空の展望台と下町情緒。天王寺・あべのぶらり旅

この旅は電車と路面電車、歩きでめぐります。JRや地下鉄の天王寺駅に10:35ごろ着いたら、歩いておよそ9分。大正4年(1915年)に開かれた動物園で、約11haの園内に約170種1000点の動物が暮らしています。動物のすみかの景色をできるだけ再現する「生態的展示」に力を入れていて、爬虫類生態館「アイファー」、ペンギンやアシカが泳ぐ海辺の景色、さまざまな環境の鳥たちを見られる「鳥のセカイ」などをめぐれます。サルのなかまのドリルは、日本ではここでしか見られないとされます。動物には食べ物を与えず、大きな音を立てないようにしましょう。休園日は公式の案内で確かめましょう。
動物園の北側から歩いて約6分。通天閣のそびえる下町で、南北約130mの「ジャンジャン横丁」には、串カツやどて焼きの店、囲碁や将棋のクラブなど約50軒が軒を連ねます。串カツなど大阪らしい味の店が多いので、ここで昼食にしましょう。

美術館から北へ歩いて約5分。1185年に、天台座主の慈円が草庵を結んだのが始まりといわれ、法然もここで夕日を拝む修行を行ったと伝えられます。全国から納められた遺骨でつくる阿弥陀仏「お骨佛」がまつられ、大阪の人々に親しまれてきました。境内の墓地には、酒をやめたい人が願をかけるという本多忠朝の墓もあります。遺骨を納めた多くの方々をしのぶお寺でもあります。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。

一心寺から坂を上って約6分。少彦名神と菅原道真をまつる神社です。901年、大宰府へ向かう途中の道真がここで休んだという言い伝えがあり、そのとき村人がおこしを差し上げたお礼にもらった「梅鉢」の紋が、大阪名物の粟おこしの印になったといわれます。四天王寺の僧がここで夏の修行「夏安居」をしたことから、「安居」の名になったといわれます。境内には、天王寺七名水の一つ「かんしづめの井」があります。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
安居神社から天王寺七坂の一つ、天神坂を上って約3分。上町台地の崖の上に建つ寺で、京都の清水寺の舞台をまねてつくった舞台からは、大阪の町を見渡せます。境内の南の崖には、寛政8年(1796年)につくられた「玉出の滝」があり、大阪でただ一つの滝として知られます。今も滝に打たれる人の姿が見られます。滝に打たれている人を写さないようにしましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
清水寺から北へ、清水坂と愛染坂のあたりを歩いて約7分。593年に、四天王寺の病人に薬を施す「施薬院」として開かれたと伝わる寺で、聖徳太子が勝鬘経を講じたことから「勝鬘院」と呼ばれるようになったといわれます。本尊の愛染明王から「愛染さん」とも親しまれ、夏の愛染祭は大阪の三大夏祭りの一つとされます。豊臣秀吉が建て直した多宝塔は重要文化財で、市内でもっとも古い建造物とされます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
愛染堂から愛染坂を上って約3分。境内には「夕陽岡」の碑があり、このあたりから見る夕焼けは今も美しいといわれます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
大江神社から北へ歩いて約5分。真言坂、源聖寺坂、口縄坂、愛染坂、清水坂、天神坂、逢坂の「天王寺七坂」の一つで、静かな石畳の坂です。名前は、坂の下から見た道の起伏が蛇(くちなわ)に似ているからとも、大坂城を築くときに縄打ちを始めた地だからともいわれます。坂の上には、作家・織田作之助の小説『木の都』の一節を刻んだ碑があります。この日は、天王寺のあたりの宿に泊まりましょう。

大阪府日帰り
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