稲佐の浜、神々が集う「神迎えの浜」を訪ねるプラン


出雲大社のすぐ東隣の、島根県立古代出雲歴史博物館へ。荒神谷遺跡の358本の銅剣や加茂岩倉遺跡の39個の銅鐸(どちらも国宝)、出雲大社本殿の巨大な宇豆柱(重要文化財)などを展示しています。休館日は公式の案内で確かめましょう。
博物館から、出雲大社の門前の通り・神門通りへ。このあたりで昼食にしましょう。
神門通りのそばの出雲大社バスターミナルから、一畑バスで約20分、島根半島の西の端の日御碕へ。『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される神社で、下の宮「日沉宮」と上の宮「神の宮」の上下二社をあわせて日御碕神社と呼びます。今の社殿は、3代将軍・徳川家光の命で寛永11年(1634年)に松江藩主の京極忠高が着手し、1644年に松平直政が完成させたもので、上下の二社とも権現造りの社殿と境内の石造物が、国の重要文化財に指定されています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
神社から歩いて、出雲日御碕灯台へ。明治36年(1903年)に設置された灯台で、地面から塔頂までの高さは43.65m、石造の灯台としては日本一の高さとされます。令和4年(2022年)に国の重要文化財に指定されました。内部の163段のらせん階段を上ると展望台があり、日本海や島根半島、晴れた日には隠岐諸島も望めます。参観できる時間は公式の案内で確かめましょう。階段や展望台では足元に気をつけましょう。灯台のまわりは断崖なので、柵の外に出たり崖に近づいたりしないようにしましょう。

日御碕からバスで戻り、稲佐の浜へ。出雲大社の西方約1kmにある、国譲り・国引きの神話で知られる浜です。浜の屏風岩は、高天原からの使者・武甕槌神が、この岩を背に大国主大神と国譲りの話し合いをしたと伝わる場所で、地元で「べんてんさん」と親しまれる丸い弁天島がひときわ目を引きます。旧暦の10月(今の暦ではおおむね11月ごろ)に、全国の八百万の神々をお迎えする場所としても知られています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。波打ち際では足元に気をつけましょう。
浜から歩いて、奉納山公園へ。昭和30年に完成した公園で、標高75mの頂上の展望台からは、大社の町並みや、国引き神話の稲佐の浜から三瓶山までを一望できます。中世の廻国聖が全国66か所の聖地に経筒を埋めたことが、奉納山の名の由来です。山の中腹には、昭和11年に歌舞伎界の名門などの寄付で建てられた出雲阿国の記念塔もあります。石段では足元に気をつけましょう。神話の地・出雲をめぐる旅を、ここで締めくくりましょう。帰りは、出雲大社前駅まで歩いて戻ります。

島根県日帰り
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島根県1泊2日