稲佐山の眺めと出島、鎖国時代の長崎をたどる1泊2日

この旅は路面電車・バスと歩きでめぐります。JR長崎駅に11時ごろ着いたら、長崎駅前から路面電車で約4分の「めがね橋」電停から歩いて約4分、中島川のほとりに架かる眼鏡橋から、長崎の旅が始まります。寛永11年(1634)、興福寺の2代目住職・黙子如定(もくすにょじょう)によって架けられたと伝わる、日本最古のアーチ式石橋とされます。川面に映る2つのアーチが眼鏡のように見えることから、この名で親しまれています。昭和57年(1982)の長崎大水害で一部が流失しましたが、翌年には元の姿に復旧されました。石畳の橋のたもとから、歴史ある街並みをゆっくり眺めてみましょう。見学を終えたら、歩いてすぐの興福寺へ向かいましょう。
眼鏡橋から歩いて7分ほど、次に訪れるのは興福寺です。元和6年(1620)、中国僧・真円によって開かれた、日本最古の黄檗宗寺院の一つとされています。中国様式の朱塗りの山門が特徴で、「赤寺」の愛称でも親しまれています。鎖国下の長崎では、中国から来航した人々の心のよりどころとして、こうした唐寺(とうでら)がいくつも建てられました。興福寺の大雄宝殿(だいおうほうでん)をはじめとする伽藍を眺めながら、鎖国時代の長崎に根づいた異国文化に触れてみましょう。今も信仰の場ですので、静かに、敬意をもって見学しましょう。見学を終えたら、歩いて崇福寺へ向かいましょう。
興福寺から歩いて12分ほど、次に訪れるのは崇福寺です。寛永6年(1629)、中国僧・超然によって開かれた唐寺で、福建省出身の人々によって建てられたことから「福州寺」とも呼ばれています。国宝に指定されている第一峰門と大雄宝殿は、中国で作られた部材を長崎まで運んで組み立てたと伝えられる、中国建築そのものの貴重な遺構です。興福寺とあわせて、鎖国時代に長崎へ渡ってきた中国の人々が築いた、もう一つの異国文化の姿を見学しましょう。今も信仰の場ですので、静かに、敬意をもって見学しましょう。見学を終えたら、歩いて浜町アーケードへ向かいましょう。
崇福寺から歩いて12分ほど。お昼は、長崎の中心部にある商店街、浜町アーケードで昼食をとりましょう。ちゃんぽんや皿うどんなど、長崎ならではのグルメを味わえる店が多く集まっています。買い物や食べ歩きを楽しみながら、ゆっくりと過ごしましょう。お腹を満たしたら、歩いて長崎歴史文化博物館へ向かいましょう。
浜町アーケードから歩いて18分ほど、次に訪れるのは長崎歴史文化博物館です。江戸幕府の出先機関として長崎奉行所が置かれていた跡地に建てられた博物館で、鎖国時代の対外交渉の窓口であった長崎奉行所の一部が復元されています。出島や唐人屋敷に関する資料をはじめ、鎖国という時代に長崎が果たした役割を、豊富な展示でじっくりと学ぶことができます。出島そのものは2日目に訪れるので、ここで予習をしておきましょう。見学を終えたら、歩いて長崎県美術館へ向かいましょう。
長崎歴史文化博物館から歩いて28分ほど、次に訪れるのは長崎県美術館です。長崎港に面した運河を取り込んだ、ユニークな構造の美術館で、建築家・隈研吾氏が設計を手がけました。スペイン・ポルトガル美術をはじめとする中世から近代の西洋美術と、長崎県ゆかりの作家の作品を所蔵しています。海外との交流の窓口だった長崎らしい、異国情緒あふれる作品の数々を鑑賞しながら、ゆっくりと過ごしましょう。見学を終えたら、新地中華街バス停から長崎バスで「ロープウェイ前」へ向かい、淵神社駅から長崎ロープウェイで稲佐山へ向かいましょう。

長崎県美術館から新地中華街バス停まで歩いて約8分、長崎バスで「ロープウェイ前」まで約20分、淵神社駅から長崎ロープウェイでおよそ6分、次に訪れるのは稲佐山です。標高333mのこの山からの夜景は「世界新三大夜景」の一つとされていますが、昼間の眺めも見事です。すり鉢状の地形に家々が立ち並ぶ長崎港を取り囲む市街地を一望できます。日が暮れるまで山頂に残れば、宝石箱をひっくり返したような夜景を眺めることもできます。山頂からの絶景をゆっくり楽しみましょう。今夜はこの近くの宿に宿泊します。

長崎県・五島列島1泊2日
長崎県・五島列島日帰り
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