竹瓦温泉の砂湯と別府タワー、レトロな温泉街を楽しむプラン

明治12年(1879年)に創設された、別府温泉のシンボル的な存在の共同浴場です。はじめは竹屋根葺きの浴場で、のちに瓦葺きに改築されたことから、この名がついたと伝えられています。今の建物は昭和13年(1938年)に建てられたもので、正面の唐破風造の豪華な屋根が目を引き、天井の高いロビーは昭和初期の面影を残しています。名物の砂湯は、浴衣を着て砂の上に横たわると、砂かけさんが温泉で温められた砂をかけてくれます。混み具合によっては待つこともあり、休みの日もあるので、公式の案内で確かめておきましょう。浴場ではほかの入浴客を撮らず、施設の決まりに従いましょう。

竹瓦温泉から歩いて約10分。昭和32年(1957年)に建てられた泉都・別府のシンボルで、国の登録有形文化財です。大規模な改修を経てリニューアルオープンし、高さも100mになりました。17階と16階の展望フロアからは、別府の街並みや別府湾を360度見渡せます。17階には「別府タワー神社」や、竣工当時の設備の展示もあります。
別府タワーからタクシーで約10分(竹細工伝産会館前を通るバスは平日だけのため)。国指定の伝統的工芸品「別府竹細工」の歴史や技法を学べる施設で、日用品からアートまで、さまざまな竹工芸品を鑑賞できます。照明から壁の装飾まで竹づくしの館内で、竹細工の世界に浸ってみましょう。事前に予約すれば、竹鈴や花籠づくりの体験もできます。休館日は公式の案内で確かめてから訪れましょう。
竹細工伝統産業会館からタクシーで約15分(バスは平日だけのため)。700年以上前の鎌倉時代に、一遍上人が荒れる蒸気を鎮めて湯治場を開いたといわれる温泉街で、タンクのパイプや側溝、路地のあちこちから湯けむりが立ちのぼります。温泉の蒸気で食材を蒸す「地獄蒸し」は鉄輪ならではの調理法なので、昼食に味わってみましょう。湯けむりの出ているところは熱いので近づかず、足元に気をつけて歩きましょう。
鉄輪の街の中にある鉄輪むし湯へ。鎌倉時代の建治2年(1276年)に一遍上人が創設したといわれる蒸し湯で、約8畳の石室に、清流沿いにしか群生しない石菖(セキショウ)という草が敷き詰められ、その上に横になって温まります。蒸し湯の利用は約8分で一度声をかけてもらえます。入口には足だけを蒸す「足蒸し」もあります。浴場ではほかの入浴客を撮らず、施設の決まりに従いましょう。長湯を避けて、こまめに水分をとりましょう。
むし湯から歩いて約10分。別府の湯けむりを一望できる展望台で、扇山や鶴見岳も見渡せます。別府の湯けむりは、NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で富士山に次いで全国2位に選ばれ、「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観にも選ばれています。
鉄輪のバス停へ戻り、亀の井バス(5番・41番)で地蔵湯前へ。歩いて約3分。明礬温泉のシンボル「湯の花小屋」が立ち並ぶ施設で、わら葺き屋根の小屋の中では、温泉の噴気と青粘土を利用して「湯の花」を1日1ミリずつ育てています。江戸時代から約300年続く製法は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。明礬温泉の湯けむりも、国の重要文化的景観に選ばれています。別府の温泉街をめぐる旅を、ここで締めくくりましょう。帰りは、バスで別府駅へ戻ります。

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