阿蘇神社と一の宮門前町、火の国の信仰と参道グルメの1泊2日


JR阿蘇駅に10時半ごろ着いたら、駅の近くでレンタカーを借りて(手続きに15分ほど)、車でおよそ13分、阿蘇神社から旅を始めます。阿蘇の開拓神・健磐龍命をはじめ、その一族の神々「阿蘇十二神」を祀る、肥後国一の宮です。社伝によれば、孝霊天皇9年(紀元前282年)、健磐龍命の子・速瓶玉命が両親を祀ったのが始まりとされる、2000年を超える歴史を持つ古社です。宮司を務める阿蘇家は、速瓶玉命の子孫と伝えられ、現在で90代を超える、日本でも有数の旧家として知られています。天保6年(1835)から嘉永3年(1850)にかけて行われた社殿再興事業では、熊本藩の寄進により、参道に対して横向きに建つという全国でも珍しい様式の楼門が築かれ、鹿島神社(茨城県)、筥崎宮(福岡県)とあわせて「日本三大楼門」の一つともいわれる、壮麗な姿を今に伝えています。平成28年(2016)の熊本地震では、この楼門や拝殿が全壊するという甚大な被害を受けましたが、地域や全国からの支援を受けながら復旧が進められ、令和5年(2023)、およそ7年8か月ぶりに楼門が往時の姿を取り戻しました。幾度もの試練を乗り越えて蘇った、荘厳な社殿です。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、歩いておよそ6分、極楽寺へ向かいましょう。
阿蘇神社から歩いておよそ6分、極楽寺に着きます。阿蘇神社の裏手にある、450年以上の歴史を持つ曹洞宗のお寺です。かつて阿蘇神社を守るために建てられた「七ヶ寺」のひとつで、現存するのはこの極楽寺だけとされています。明治維新前まで阿蘇地域を治めていた阿蘇家の菩提寺でもあります。平成28年(2016)の熊本地震で本堂と鐘楼堂が全壊しましたが、令和元年(2019)に再建されました。境内には樹齢400年を超える大銀杏があり、御朱印もいただけます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、歩いておよそ6分で阿蘇神社のそばにとめた車に戻り、車でおよそ21分、大観峰へ向かいましょう。

極楽寺から歩いておよそ6分で車に戻り、車でおよそ21分、大観峰に着きます。阿蘇北外輪山の最高峰とされる、標高936mの展望所です。阿蘇五岳や九重連山まで見渡せる、阿蘇を代表する展望スポットの一つといわれています。展望所のそばには茶店もあるので、阿蘇の景色を眺めながら、ここで昼食をとりましょう。展望所の柵の外や崖のふちには近づかないようにしましょう。雄大なカルデラの景色を、ゆっくり楽しみましょう。見学を終えたら、車でおよそ31分、阿蘇火山博物館へ向かいましょう。

大観峰から車でおよそ31分、阿蘇火山博物館に着きます。阿蘇の成り立ちや火山活動について、映像や模型で学べる博物館です。中岳の火口に定点カメラを向けたライブ映像も見どころのひとつです。中岳の火口周辺は、火山ガスの状況によって立ち入りが規制されることがあるため、この旅では見学を見送り、博物館から火山の様子を眺めます。阿蘇の自然の力強さを、じっくり学びましょう。見学を終えたら、車でおよそ16分、米塚へ向かいましょう。
阿蘇火山博物館から車でおよそ16分、米塚に着きます。草千里ヶ浜のそばにそびえる、きれいな円錐形をした小さな火山です。国の名勝・天然記念物に指定されています。平成28年(2016)の熊本地震で山頂に亀裂が入ったこともあり、現在は登ることができません。道路沿いの見学スポットから、その美しい姿を眺めましょう。見学を終えたら、車でおよそ15分、草千里ヶ浜へ向かいましょう。

米塚から車でおよそ15分、草千里ヶ浜に着きます。烏帽子岳のふもとに広がる、草原と火口湖からなる景勝地です。晴れた日には、放牧された馬の姿が見られることもあります。火山の状況によって立ち入りが規制されることがあるので、出かける前に公式の情報を確かめましょう。阿蘇五岳を望む雄大な景色の中を、のんびり散策しましょう。見学を終えたら、車でおよそ28分、内牧温泉へ向かいましょう。

草千里ヶ浜から車でおよそ28分、内牧温泉に着きます。阿蘇温泉郷の中でも最大規模とされる温泉地で、田園地帯に多くの源泉と宿が点在しています。夏目漱石は、この地を舞台に小説『二百十日』を執筆しており、温泉街には文学碑も残っています。のんびりと温泉街を歩きながら、旅の一日を締めくくりましょう。阿蘇神社と一の宮門前町、火の国の信仰と参道グルメの旅、1日目はこれで終わりです。この夜は、内牧温泉の宿に泊まりましょう。

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