厳島神社、海に浮かぶ朱塗りの大鳥居を望む定番日帰りプラン


この旅は船とロープウエー、歩きでめぐります。JR宮島口駅の近くの桟橋からフェリーで約10分、宮島桟橋から海沿いを歩いて約12分。島のシカは野生の動物なので、近づきすぎず、食べ物を与えないようにしましょう。宮島は昔から島そのものが神としてあがめられ、陸地に建てるのは畏れ多いとして、社殿は潮の満ち引きする浜に建てられたといわれます。寝殿造の社殿をつなぐ廻廊は、東西あわせて約260m。床板は釘を使わずに敷かれ、板と板のすき間が、潮が高いときに押し寄せる波の力をやわらげます。神社の祭りは、摂社の中でいちばん大きい客神社から始まります。潮が引くと、廻廊の東側の海の中に、厳島八景の一つ「鏡の池」が丸く現れます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
神社の出口から歩いて約3分。厳島神社には、国宝や重要文化財が約260点伝わり、ここではその一部を展示しています。平家一門が納めた「平家納経」をはじめ、刀剣や鎧兜のほか、今も神社に伝わる能や舞楽の装束と面も見られます。
宝物館から神社の前を通って、丘の上へ歩いて約8分。豊臣秀吉が建て始めた大きな経堂で、857畳の畳を敷けるほどの広さがあります。軒の瓦には金箔が押されていて、完成していれば、桃山時代らしい豪華な建物になっていたと考えられています。中には大鳥居を建て直す工事で使われた長いものさし「尺杖」が置かれ、天井には多くの絵馬が掲げられています。今は秀吉と加藤清正をまつる神社です。隣の五重塔は、修理の工事で見られないことがあるので、公式の案内で確かめましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
千畳閣から石段を下りて約5分。厳島神社へ続く参道に、80以上の店が並ぶ商店街です。牡蠣やアナゴの料理を出す店も多いので、ここで昼食にしましょう。宮島は杓子が生まれた地ともいわれ、通りには杓子や宮島彫りなどの土産物、もみじまんじゅうの店も並びます。
商店街から山の方へ歩いて約20分。弥山のふもとの谷に、イロハカエデ約560本、オオモミジ約100本などのもみじが茂る公園です。春から夏にかけて葉にためた養分が、霜の降りる秋にアントシアニンという色素に変わり、その量で紅葉の色の良し悪しが決まるといわれます。昭和20年の台風で山崩れが起きたあと、谷川は、石はほかの土地から運ばず、ここにある石を使い、庭師の手で仕上げるという方針で、庭園のような姿に整えられました。
紅葉谷公園の奥の紅葉谷駅から、ロープウエーを乗り継いで約14分の獅子岩駅へ。そこから山道を歩いて約25分(あわせて約45分)。弥山本堂は、806年に弘法大師が開いたと伝わるお堂で、平宗盛が納めた平安時代の梵鐘は、国の重要文化財です。裏手の求聞持堂は、弘法大師が百日の修行をした場所とされ、真言密教の日本三大道場の一つといわれます。近くの三鬼堂は、日本でただ一つの鬼の神様をまつるお堂とされ、額は伊藤博文の筆によるものです。ロープウエーに乗るときは、係の人の案内に従いましょう。混み合う日は乗車の予約が要ることがあるので、公式の案内で確かめましょう。山道は石段や岩場が多いので、歩きやすい靴で、足元に気をつけましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。

本堂から山頂へ、石段を上って約10分。平成25年に完成した展望台で、屋上のまわりには宮島の雰囲気に合うようにスギが使われています。屋上からは360度の眺めが広がり、天気のよい日には四国の山々まで見えるとされます。下りのロープウエーの最終便の時刻を、公式の案内で確かめておきましょう。
展望台から獅子岩駅へ歩いて戻り、ロープウエーで紅葉谷駅へ下りて、神社の前の浜へ(あわせて約64分)。大鳥居は社殿から約160m沖に立ち、高さは約16.6m、重さは約60tで、木造の鳥居としては日本最大とされます。明治8年に建てられた、9代目にあたるとされる鳥居です。上の笠木と島木は箱の形で、中に約4tの小石を詰めて重しにし、根元は海の底に置かれているだけで、柱の下に打ち込んだ松の杭が、重い鳥居を安定させています。額の文字は、沖側と社殿側で違います。浜では、潮の満ち引きに気をつけましょう。帰りは、宮島桟橋まで歩いて約12分、フェリーで宮島口へ戻りましょう。

広島県・尾道3泊4日
広島県・東広島・竹原日帰り
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