雪の山寺と、ガス灯がともる銀山温泉の夜


山形駅からJR仙山線でおよそ20分。山寺駅に11時ごろ着いたら、歩いて5分ほどの立石寺(山寺)から旅を始めます。正式には宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)、比叡山延暦寺の高僧・慈覚大師円仁によって開かれたと伝えられる天台宗の古刹です。断崖に張り付くように堂宇が立ち並ぶ姿が見どころで、江戸時代には俳人・松尾芭蕉もこの地を訪れ、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を残しました。奥之院を目指す参道にはおよそ1,000段の石段が続きます。冬は石段が凍結していることがありますので、滑りにくい靴で、足元に十分気をつけながら進みましょう。山門より上にはトイレがありませんので、上る前に済ませておきましょう。雪化粧をした奥之院や五大堂からの眺めは、この季節ならではの静けさに満ちています。今も修行と祈りが続くお寺ですので、境内や奥之院では静かに、敬意をもってお参りしましょう。参拝を終えたら、歩いておよそ5分、ふもとの門前で昼食にしましょう。
立石寺から歩いておよそ5分、石段を下りてふもとへ。山寺駅のあたりで昼食にしましょう。今も人が暮らしている門前町なので、静かに歩きましょう。見学を終えたら、歩いておよそ5分、山寺芭蕉記念館へ向かいましょう。
昼食のあと、歩いておよそ5分の山寺芭蕉記念館へ。松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅でこの地を訪れたことにちなみ、平成元年(1989)、山形市制100周年と芭蕉来訪300年を記念して開館した資料館です。芭蕉の真筆や、「おくのほそ道」にまつわる資料などが展示されており、企画展も開かれています。休館日があるため、訪れる前に公式サイトで確かめておきましょう。見学を終えたら、山寺駅からJR仙山線で山形駅へ戻り、山形新幹線で大石田駅へ。駅から路線バスに乗りかえて、銀山温泉へ向かいましょう(あわせて約2時間)。乗りかえの待ち時間で、もっとかかることがあります。

大石田駅から路線バスで約40分。冬は温泉街の近くの駐車場が閉まり、日帰りの人は離れた駐車場からシャトルバスで向かう形になるので、電車とバスで向かうのが安心です。バスの時刻は公式の案内で確かめましょう。江戸時代初期に栄えた「延沢銀山」の名にちなんで名付けられた温泉地です。鉱山として栄えたこの地は、閉山後に温泉地として生まれ変わり、大正から昭和初期にかけて建てられた木造多層の旅館が、銀山川の両岸に軒を連ねる独特の景観を今に伝えています。雪に包まれた温泉街を、両岸の旅館を眺めながらゆっくり歩いてみましょう。日が暮れるとガス灯がひとつ、またひとつと灯りはじめ、雪化粧をした温泉街はいっそう幻想的な表情を見せてくれます。今夜はこの温泉街の宿に泊まります。

山形県1泊2日
山形県日帰り
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