浅草寺の参道と上野の森、上野・浅草満喫旅


この旅は電車と歩きでめぐります。JR上野駅に11時ごろ着いたら、公園口から歩いて約15分。旅の始まりは上野東照宮へ。1627年に創建された神社で、徳川家康公(東照大権現)を神様としてまつっています。東照宮は日光や久能山のほか全国に数多くあり、ここ上野東照宮は、出世や勝利、健康長寿を願う人がお参りする神社です。金色殿などの豪華な建物は、戦争や地震にも崩れずに残った江戸初期の貴重な建築として、国の重要文化財に指定されています。透塀の内側で社殿を間近に見られる拝観の時間は、公式の案内で確かめましょう。境内のぼたん苑では、例年1月〜2月ごろに冬ぼたん、4月〜5月ごろに春のぼたん祭りが開かれます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
東照宮から歩いて約4分、正門から入ります。1882年(明治15年)に開園した、日本で最初の動物園とされる動物園です。都心にありながら自然と景観を残す都市型の動物園で、約300種3,000点の動物を飼育しています。巨樹が茂る丘の東園には、ゴリラ・トラのすむ森、ゾウのすむ森、クマたちの丘、ホッキョクグマとアザラシの海などがあり、不忍池の北側の西園には、キリン、カバ、サイ、ハシビロコウ、アイアイなどアフリカの動物や、小獣館、両生爬虫類館、子ども動物園があります。1972年の初来園から長く親しまれてきたジャイアントパンダは、双子のシャオシャオとレイレイが2026年1月に中国へ返還されました。園内のフードショップで昼食にしましょう。休園日は公式の案内で確かめてから訪れましょう。
動物園の正門を出たら、歩いて約4分、大噴水のある広場のあたりまで、上野恩賜公園を歩きましょう。明治6年(1873年)の太政官布達で、芝・浅草・深川・飛鳥山とともに、日本で初めて公園に指定された場所の一つとされます。江戸時代には東叡山寛永寺の境内で、明治維新のあと国の土地になり、大正13年(1924年)に宮内省から東京市に下賜されたことから「恩賜」の名が付いています。約1,200本の桜があり、江戸時代から受け継がれてきた桜の名所としても知られています。

大噴水から北へ歩いて約4分、東京国立博物館へ。明治5年(1872年)、文部省博物局が湯島聖堂大成殿で開いた最初の博覧会をはじまりとする博物館で、明治15年(1882年)に上野公園に移りました。日本の美術を紹介する本館(日本ギャラリー)、アジアの美術を集めた東洋館(アジアギャラリー)、日本の考古と特別展の平成館、法隆寺献納宝物を収めた法隆寺宝物館などが並び、広い構内をめぐりながら見学できます。休館日は公式の案内で確かめてから訪れましょう。

博物館から歩いて約14分の上野駅から、東京メトロ銀座線で約5分の浅草駅へ。駅から歩いて約9分。浅草花やしきは、江戸時代末期の嘉永6年(1853年)に、造園師の森田六三郎が牡丹と菊細工を中心とした花園として開いたのが始まりで、日本最古の遊園地とされています。明治5年ごろから遊具が置かれるようになり、震災や戦争による閉園の時代を経て、昭和24年(1949年)に遊園地として再建されました。昭和28年(1953年)に営業を始めたローラーコースターは、日本に現存する最古のコースターとされています。レトロな雰囲気の中で1日目を締めくくり、今夜は浅草の近くに泊まります。

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