窟のうち、中央には釈迦三尊像、左右の石窟にはそれぞれ250体、あわせて501体の石造りの羅漢像が安置されています。高さ42〜46cmほどのこれらの羅漢像は、温泉津町福光の石工・坪内平七ら石工たちの手によって彩色豊かに彫られ、古くから、この501体の中に亡き親や子の面影を見つけられると伝えられています。銀山で働いた人々の労苦をしのびながら、静かに手を合わせましょう。

城上神社からは歩いてすぐです。いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)は、世界遺産の構成資産である大森代官所跡に立つ資料館です。石見銀山に伝わる歴史資料や鉱山道具、鉱物標本などおよそ300点を展示しており、代官所や鉱山で働いた人々の暮らしを伝えています。休館日があるので、訪れる前に公式の案内で確かめましょう。
いも代官ミュージアムからは歩いてすぐです。勝源寺は、江戸幕府2代目の石見銀山奉行・竹村丹後守が大檀那となって建てたと伝えられる浄土宗の寺院です。京都・知恩院を本山とし、裏山の東照宮には徳川家康から12代家慶までの位牌が祀られています。本堂の拝観には事前の予約が必要とされていますが、境内は自由に参拝できます。銀山を治めた奉行たちの菩提寺として、静かに手を合わせましょう。
勝源寺からは歩いて1時間ほどです(この先は車で入れないエリアです)。龍源寺間歩は、江戸時代中頃に代官所が直営した坑道跡で、現在は石見銀山の間歩(坑道)の中で唯一、年間を通して公開されているといわれています。公開されている坑道はおよそ157m(新坑道とあわせて273m)あり、壁面に残るノミの跡や、排水のために垂直に100m掘られた竪坑などを見ることができます。銀を掘り出すために坑道を掘り進んだ人々の労苦をしのびながら歩きましょう。 坑道の中は足元や頭上に気をつけて歩きましょう。

龍源寺間歩からは歩いて12分ほどです(急な石段が続きます)。佐毘売山神社は、鉱山の守り神である金山彦命を祀る神社です。永享6年(1434)ごろ、室町幕府の命により、周防国(現在の山口県)の佐毘売山神社から分霊を迎えて建立されたと伝えられています。現在の社殿は文政2年(1819)に再建されたもので、全国でも最大規模の山神社とされています。地元では「山神(やまがみ)さん」の愛称で親しまれ、今も鉱山の安全を見守っています。急な石段に気をつけながら、静かに手を合わせましょう。

島根県日帰り
島根県日帰り
島根県日帰り
島根県1泊2日