寒霞渓、日本三大渓谷美を望むロープウェイの定番日帰りプラン

寒霞渓は、およそ1300万年前の火山活動によってできた安山岩や火山角礫岩の岩塊が、長い年月をかけた地殻変動と風化・侵食によって削られ、多種多様な奇岩と切り立った崖地を作り出した景勝地です。群馬県の妙義山、大分県の耶馬渓とあわせて「日本三大渓谷美」の一つともいわれ、大正12年(1923)には国の名勝に指定されました。昭和9年(1934)には、日本で最初の国立公園の一つとされる瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地としても指定されています。山麓の紅雲亭駅(標高295m)と山頂駅(標高612m)を結ぶロープウェイに乗れば、全長およそ917mの空中散歩を通じて、空と海と渓谷を一度に見渡せる絶景が広がります。例年11月ごろには紅葉が見頃を迎え、山頂から麓へと色づきが移っていくため、長い期間楽しめるのも魅力です。強風などの際は運休することがあるので、訪れる前に公式サイトで運行状況を確かめておきましょう。自然が刻んだ奇岩と、四季折々の彩りを、ゆっくり眺められます。この後は、車でおよそ18分、醤油づくりの町並みが残る醤の郷、マルキン醤油記念館へ向かいましょう。
寒霞渓から車でおよそ18分、マルキン醤油記念館に着きます。大正初期に建てられた醤油蔵を改装した記念館で、昭和62年(1987)、丸金醤油の創業80周年を記念して開館しました。建物は国の登録有形文化財に指定されている合掌造りで、当時実際に使われていた大桶(おおこが)をくぐり抜けられるほか、原料から醤油ができるまでの工程や、昔ながらの道具が展示されています。周辺の醤の郷には、今も現役で使われているもろみ蔵や醤油工場が軒を連ね、醤油の菌で黒く変わった屋根瓦や板塀が、独特の町並みをつくっています。記念館を見学したあと、この一帯を少し歩けます。この後は、車でおよそ8分、岬の分教場へ向かいましょう。
マルキン醤油記念館から車でおよそ8分、岬の分教場に着きます。明治35年(1902)に建てられ、昭和46年(1971)まで、苗羽小学校田浦分校として実際に使われていた木造校舎です。壺井栄の小説、そして映画『二十四の瞳』の舞台となったことで知られ、教室には当時のままの机や椅子、オルガン、子どもたちの作品などが残されています。すぐ近くにある二十四の瞳映画村のセットとは違い、こちらは実際に子どもたちが学んだ本物の校舎です。懐かしい木の香りに包まれながら、昭和初期の学び舎の雰囲気に触れられます。この後は、車でおよそ3分、二十四の瞳映画村へ向かいましょう。
岬の分教場から車でおよそ3分、二十四の瞳映画村に着きます。壺井栄の小説『二十四の瞳』を原作にした映画のロケセットを、そのままテーマパークとして公開している施設です。瀬戸内海を望む海沿いに、昭和初期の木造校舎や漁村の町並みが再現されており、映画の世界にそのまま迷い込んだような雰囲気を味わえます。館内には、映画で使われた小道具や衣装、当時の教室を再現した展示のほか、食事処もあるので、ここで昼食にしましょう。昭和のノスタルジックな空気にじっくり浸ることができます。海を望む懐かしい町並みを、のんびりと歩けます。この後は、車でおよそ10分、道の駅 小豆島オリーブ公園へ向かいましょう。
二十四の瞳映画村から車でおよそ10分、道の駅 小豆島オリーブ公園に着きます。日本のオリーブ発祥の地として知られる小豆島の公園で、丘の上には、姉妹提携を結ぶギリシャ・ミロス島との友好の証として平成4年(1992)に建てられた、真っ白なギリシャ風車がシンボルとしてそびえています。園内には数多くのオリーブの木が植えられ、瀬戸内海を見渡す景色とあわせて、地中海を思わせる雰囲気を楽しめます。オリーブ製品を扱う売店やカフェもあるので、小豆島ならではのオリーブグッズを探しながら、ゆっくりと園内を散策できます。この後は、車でおよそ18分、土庄の土渕海峡へ向かいましょう。
道の駅 小豆島オリーブ公園から車でおよそ18分、土庄町の土渕海峡に着きます。小豆島と前島の間にある海峡で、1996年に「世界で一番狭い海峡」としてギネスの認定を受けています。土庄町の商工観光課では、海峡を渡った証しの「世界一狭い海峡横断証明書」を発行しています。いちばん狭い所に架かる永代橋を歩いて、海峡を渡れます。この後は、車をとめたまま、歩いておよそ15分、エンジェルロードへ向かいましょう。
土渕海峡から歩いておよそ15分、エンジェルロードに着きます。干潮の時間帯にだけ、海の中から砂の道が現れて向かいの島へ渡れるようになる景勝地です。大切な人と手をつないで渡ると願いが叶うとも言われ、「恋人の聖地」としても親しまれています。渡れる時間は潮の満ち引きによって日々変わるため、訪れる前に公式サイトの潮見表で確かめておきましょう。潮が満ちてくると道はまた海に沈んでしまうので、渡ったら時間に気をつけて、早めに戻るようにしましょう。砂の道の両側に広がる穏やかな瀬戸内海の景色を眺めながら、ゆっくりと歩けます。この後は、歩いておよそ14分、迷路のまちへ向かいましょう。
エンジェルロードから歩いておよそ14分、迷路のまちに着きます。海賊の侵入や戦乱に備えて、路地を迷路のように入り組ませたと伝えられる町並みです。細い路地の中には、妖怪美術館をはじめとするアートの施設があります。地図を片手に、ときには地図を見ずに、細い路地を歩けます。住まいの路地なので、家の敷地には入らず、静かに歩きましょう。寒霞渓の絶景から醤油の町、映画の舞台、オリーブの丘、海峡と砂の道、そして迷路のまちまで、小豆島をめぐる今日の旅を、ここで締めくくりましょう。帰りは、歩いておよそ3分、土渕海峡にとめた車に戻り、土庄港へ向かってフェリーに乗りましょう。

香川県・高松3泊4日
香川県・琴平日帰り
香川県・琴平1泊2日
香川県・琴平日帰り