大仏さまと鹿に会える、奈良公園・東大寺の定番日帰りプラン

この旅は歩いてめぐります。近鉄奈良駅から東へ歩いて約22分。大仏さまをおさめる大仏殿は、戦の火で焼けたあと、江戸時代に公慶上人の力で建て直されたもので、国宝です。東西約57m、南北約50m、高さ約49mあり、世界でも最大級の木造の建物とされます。それでも、奈良時代と鎌倉時代の大仏殿は正面の幅が約88mあり、建て直すときにお金が足りず、今の大きさに縮められたといわれています。堂内では、明かりやスケッチ、三脚が使えないので気をつけましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
大仏殿から南へ歩いて約20分、奈良公園の飛火野へ。奈良公園は、明治13年(1880年)に、興福寺の古い境内などの景色を守るために開かれた公園です。飛火野は春日大社の表参道に面した広い芝生の原で、鹿が群れて過ごし、春日大社の神の山・御蓋山を望めます。鹿は野生の動物です。近づきすぎず、鹿せんべいのほかに食べ物を与えないようにしましょう。驚くと、かんだり角で突いたりすることもあります。
春日大社から南へ、高畑の町を歩いて約10分。作家・志賀直哉が自分で設計し、京都の大工の棟梁が昭和4年に建てた家で、奈良県の文化財です。志賀はここで9年暮らし、長編『暗夜行路』を書き上げました。広い食堂には作家や画家たちが集まり、「高畑サロン」と呼ばれたそうです。高畑は今も人が暮らす町なので、静かに歩きましょう。
高畑から西へ歩いて約20分。江戸から明治のころの町家が残る町で、古い家を生かしたカフェや食事の店が多くあります。大和野菜を使った料理や茶がゆ、柿の葉寿司など、奈良らしい昼食をとりましょう。今も人が暮らし、商いをしている町なので、静かに歩きましょう。
ならまちから北へ歩いて約10分。寺の中心となる中金堂は、6度の焼失と再建をくり返したのち、平成30年に、創建当初の姿で建て直されました。正面37m、側面23mの大きなお堂です。東隣の東金堂は、奈良時代に聖武天皇が叔母の元正太上天皇の病気が治るよう願って建てたのが始まりで、今の建物は室町時代のものです。国宝館では、奈良時代につくられた阿修羅像(高さ約153cm)をはじめ、多くの仏像に会えます。五重塔は今、修理のため覆いの中にあります。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
興福寺から東へ歩いて約10分。興福寺の子院・摩尼珠院があった場所につくられた庭園で、池の庭、苔の庭、茶花の庭の3つに分かれ、春日山や若草山を景色に取り入れています。受付の時間は公式の案内で確かめましょう。帰りは、歩いて約10分の近鉄奈良駅へ向かいましょう。

奈良県・奈良市内2泊3日
奈良県・奈良市内1泊2日
奈良県・吉野日帰り
奈良県・飛鳥1泊2日
