湯畑の湯けむりと雪見の露天風呂。冬の草津でゆったり湯めぐり


この旅は歩きと路線バスでめぐります。草津温泉バスターミナルに11時ごろ着いたら、歩いておよそ5分です。湯畑は、毎分およそ4,000リットルもの高温の湯が湧き出す、草津のシンボルです。冬場は気温が下がる分、立ちのぼる湯けむりがいっそう濃く見え、雪化粧した湯畑はひときわ幻想的な表情を見せてくれます。湯畑に架けられた7本の木樋は、高温の源泉を冷ましながら湯の花を採る、江戸時代から伝わる知恵の結晶で、現在の湯畑の姿は昭和50年(1975)、芸術家・岡本太郎がデザインと監修を手がけて整えられたものです。夜にはライトアップも行われ、雪との組み合わせはまた格別の美しさです。この冬ならではの湯けむりを、じっくりと眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ1分の白旗の湯へ向かいましょう。
湯畑からは歩いておよそ1分です。白旗の湯は、湯畑のすぐそばに湧く、草津でも指折りの古い源泉の一つとされます。鎌倉幕府を開いた源頼朝がこの地を訪れた際に見つけたという言い伝えがあり、源氏の旗にちなんで名づけられたとされています。今も白く濁った湯が湧き出す様子を間近に眺めることができ、地元の人々にも長く親しまれてきた共同浴場です。草津の温泉文化を支えてきた、昔ながらの源泉の風景を眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ2分の光泉寺へ向かいましょう。

白旗の湯からは歩いておよそ2分です。光泉寺は、湯畑を見下ろす高台に立つ寺です。養老5年(721)、高僧・行基が温泉で人々の病を癒やそうと薬師堂を建てたのが始まりと伝えられ、正治2年(1200)には、この地を治めていた湯本氏によって、温泉の守り神・白根明神の別当寺として再建されました。雪に包まれた境内から見下ろす湯畑は、湯けむりの白さと雪の白さが重なり合う、冬ならではの静かな眺めです。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ11分の草津熱帯圏へ向かいましょう。
光泉寺からは歩いておよそ11分です。到着したら、まずこのあたりで昼食をとりましょう。草津熱帯圏は、高さ15mの大きなドームの中に、カピバラやワニ、ナマケモノ、エリマキキツネザルなど、およそ250種1,000頭もの熱帯の動物や植物を集めた施設です。爬虫類の飼育展示数は国内でも有数とされ、ワニやヘビの姿を間近に観察することができます。動物たちに餌をあげられるコーナーもあり、子どもから大人まで楽しめます。餌は決められた場所で、決められたものだけをあげましょう。雪の降る屋外とは対照的な、常夏のジャングルのような雰囲気を味わってみましょう。続いては、歩いておよそ11分の御座之湯へ向かいましょう。
草津熱帯圏からは歩いておよそ11分です。御座之湯は、湯畑のすぐそばに、江戸・明治時代の共同湯を再現してつくられた日帰り温泉施設です。館内には「木之湯」と「石之湯」という趣の異なる2つの浴室があり、男女入れ替え制で、湯畑源泉と万代源泉という異なる源泉の湯を楽しむことができます。2階には、湯畑を見渡せるおよそ45畳の広間もあり、浴衣を借りて温泉街をそぞろ歩くこともできます。浴場ではほかの入浴客を撮らず、施設の決まりに従いましょう。草津の湯は熱めなので、長湯を避けて、こまめに水分をとりましょう。草津の歴史ある湯屋のたたずまいを、じっくり味わってみましょう。続いては、歩いておよそ6分の草津片岡鶴太郎美術館へ向かいましょう。
御座之湯からは歩いておよそ6分です。草津片岡鶴太郎美術館は、西の河原公園の入口に立つ美術館です。俳優・画家として活躍する片岡鶴太郎の、墨彩画や油絵、陶器などおよそ550点の作品の中から、季節にあわせて120点ほどを展示しています。平成10年(1998)に開館しました。多彩な表現で描かれた作品の数々を眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ6分の熱乃湯へ向かいましょう。
片岡鶴太郎美術館からは歩いておよそ6分です。草津温泉のシンボル・湯畑のほど近くに立つ熱乃湯では、草津温泉名物「湯もみと踊りショー」が1日に何度か上演されています。この旅では、午後の回に合わせて入ります。ショーの時刻は、公式の案内で確かめましょう。草津の源泉は50度近い高温のため、江戸時代、長さおよそ180センチの板で湯をかき混ぜて冷ます「湯もみ」の技法が生み出されました。「チョイナ、チョイナ」のかけ声で知られる草津節などの湯もみ唄にあわせて実演されるこのショーは、昭和35年(1960)に始まって以来、草津温泉を代表する名物として親しまれています。建物は平成27年(2015)、大正ロマンを思わせる姿へと生まれ変わりました。息の合ったかけ声とともに湯気を巻き上げる湯もみの迫力を、間近で眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ10分の西の河原公園・露天風呂へ向かいましょう。
熱乃湯からは歩いておよそ10分です。西の河原公園は、草津温泉街の西端にあることからこの名がついたとされ、強い酸性の湯によって草木が育たない独特の景観から、かつては「賽の河原」とも呼ばれ、恐れられていたのだそうです。園内には男女合わせておよそ500平方メートルという、日本でも有数の広さを誇る露天風呂があり、雪の積もる冬は、真っ白な雪景色の中で湯に浸かる「雪見の露天風呂」が楽しめる特別な季節でもあります。浴場ではほかの入浴客を撮らず、施設の決まりに従いましょう。草津の湯は熱めなので、長湯を避けて、こまめに水分をとりましょう。周囲の温泉が川となって流れ、湯気の立ちのぼる幻想的な光景の中、この時期ならではの湯浴みをゆっくり楽しみましょう。今夜はこの近くの宿に泊まりましょう。

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