満願寺と満願寺温泉、南小国の古刹と川沿いの湯を訪ねる1泊2日


この旅は車でめぐります。由布院駅に10時30分ごろ着いたら、駅の近くでレンタカーを借りて(手続きに15分ほど)、車で約52分の満願寺へ。南小国町のシンボルともいえる古刹です。文永11年(1274)、鎮西奉行・北条時定が、国土の安泰を祈願して建立したと伝えられる古刹です。境内には、樹齢およそ1000年と伝えられる巨杉「金毘羅杉」がそびえ、幹周りおよそ12m、樹高およそ30mという堂々たる姿から、昭和34年(1959)、国の天然記念物に指定されました。境内の庭園は、室町時代の趣を今に伝えるものとして、熊本県の名勝・史跡に指定されており、静かな時間が流れる空間です。すぐそばを流れる志津川沿いには、満願寺温泉と呼ばれる湯が湧き、川の中に石で囲われた露天風呂「川湯」もあり、古くからこの地の人々に親しまれてきました。川湯は道から見える場所にある共同浴場です。入浴している方をじろじろ見たり、カメラを向けたりしないようにしましょう。今も法要が行われる祈りの場ですので、静かに、敬意をもってお参りください。この後は、車でおよそ15分、瀬の本高原へ向かいましょう。
満願寺から車でおよそ15分、阿蘇の外輪山とくじゅう連山の間に広がる瀬の本高原に着きます。標高およそ800mの高原地帯で、南に阿蘇五岳、北にくじゅう連山を望む、見渡すかぎりの大草原が広がっています。高原を貫くやまなみハイウェイ沿いの展望所からは、天気に恵まれれば阿蘇の雲海を望めることもあります。牧草地に放牧された牛の姿も、この高原ならではの風景です。高原には食事ができる場所もあるので、ここで昼食にしましょう。爽やかな風を感じながら、大パノラマをゆっくりと眺めましょう。この後は、車でおよそ20分、押戸石の丘へ向かいましょう。
瀬の本高原から車でおよそ20分、標高845mの丘陵に大小の石が点在する押戸石の丘に着きます。最大の石は高さおよそ5.5m・周囲およそ15.3mのピラミッド型の巨岩で、人の手が加わったようにも見える石の並びから、古代の祭祀の場だったのではないかとも考えられています。鬼がこの地で遊んだという言い伝えも残り、「太陽石」と呼ばれる石の裏では方位磁石の針が回転するともいわれています。見学には受付が必要です。丘の上からは360度の大パノラマが広がり、阿蘇の山々を見渡せます。石を傷つけたり登ったりしないよう、大切に見学しましょう。この後は、車でおよそ21分、夫婦滝へ向かいましょう。
押戸石の丘から車でおよそ21分、田の原川と小田川が合流する夫婦滝に着きます。向かって左側の滝が「男滝」、右側が「女滝」で、寄り添うように流れ落ちる2つの滝の姿が、夫婦滝という名前の由来になったと伝えられています。縁結びの滝として親しまれ、侍と村娘にまつわる言い伝えも残っています。熊本県の「平成の名水百選」にも選ばれた、清らかな水の流れです。足元に気をつけながら、滝の流れを眺めましょう。この後は、車でおよそ7分、黒川温泉へ向かいましょう。
夫婦滝から車でおよそ7分、旅館が軒を連ねる黒川温泉に着きます。田の原川のせせらぎに沿って、石畳の道や小さな橋が続く「川端通り」が温泉街の中心です。温泉街の案内所「風の舎」では、1枚で3つの露天風呂を巡れる「入湯手形」もあります。入浴中の撮影は控え、長湯をしすぎないようにしましょう。川端通りから続く風情ある坂道「いご坂」を上り下りしながら、下駄の音が響く温泉街の情緒を楽しみましょう。夕暮れどきには、宿の灯りが川面に映る、また違った表情も見せてくれます。この夜は、黒川温泉の宿に泊まりましょう。

熊本県・黒川温泉日帰り
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