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那智の滝と熊野那智大社、落差133mの名瀑と古社を巡るプラン

しおりえ編集部
さんの投稿・2026/09/24 公開・更新日: 2026年11月1日
那智の滝と熊野那智大社、落差133mの名瀑と古社を巡るプラン
写真: Alpsdake / CC0 (出典)
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落差133m、一段の滝として日本一ともいわれる那智の滝と、その滝を御神体として祀る熊野那智大社。大門坂の石段を登って向かう、熊野の聖地を巡るプランです。
Day1太地町立くじらの博物館 → 那智の浜 → 補陀洛山寺 → 那智駅のあたりで昼食 → 大門坂 → 那智の滝 → 青岸渡寺 → 熊野那智大社 → 妙法山阿弥陀寺
訪問スポット数: 9箇所総移動時間: 約1時間24分主な移動手段: 車・徒歩
1
9:00
太地町立くじらの博物館
滞在 約65分

JR紀伊勝浦駅の近くでレンタカーを借りて(手続きに15分ほど)、車でおよそ13分、太地町立くじらの博物館に着きます。昭和44年(1969)、太地町に400年余り伝わる捕鯨の歴史と文化を伝えるとともに、鯨類の生態研究や、捕鯨にかわる新たな観光産業の拠点とすることを目的に開館しました。館内には、鯨類や捕鯨に関する資料がおよそ1000点展示されており、全長15.2メートルにおよぶセミクジラの実物大模型と、その全身骨格標本は見ごたえがあります。古式捕鯨で使われた道具や、そのようすを再現したジオラマ、近代捕鯨の銛や大砲、キャッチャーボートの模型なども展示され、太地の捕鯨の歴史を詳しく学ぶことができます。館内の鯨類飼育プールでは、飼育されている小型の鯨類を間近に観察でき、南氷洋で活躍した捕鯨船を展示する「捕鯨船資料館」や、熊野灘の魚たちを紹介する水族館「マリナリュウム」も併設されています。この後は車でおよそ14分、那智の浜へ向かいましょう。

車約14分
2
10:19
那智の浜
滞在 約25分

太地町立くじらの博物館から車でおよそ14分、那智の浜に着きます。平安時代から江戸時代にかけて、観音浄土を目指して小舟で旅立つ「補陀洛渡海」の信仰が伝わる渚とされています。穏やかに広がる熊野灘の渚に立ち、かつてここから船出した人々の篤い信仰に思いを馳せましょう。この後は、歩いておよそ5分、補陀洛山寺へ向かいましょう。

徒歩約5分
3
10:49
補陀洛山寺
滞在 約40分

那智の浜から歩いておよそ5分、補陀洛山寺に着きます。「補陀洛」とは、観音菩薩がいるとされる浄土「ポータラカ」を音訳した言葉です。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつで、境内は国の史跡「熊野三山」の一部にもなっています。平安時代から江戸時代にかけて、この寺の僧侶たちは、目の前に広がる那智の浜から小さな船で観音浄土を目指す「補陀洛渡海」に旅立ったと伝えられています。境内には、渡海に使われたという船を復元したものが展示されており、当時の信仰の姿を今に伝えています。静かに、敬意をもってお参りください。この後は、歩いておよそ3分、那智駅のあたりへ向かいましょう。

徒歩約3分
4
11:32
那智駅のあたりで昼食
滞在 約40分

補陀洛山寺から歩いておよそ3分、那智駅のあたりに着きます。このあたりで昼食にしましょう。この後は、車でおよそ11分、熊野古道・大門坂へ向かいましょう。

車約11分
5
12:23
大門坂
滞在 約45分

那智駅のあたりから車でおよそ11分、熊野古道・大門坂に着きます。市野々から那智山まで、およそ1kmにわたって続く石畳の参詣道で、樹齢およそ800年と伝わる大きな杉の木「夫婦杉」が、坂の両脇にそびえ立っています。苔むした石段と、周囲を包む杉の巨木群が続く、熊野古道らしい風情を色濃く残す道です。石段は苔や水しぶきで滑りやすいので、足元に気をつけて歩きましょう。少し息を切らしながら石段を登れば、平安時代から続く熊野詣の気分を味わえます。この後は、歩いておよそ25分、那智の滝へ向かいましょう。

徒歩約25分
6
13:33
那智の滝
写真: Alpsdake / CC0 (出典)
那智の滝
滞在 約45分

大門坂から、石段の続く参道を歩いておよそ25分、那智の滝(那智大滝)に着きます。熊野の山あいに轟音とともに流れ落ちるこの滝は、落差133m・幅13mを誇り、華厳の滝・袋田の滝とともに「日本三名瀑」のひとつともいわれる名瀑です。この滝は熊野那智大社の別宮である飛瀧神社のご神体そのものとされ、社殿を持たず、滝そのものを祀るという、原始的な自然崇拝の姿を今に伝えています。滝面が三筋に分かれて見えることから「三筋の滝」とも呼ばれ、1972年には「那智大滝」として国の名勝にも指定されました。鳥居をくぐった先には「お滝拝所舞台」があり、石段を上ったその舞台から、滝を下から仰ぐように眺められます。濡れた石段では、足を運ぶ場所を確かめながら進みましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ11分、青岸渡寺へ向かいましょう。

住所: 東牟婁郡那智勝浦町那智山
徒歩約11分
7
14:29
青岸渡寺
滞在 約35分

那智の滝から歩いておよそ11分、西国三十三所第一番札所の青岸渡寺に着きます。仁徳天皇の時代、インドから渡ってきたと伝わる裸形上人が、那智の滝の近くで如意輪観音を感得して開山したのが始まりとされています。現在の本堂は、織田信長の南征の兵火で焼失したのち、天正18年(1590)に豊臣秀吉によって再建されたもので、桃山時代の建築様式を伝え、国の重要文化財に指定されています。境内の三重塔からは、朱塗りの姿が那智の滝と重なる景色を望むことができます。静かに、敬意をもってお参りください。この後は、歩いておよそ2分、熊野那智大社へ向かいましょう。

徒歩約2分
8
15:06
熊野那智大社
写真: Miya.m / CC BY-SA 3.0 (出典)
熊野那智大社
滞在 約40分

青岸渡寺から歩いておよそ2分、那智の滝への信仰を起源として建てられたと伝わる熊野那智大社に着きます。創建の年代についてはいくつかの伝承があり、孝昭天皇の時代にインドから渡ってきた裸形上人が滝を祀ったとする説や、仁徳天皇5年、西暦でいう317年に鎮座したとする説などが伝えられていますが、史実として特定するのは難しく、創建の時期ははっきりしていません。もともとこの地では、社殿が建てられるよりも前から、那智の滝そのものへの自然崇拝が行われていたと考えられています。熊野本宮大社・熊野速玉大社とあわせて熊野三山のひとつに数えられ、三社をまとめて熊野三山と呼ぶ最古の記録は1083年の文書にさかのぼるとされています。早くから神仏習合が進み、本地垂迹の考え方により那智は千手観音の化身とされ、「熊野三所権現」とも呼ばれるようになりました。隣接する西国三十三所第一番札所・青岸渡寺と一体となり、修験者の霊場として栄えてきた歴史があります。御祭神・熊野夫須美大神の神徳から「結宮」とも呼ばれ、様々な願いを「結ぶ」宮として信仰を集めてきました。鳥羽上皇・後白河上皇・後鳥羽上皇など、歴代の上皇や貴族たちも幾度となく参詣に訪れたと伝えられており、毎年夏には「那智の火祭り」として知られる例大祭も行われます。長い歴史と祈りが積み重なったこの聖地で、静かに、敬意をもってお参りください。この後は車でおよそ13分、妙法山阿弥陀寺へ向かいましょう。

住所: 東牟婁郡那智勝浦町那智山1
車約13分
9
15:59
妙法山阿弥陀寺
滞在 約40分

熊野那智大社から車でおよそ13分、標高およそ749メートルの妙法山に建つ阿弥陀寺に着きます。奈良時代の創建と伝えられる真言宗の寺院で、女人高野とも呼ばれ、弘法大師空海ゆかりの地としても知られています。古くから「亡者の熊野詣」と語り継がれ、人が亡くなると、その魂はまずこの寺を訪れて境内の鐘を一つ撞き、山頂の奥の院に花を供えたのち、熊野の霊場を巡るのだと伝えられてきました。本堂には、御本尊の阿弥陀如来のほか、不動明王・千手観音菩薩・役行者が祀られ、寺に伝わる鐘には、弘法大師の筆と伝わる「南無阿弥陀仏」の文字と「空海」の銘が刻まれています。今も死者供養や納骨の習わしが受け継がれる、静かな祈りの山です。境内では静かに、敬意をもって過ごしましょう。那智の滝から始まった熊野詣を、この山の上で締めくくりましょう。見学を終えたら、車でおよそ21分、紀伊勝浦駅の近くへ戻り、車を返しましょう。

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