井の頭公園とジブリ美術館、国分寺の湧き水もたどる日帰りプラン


JR中央線の国分寺駅で降り、南口から歩いておよそ4分、殿ヶ谷戸庭園からこの日を始めます。武蔵野の段丘の崖と、その下に刻まれた谷の地形をそのまま庭に取り込んだ回遊式林泉庭園です。大正2年から4年(1913〜1915)にかけて江口定條の別荘として整えられ、昭和4年(1929)に岩崎家の別邸となりました。のちに都が買い取り、昭和54年(1979)に庭園として開かれ、平成23年(2011)には国の名勝に指定されています。崖下の池に注ぐ湧き水は、古くは「次郎弁天の清水」と呼ばれた名水です。開園は9:00〜17:00(入園は16:30まで)で、休みは12月29日から1月1日までです。この後は、歩いておよそ17分、お鷹の道・真姿の池湧水群へ向かいましょう。

殿ヶ谷戸庭園から歩いておよそ17分、国分寺崖線の下を流れる小川沿いの小道「お鷹の道」に着きます。江戸時代、このあたりの村々が尾張徳川家の鷹狩りの場に指定されていたことにちなむ名で、崖下からわき出た水を集める流れに沿って、およそ350mの遊歩道が続きます。真姿の池をはじめとする崖下の湧水群は、昭和60年(1985)に「名水百選」の一つに選ばれました。池の名は、病に苦しんだ玉造小町が国分寺の薬師如来にお参りし、この池の水で身を清めると病が癒えたという言い伝えに由来すると伝わります。池には弁財天がまつられています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ3分、おたかの道湧水園へ向かいましょう。
真姿の池から歩いておよそ3分、おたかの道湧水園に着きます。お鷹の道の北側にある国分寺市の歴史公園で、入口には、弘化5年(1848)に建てられた旧国分寺村の名主の家の長屋門が残っています。園内は国分寺崖線にかかり、崖線一帯には湧き水の源など豊かな自然が残っています。園内の武蔵国分寺跡資料館では、史跡から出た出土品や、発掘調査で分かってきたことを紹介しています。武蔵国分寺の七重塔を10分の1の大きさで復元した模型も置かれています。開園は9:00〜17:00(入園は16:45まで)で、月曜日(祝日・振替休日のときは直後の平日)と年末年始は休みです。この後は、歩いておよそ4分、武蔵国分寺跡へ向かいましょう。
武蔵国分寺跡から歩いておよそ19分、JR西国分寺駅に着きます。駅のあたりで昼食にしましょう。この後は、JR中央線の上りでおよそ17分の三鷹駅へ向かい、南口から歩いておよそ20分、三鷹の森ジブリ美術館へ向かいましょう。

西国分寺駅からJR中央線でおよそ17分の三鷹駅で降り、南口から玉川上水沿いの「風の散歩道」を歩いておよそ20分で、三鷹の森ジブリ美術館に着きます。スタジオジブリの作品を中心にアニメーションを幅広く紹介する美術館で、平成13年(2001)10月に開館しました。建物は、それ自体を1本の映画のようにつくるという考えのもと、宮﨑駿監督がデザインしました。館内では、ここでしか見られないオリジナルの映像作品も上映されています。入場は日時を指定する予約制で、指定した時刻から1時間以内に入る決まりです。この日は13時の回に合わせておくと、ゆとりをもって入れます。火曜日のほかにも休館日があるので、公式の開館カレンダーで確かめましょう。この後は、歩いておよそ10分、井の頭弁財天へ向かいましょう。

三鷹の森ジブリ美術館から歩いておよそ10分、井の頭池の中の島にまつられる井の頭弁財天に着きます。縁起では、平安時代の天慶年間(938〜946)に源経基が建てたと伝わり、今の社殿は昭和2年(1927)に建て直されたものです。江戸時代には、神田上水の水源を守る水の神、また音楽や芸能の神として江戸の町の人々に信仰され、まわりの石橋や水盤には、奉納した江戸の商人の名が刻まれています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ5分、井の頭恩賜公園の七井橋へ向かいましょう。
井の頭弁財天から歩いておよそ5分、井の頭池の中ほどに架かる七井橋に着きます。井の頭恩賜公園は大正6年(1917)に開かれた都立公園で、かつて湧き口がいくつもあったことから「七井の池」とも呼ばれた井の頭池を中心に、雑木林の御殿山や西園が広がります。池は神田川の源流で、江戸時代には「神田上水」の水源として江戸の町に水を送っていました。池の西の端には、徳川家康がこの池の水で茶をたてたことから名が付いたとされる「お茶の水」もあります。橋の上から池を眺め、国分寺の崖下の湧き水から始まった1日を締めくくりましょう。見終えたら、吉祥寺駅まで歩いておよそ9分です。そこから帰りましょう。

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