道後温泉本館、日本最古とされる名湯を楽しむ定番日帰りプラン

松山の旅は、道後温泉本館から始まります。『日本書紀』や『源氏物語』にもその名が登場する、3000年以上の歴史を持ち、日本最古ともいわれる道後温泉の、象徴的な共同浴場です。聖徳太子が入浴したという言い伝えも残り、兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉とあわせて「日本三古湯」ともいわれています。明治28年(1895)に松山中学校の教師として赴任した夏目漱石は、この湯をたいそう気に入って通い詰め、代表作『坊っちゃん』にも登場させたことから、今も「坊っちゃんの湯」の愛称で親しまれています。現在の建物は明治27年(1894)に完成したもので、松山城の城大工の流れをくむ棟梁・坂本又八郎が設計し、屋根の上には白鷺がとまる振鷺閣という塔屋がそびえています。平成6年(1994)には、温泉施設としては珍しく、国の重要文化財に指定されています。神の湯・霊の湯、2つの浴場をめぐりながら、皇族専用の浴室だった又新殿もあわせて見学し、歴史ロマンあふれる湯屋建築をじっくりと味わいましょう。浴場ではほかの人を写さず、長湯は避けて、こまめに水分をとりましょう。見学を終えたら、歩いて圓満寺へ向かいましょう。
道後温泉本館から歩いて2分ほど、次に訪れるのは圓満寺です。平安時代の初め頃に開かれたと伝えられる、静かなたたずまいの寺です。地蔵堂の前には、色とりどりの珠が連なる「お結び玉」が並び、写真映えする光景として親しまれています。静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、歩いて道後商店街へ向かい、お昼を食べましょう。
圓満寺から歩いて3分ほど、お昼は道後商店街で食事をとりましょう。道後温泉本館前から続くアーケード街で、鯛めしやじゃこ天など、愛媛ならではの味を楽しめる店が軒を連ねています。食べ歩きグルメの店も多く、散策しながらお腹を満たせます。ゆっくりと食事をとったら、歩いて伊佐爾波神社へ向かいましょう。

道後商店街から歩いて4分ほど、次に訪れるのは伊佐爾波神社です。回廊には、江戸時代から昭和にかけて奉納された、23面にのぼる和算額が掛けられており、当時の人々の数学への関心の高さをうかがわせます。今の朱塗りの社殿は、寛文7年(1667)、松山藩主・松平定長が、将軍の前での弓の奉納が成就したことへの感謝として建て替えたものと伝えられています。京都の石清水八幡宮を模した「八幡造」の建築で、この様式が残るのは全国でも数例のみとされ、国の重要文化財に指定されています。長く急な石段が続くので、足元に気をつけながら上りましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、歩いて宝厳寺へ向かいましょう。
伊佐爾波神社から歩いて2分ほど、次に訪れるのは宝厳寺です。鎌倉時代、時宗を開いた一遍上人が生まれた地と伝えられています。一遍は35歳のころから、特定の寺を持たず、鉦や太鼓に合わせて念仏を唱えながら踊る「踊り念仏」を携え、生涯のほとんどを旅の中で過ごしながら、全国に教えを広めました。身の回りの一切を持たずに歩き続けたその生き方から、「捨聖」とも呼ばれています。境内には一遍上人の像が立ち、ふるさとに生まれたこの聖人の歩みを今に伝えています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、歩いて道後公園へ向かいましょう。
宝厳寺から歩いて7分ほど、次に訪れるのは道後公園(湯築城跡)です。中世に伊予国を治めた河野氏の居城跡ですが、明治21年(1888)には公園として整備され、昭和の時代には動物園が置かれていたこともありました(動物園は昭和62年/1987年に砥部町へ移転)。園内の丘の上にある展望台からは、松山城や、晴れた日には瀬戸内海まで見渡せます。南北およそ350m、東西およそ295mの、丸みを帯びた六角形の敷地には、内側に土塁を持つ二重の堀が巡らされ、中世の城の姿を今に伝えています。資料館や復元された武家屋敷もあわせて見学しましょう。見学を終えたら、歩いて椿の湯へ向かいましょう。
道後公園から歩いて6分ほど、次に訪れるのは椿の湯です。道後温泉本館と同じ源泉を使う、地元の人にも親しまれている共同浴場です。昭和28年(1953)築の蔵屋敷風の建物で、花崗岩を使った浴室には、道後温泉ならではの湯釜もあります。本館とはまた違った、落ち着いた雰囲気の中で、もう一つの外湯をゆっくりと楽しみましょう。浴場ではほかの人を写さず、長湯は避けて、こまめに水分をとりましょう。見学を終えたら、歩いてぎやまんガラス美術館へ向かいましょう。
椿の湯から歩いて3分ほど、松山の旅の最後に訪れるのはぎやまんガラス美術館です。道後温泉本館の象徴・振鷺閣の赤い板ガラスをきっかけに、2010年に開館したガラスの美術館です。江戸時代のぎやまん・びいどろや、明治・大正時代の和ガラス作品など、およそ300点のガラス工芸品が展示されています。赤と黒を基調にしたモダンな館内で、ガラスの輝きをじっくりと鑑賞しましょう。見学を終えたら、路面電車やバスで松山駅方面へ戻り、帰りましょう。

愛媛県日帰り
香川県・高松3泊4日
愛媛県・西条日帰り
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