尾道市立美術館とネコの細道、坂の町の路地裏を巡る1泊2日

JR尾道駅に10時35分ごろ着いたら、バスでおよそ5分の長江口から、千光寺山ロープウェイで山頂まで登り、千光寺へ。大同元年(806)、弘法大師によって開かれたと伝えられる古寺で、尾道三山の一つ・千光寺山の中腹に位置しています。貞享3年(1686)に建てられた、舞台づくりの本堂は「赤堂」とも呼ばれ、朱色の外観が特徴です。本尊の千手観音は33年に一度だけ開帳される秘仏で、聖徳太子の作とも伝えられています。本堂の裏手には「くさり山」と呼ばれる岩場があり、鎖をつたって登る修行の場として知られています。尾道水道を見下ろす眺めも楽しみながら、敬意をもって境内を巡りましょう。見学を終えたら、歩いて尾道市立美術館へ向かいましょう。

千光寺から歩いて7分ほど、次に訪れるのは尾道市立美術館です。昭和55年(1980)、NHK尾道放送局の跡地に開館した美術館で、平成15年(2003)、建築家・安藤忠雄の設計によって改築され、今の姿に生まれ変わりました。国の重要文化財・西郷寺本堂を思わせる寄棟造の本館と、打ち放しコンクリートにガラス張りの外壁を組み合わせた新館、対照的な2つの建物から成り立っています。千光寺公園の一角という立地から、館内の展示とあわせて、尾道の街並みや尾道水道を望む眺めも魅力の一つです。現代アートの企画展を中心に、様々な展覧会が催されています。伝統的な建築様式と、安藤建築ならではのモダンな意匠、両方を味わいながら、じっくりと見学しましょう。見学を終えたら、歩いておのみち歴史博物館へ向かいましょう。
尾道市立美術館から歩いて14分ほど、次に訪れるのはおのみち歴史博物館です。国の重要文化財・旧尾道銀行本店を改装した博物館で、大正ロマンの漂う館内には、尾道ゆかりの豪商や文人たちの美術品が並びます。北前船で栄えた江戸時代の尾道の様子を伝える絵屏風の複製画や、尾道出身の小説家・林芙美子にまつわる資料も展示されています。かつて銀行だった名残の大金庫の鉄扉も見どころです。見学を終えたら、歩いておのみち映画資料館へ向かいましょう。
おのみち歴史博物館から歩いて2分ほど、次に訪れるのはおのみち映画資料館です。古い土蔵を活用した資料館で、尾道を舞台にした数々の映画のロケ地写真やポスター、ミニシアターを楽しめます。尾道出身の映画監督・大林宣彦が、故郷を舞台に手がけた「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作をはじめ、尾道にゆかりのある映画の世界にふれましょう。見学を終えたら、歩いて本通り商店街へ向かいましょう。
おのみち映画資料館から歩いて11分ほど、お昼は本通り商店街で食事をとりましょう。JR尾道駅から東へおよそ1.2kmにわたって続くアーケード商店街で、昔ながらの商店と新しい店が入り混じる、レトロな町並みが続いています。尾道水道沿いの海岸通りには、おしゃれな飲食店も並んでいます。坂の町ならではの商店街の雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと食事をとりましょう。お腹を満たしたら、歩いて浄土寺へ向かいましょう。
本通り商店街から歩いて21分ほど、次に訪れるのは浄土寺です。推古天皇の時代、聖徳太子によって開かれたと伝えられる古刹で、境内全体が国宝に指定されている、全国でも数少ない寺の一つとされています。元亨元年(1325)の火災のあと、嘉暦2年(1327)に再建された本堂と、嘉暦4年(1329)に建てられた多宝塔が、ともに国宝に指定されています。本堂は、平安時代以来の様式に、鎌倉時代に伝わった中国の建築様式を取り入れた、折衷様の建物として知られています。山門や茶室「露滴庵」なども国の重要文化財に指定されており、見どころの多い境内を、敬意をもってじっくりと巡りましょう。見学を終えたら、歩いて西國寺へ向かいましょう。
浄土寺から歩いて15分ほど、今日最後に訪れるのは西國寺です。天平年間(729〜749)、行基によって開かれたと伝えられる真言宗の大寺院で、尾道水道を見下ろす高台に広がっています。慶安元年(1648)に建てられた仁王門には、健脚を祈願して奉納された、長さ2メートルを超える大わらじが掛けられており、寺のシンボルとなっています。永享元年(1429)、室町幕府6代将軍・足利義教の寄進により建てられた三重塔は、国の重要文化財に指定されています。急な石段を上りながら、敬意をもって境内を巡りましょう。見学を終えたら、今夜はこの近くの宿に宿泊します。

広島県・尾道3泊4日
広島県・東広島・竹原日帰り
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