甘樫丘の絶景と古代遺跡、飛鳥の歴史を歩く旅

天武・持統天皇陵から歩いておよそ5分、亀石に着きます。長さおよそ3.6メートルの花崗岩に、亀に似た顔が彫られた石造物で、明日香村観光のシンボルの一つとして親しまれています。奈良盆地がかつて湖だった時代の伝説が伝えられており、亀石が今の向きから西を向いたとき、あたり一帯が泥の海に変わるといわれています。何度も向きを変えてきたと伝わる、ユーモラスな表情をじっくり眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ20分の高松塚古墳へ向かいましょう。

亀石から歩いておよそ20分、高松塚古墳に着きます。到着したら、このあたりで昼食をとりましょう。1972年に極彩色の壁画が発見され、大きな話題となった古墳で、女子群像や男子群像、四神、天井の天文図などが描かれており、1974年に国宝に指定されました。壁画は保存のため石室ごと古墳の外に取り出されて修理され、ふだんは見ることができませんが、隣接する高松塚壁画館では、発見当時の姿を再現した模写や石槨の模型をじっくりと見学できます。古代の人々の美意識と、それを今に伝える保存の努力の両方を感じられる場所です。続いては、歩いておよそ38分の石舞台古墳へ向かいましょう。
高松塚古墳から歩いておよそ38分、石舞台古墳に着きます。一辺およそ50メートルの方墳で、国の特別史跡に指定されており、2026年7月には「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産として世界遺産に登録された、飛鳥を象徴する史跡です。長い年月の間に盛り土が失われ、巨石を組み合わせた横穴式の石室がむき出しになった、独特の姿で知られています。埋葬されたのは蘇我馬子ではないかという説が有力ですが、はっきりとは分かっていません。現在も石室の中に入ることができるので、ゆっくりと巨石の迫力を楽しみましょう。続いては、歩いておよそ16分の橘寺へ向かいましょう。
橘寺から歩いておよそ61分、1日目最後は藤原宮跡です。持統天皇8年(694)から和銅3年(710)まで、中国の都城にならった本格的な都とされる藤原京の中心だった場所です。今は建物の礎石の位置を示す表示が広い野原に点在するのみですが、季節ごとに植えられた花畑越しに、大和三山(畝傍山・耳成山・天香久山)を望むことができます。かつて即位の儀式などが行われた中心の建物「大極殿」も、このあたりにありました。夕方の澄んだ空気の中、広々とした古代の都の跡地をゆっくりと眺めましょう。この夜は、明日香村のあたりの宿に泊まりましょう。

奈良県・奈良市内2泊3日
奈良県・奈良市内1泊2日
奈良県・吉野日帰り
奈良県・飛鳥1泊2日
