千光寺と尾道本通り商店街、坂の町・尾道を歩く定番プラン

千光寺は、大同元年(806)、弘法大師空海の開基と伝えられ、尾道港を見下ろす大宝山の中腹、標高140mの地に位置する古刹です。境内の中央にそびえる巨岩「玉の岩」は、かつてその頂に如意宝珠があり、夜ごと海上を照らしていたという伝説にちなんで、このあたりが古くは「玉の浦」と呼ばれていたと伝えられています。貞享3年(1686)に建てられた本堂は、この地方では珍しい舞台造りで、堂内の須弥壇はさらに古い室町時代のものと伝えられています。境内やロープウェー山頂の展望台からは、尾道水道と向島をはじめとする瀬戸内の島々を一望でき、尾道を象徴する眺めとして親しまれています。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ5分の天寧寺三重塔へ向かいましょう。
千光寺からは、本堂下の石段を下って歩いておよそ5分です。天寧寺三重塔は、尾道を代表する写真スポットの一つとして知られる三重塔です。もとは至徳3年(1386)に建てられた五重塔でしたが、江戸時代に老朽化した上の2層が取り払われ、現在の三重塔の姿になったと伝えられています。坂の町・尾道ならではの、瓦屋根が幾重にも重なる街並みを背景に立つ塔の姿は、尾道らしい風景として多くの人に親しまれています。天寧寺の境内の一部でもあるので、静かに見学しましょう。続いては、歩いておよそ5分の艮神社へ向かいましょう。
天寧寺三重塔からは、「猫の細道」と呼ばれる細い坂道を歩いておよそ5分です。この小径には、尾道出身の画家が丸い石に猫の絵を描いた「福石猫」が随所に置かれ、道沿いの古民家を改修した店をのぞきながら歩くのも楽しみの一つです。細道の先にある艮神社は、大同元年(806)の創建と伝えられ、尾道で最初にできた神社ともいわれています。境内には、樹齢およそ900年で広島県の天然記念物に指定されているクスノキが4株そびえ、大きく枝を広げています。坂の町の細道をゆっくりとたどりながら、静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ8分の持光寺へ向かいましょう。
艮神社からは歩いておよそ8分です。持光寺は、寺宝の「絹本着色普賢延命菩薩画像」が国宝に指定されている古刹です。正面に構える大きな石の門は花崗岩造りで、全国的にも珍しいつくりとして知られています。粘土を握って仏の形をつくる「にぎり仏」の体験もでき、参拝とあわせて手を動かしてみるのもおすすめです。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ4分の光明寺へ向かいましょう。
持光寺からは歩いておよそ4分です。光明寺は、木造千手観音立像(浪分観音)が国の重要文化財に指定されている古刹です。境内には、江戸時代から続く大相撲で第12代横綱をつとめた陣幕久五郎夫妻の墓や顕彰碑もあり、力士ゆかりの寺としても知られています。樹齢およそ400年と伝えられる尾道市天然記念物「蟠龍の松」や、樹齢およそ500年のシンパクなど、長い年月を経た木々も見どころです。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ9分の尾道本通り商店街へ向かいましょう。
光明寺からは歩いておよそ9分です。到着したら、このあたりで昼食をとりましょう。尾道本通り商店街は、江戸時代から港町として栄えた尾道の歴史とともに発展してきた商店街で、芙美子通り、土堂中通り、本町センター街、絵のまち通り、尾道通りの5つの通りからなり、全長はおよそ1.2kmにおよびます。近年は「猫の町」としても知られる尾道らしく、商店街のあちこちに猫をモチーフにした雑貨や土産物を扱う店も見られます。レトロな雰囲気漂うカフェや雑貨店をのぞきながら、坂の町・尾道ならではの散策を味わってみましょう。続いては、歩いておよそ9分の尾道商業会議所記念館へ向かいましょう。
尾道本通り商店街からは歩いておよそ9分です。尾道商業会議所記念館は、大正時代に建てられた、現存する商業会議所建築としては日本最古の鉄筋コンクリート造と伝えられる建物です。2階から3階にかけて吹き抜けとなった議場は、階段状の座席が今も残り、直線的なデザインが際立つ、大正モダニズムを代表する建築です。館内では、尾道の商業の歴史にまつわる資料を見ることができます。レトロな建物が点在する尾道らしい、大正時代の面影を感じてみましょう。続いては、歩いておよそ14分の西國寺へ向かいましょう。
尾道商業会議所記念館からは歩いておよそ14分です。西國寺は、天平年間(729〜749)、行基菩薩の開基と伝えられる、真言宗醍醐派の大本山です。参道の仁王門は広島県の重要文化財に指定されており、門の両脇には、健脚を願って奉納されたという、2mを超える大きな草鞋が掛けられています。石段を上った先の金堂は国の重要文化財に指定されており、足利6代将軍・義教が寄進したと伝えられる三重塔とあわせて、室町時代の趣を今に伝えています。108段の石段を上り下りしながら、尾道でも大きな寺として知られる風格を味わってみましょう。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ10分の浄土寺へ向かいましょう。

西國寺からは歩いておよそ10分です。浄土寺は、本堂と多宝塔が国宝に指定され、山門と阿弥陀堂も国の重要文化財に指定されている、尾道を代表する名刹です。本堂の内陣には、建武3年(1336)に足利尊氏が参籠したと伝わる「尊氏の参籠の間」が残されています。国の名勝に指定された庭園もあわせて拝観することができ、国宝の建物と庭園が織りなす景観を、静かに味わうことができます。静かに、敬意をもってお参りください。千光寺から浄土寺まで、坂の町・尾道をたっぷり歩いた1日も、ここで締めくくりです。帰りは、尾道駅までバスでおよそ10分です。海沿いの海岸通りを眺めながら、駅へ向かいましょう。

広島県・尾道3泊4日
広島県・東広島・竹原日帰り
広島県・東広島・竹原日帰り
広島県・東広島・竹原日帰り
