宿坊に泊まり精進料理と朝の勤行を体験する、高野山1泊2日修行の旅

この旅はバスと歩きでめぐります。ケーブルカーの高野山駅に11時ごろ着いたら、路線バスで約16分の「大門」で降り、高野山の西の玄関口・大門から旅を始めます。バスの時刻は公式の案内で確かめましょう。高さ25mあまりの朱塗りの門で、現在の建物は宝永2年(1705)の再建です。左右には、東大寺南大門に次ぐ国内2番目の大きさとされる金剛力士像が安置されています。ここから、弘法大師空海が開いた真言密教の聖地への参拝が始まります。この後は、歩いておよそ25分、徳川家霊台へ向かいましょう。

続いて訪れるのは徳川家霊台です。江戸幕府・第3代将軍の徳川家光が寛永20年(1643)に建立し、向かって右に初代将軍・徳川家康、左に第2代将軍・徳川秀忠がまつられています。小ぶりな建物ながら、精緻な彫刻や金箔、彩色を施した装飾金具が施され、重要文化財に指定されています。霊台のまわりでは、静かに過ごしましょう。この後は、歩いて壇上伽藍へ向かいましょう。
壇上伽藍に到着です。弘仁7年(816)、嵯峨天皇から高野山の地を賜った弘法大師空海が、真言密教の根本道場として最初に整備を始めた聖地で、19ほどの堂塔が立ち並んでいます。中でも壇上伽藍のシンボルとされる根本大塔は、高さおよそ48.5mを誇る日本で最初の多宝塔様式の塔とされ、空海の在世中には完成せず、弟子たちの代に完成したと伝えられています(現在の建物は昭和12年/1937の再建)。空海は仏像や絵画、建築といった目に見えるものを通して密教の教えを表そうとし、根本大塔と西塔を、金剛界・胎蔵界の両部曼荼羅に見立てたことから、壇上伽藍は「立体曼荼羅」とも呼ばれています。今も祈りが続く聖地ですので、境内では静かに、敬意をもってお参りしましょう。参拝のあとは、近くで昼食にしてから、高野山真言宗の総本山、金剛峯寺へ向かいましょう。
続いて訪れるのは金剛峯寺です。弘仁7年(816)、空海が高野山を開いたことに始まり、「金剛峯寺」という名前は、空海が根本経典とした「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」というお経にちなんで名付けられたと伝えられています。現在は、高野山真言宗の総本山として、日本各地3,600か寺を超える末寺を統括する立場にあります。境内には、見事な襖絵の数々のほか、昭和59年(1984)に造園された日本最大級の石庭「蟠龍庭」があり、雲海の中で雌雄一対の龍が奥殿を守る姿が表現されています。今も祈りが続く聖地ですので、境内では静かに、敬意をもってお参りしましょう。参拝を終えたら、歩いて高野山霊宝館へ向かいましょう。

続いて訪れるのは金剛三昧院です。建暦元年(1211)、尼将軍と呼ばれた北条政子が、夫・源頼朝と息子・実朝の菩提を弔うために建立した禅定院に始まり、承久元年(1219)に今の名前に改められたと伝えられています。国宝の多宝塔は貞応2年(1223)の建立で、石山寺の多宝塔に次いで国内2番目に古い多宝塔とされ、和歌山県内で最も古い建造物のひとつともいわれています。今も祈りが続く聖地ですので、境内では静かに、敬意をもってお参りしましょう。この夜は、山内の宿坊に泊まりましょう。精進料理をいただき、宿坊によっては翌朝の勤行に参加できます。

和歌山県日帰り
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和歌山県1泊2日
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