二川宿と吉田城跡、東海道の宿場と城下町・豊橋を歩く日帰りプラン

この旅は電車と市電、歩きでめぐります。JR豊橋駅から東海道線で約6分の二川駅で降り、旧東海道を東へ歩いて約15分。二川宿は江戸の日本橋から33番目の宿場で、江戸時代の町割りがほぼそのまま残ります。資料館の隣には、江戸時代の後半から明治のはじめまで本陣を務めた馬場家の建物が残り、大名が休んだ「上段の間」や、復元された書院棟を見学できます。東隣の旅籠屋「清明屋」は1817年に建てられた建物で、大名行列が泊まるときには、家老など身分の高い武士の宿にもなりました。資料館には、浮世絵刷りや双六で江戸時代の旅を知る体験のコーナーもあります。宿場の通りには今も人が暮らしているので、静かに歩きましょう。休館日は公式の案内で確かめましょう。
本陣資料館から旧東海道を東へ歩いて約5分。江戸時代に二川宿で米や穀物の商いと質屋を営んだ田村家の店と住まいで、主屋や離れ座敷、茶室、いくつもの土蔵など8棟が残ります。平成27年から公開され、本陣・旅籠屋・商家の3つがそろって見られる宿場は、日本でここだけとされます。
駒屋から二川駅まで歩き、東海道線で豊橋駅へ戻って、あわせて約27分。駅のまわりには食事のできる店が集まっているので、ここで昼食にしましょう。豊橋のうどん屋は麺を自分の店で打つことで知られ、ご当地の「豊橋カレーうどん」は、器の底にひと工夫があるのが特徴です。

駅前から市電に乗って約10分の豊橋公園前で降り、歩いて約3分(あわせて約13分)。豊橋公園は吉田城の跡で、城は1505年に築かれた今橋城が始まりです。1564年に徳川家康が城を攻め取って酒井忠次を城主とし、のちに池田輝政が大きな城に造り替えました。豊川のほとりの鉄櫓は昭和29年に建て直されたもので、その下の輝政のころの石垣は、当時の新しい技術で積まれたといわれます。石垣には、工事を受け持った大名や家臣の印といわれる刻印が、60個近く見つかっています。鉄櫓の中の公開の時間と休みの日は、公式の案内で確かめましょう。
鉄櫓から公園の中を歩いて約3分。昭和54年に開館した、豊橋公園の中にある美術と歴史の博物館です。絵画などの美術品のほか、歴史、陶磁器、考古、民俗の資料を集めていて、1階と2階には、その所蔵品を紹介する展示室があります。休館日は公式の案内で確かめましょう。
美術博物館から歩いて約3分。社伝では、平安時代の940年、平将門の乱がしずまったときに、朝廷がこの地を伊勢神宮の領地として納め、土地の繁栄を祈ったのが始まりとされます。本殿や拝殿、神楽殿などは国の登録有形文化財です。赤鬼と天狗がかけ合う神事で知られる「鬼祭」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。

神明社から西へ歩いて約3分。昭和6年に建てられたロマネスク様式の建物で、屋上の半球のドームと、翼を広げた鷲の像が目印です。国の登録有形文化財で、今も講演会や式典などに使われています。外から建物の姿を眺めましょう。
公会堂から西へ歩いて約5分。吉田は東海道の34番目の宿場で、吉田城の城下町としてもにぎわいました。戦災などで当時の面影はほとんど失われましたが、札木の通りに本陣の跡が示されています。朝に見た二川宿の本陣と比べながら歩きましょう。帰りは、近くの札木から市電に乗って、豊橋駅へ戻りましょう。

愛知県・犬山日帰り
愛知県1泊2日
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