鬼岳と福江城跡、五島の火山地形と城下町を巡る1泊2日


この旅は車でめぐります。福江港や五島つばき空港に11時ごろ着いたら、近くでレンタカーを借りて、車で約15分。標高315mの鬼岳は福江島のシンボルで、山を覆う草原は、春は一面の緑、秋は黄金色と季節ごとに色を変え、「未来に残したい草原の里100選」にも選ばれています。晩夏にはコオニユリ、秋にはリンドウなどの花も咲きます。火口の縁を歩いて、草原の広がりを感じましょう。麓では、噴火で積もった、バームクーヘンのような地層も見られます。東屋は傷みのため使えなくなっているので、近づかないようにしましょう。斜面では足元に気をつけましょう。
鬼岳から車で約15分、南の海岸へ。ビジターセンターは、西海国立公園と五島列島(下五島エリア)ジオパークの拠点施設で、下五島の景観や地質、動植物を、映像やジオラマ、パネルで紹介しています。すぐ前の鐙瀬溶岩海岸は、約5万年前に鬼岳のあたりの火山から流れ出た溶岩でできた大地が、海面の上昇で今の姿になったもので、黒くごつごつした岩の海岸が東西に約7km続きます。約700mの遊歩道からは、沖の赤島・黄島・黒島なども見えます。展望台は利用が止められていることがあるので、現地の案内に従いましょう。岩の上は滑りやすいので、足元に気をつけましょう。
鐙瀬から車で約20分、福江の町へ。長崎や博多などと船で結ばれる、五島の海の玄関口です。このあとは車をここに停めたまま、城跡や資料館を歩いてめぐります。中には飲食店や土産店、観光案内所があり、2階の展望所からは鬼岳も見えます。ここで昼食にしましょう。

ターミナルから歩いて約10分。五島家の第30代・盛成公が、外国の船の来航に備えて築き、1863年に完成した城で、そのわずか9年後に解体されたことから、日本で最後の海城として知られています。築かれた当時は三方を海に囲まれ、城の中には砲台も置かれていました。今は周りが埋め立てられていますが、石垣や石橋、裏門の蹴出門が残ります。本丸の跡には今も高校があり、生徒が城門をくぐって通っています。学校の敷地には入らず、外から見学しましょう。
城跡から歩いて約5分。福江城の跡に立つ、天守閣を模した資料館で、1階から3階に、古代の暮らしや遣唐使と倭寇、キリシタンの信仰、五島藩の成り立ち、民俗行事など、五島の歴史と文化が時代を追って並びます。曲面スクリーンのシアターでは、五島のキリシタンの歴史と教会の映像を見られます。
資料館から福江港ターミナルの駐車場へ歩いて約10分で戻り、車で約10分(あわせて約20分)。五島家が代々祈りをささげた寺で、遣唐使として唐に渡った空海が、帰りに立ち寄ったという寺伝が残ります。今の本堂は1778年に第28代の盛運公が再建したもので、五島で最も古い木造建築とされます。本堂の天井には、狩野派の絵師が描いたと伝えられる121枚の花鳥画が、色鮮やかに並びます。休みの日があるので、公式の案内で確かめましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この夜は、福江の町の宿に泊まりましょう。

長崎県・五島列島日帰り
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長崎県1泊2日
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