伏見稲荷から平等院へ。朱と新緑に包まれる伏見・宇治めぐり

この旅は電車と歩きでめぐります。JR宇治駅に11時ごろ着いたら、歩いて約11分。『源氏物語』の舞台としても知られる、宇治を代表する世界遺産です。平安時代、関白・藤原道長の別荘だった宇治殿を、子の頼通が永承7年(1052)に寺に改めたのが始まりと伝えられています。翌年に建てられた阿弥陀堂は、優美な姿から後に「鳳凰堂」と呼ばれるようになり、硬貨の意匠にもなるほど、広く親しまれています。屋根に据えられた一対の鳳凰像は国宝に指定され、旧一万円紙幣の鳳凰の意匠のモデルになったとも伝えられています。堂内に安置される本尊・阿弥陀如来坐像も国宝で、平安時代を代表する仏師・定朝の作と伝わります。1994年、宇治上神社とともに「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。池に姿を映す鳳凰堂の眺めを、ゆっくり楽しみましょう。堂内を拝観する際は、敬意を込めて静かに過ごしましょう。

約2万株のアジサイと蓮で有名な「花の寺」です。宝亀元年(770年)、山中から見つかった黄金の仏像を本尊として創建されたと伝えられ、西国三十三所の十番札所でもあります。広さ5000坪の庭園に咲くアジサイは実に50種を数え、新緑の季節には青々とした葉と本堂の緑が重なり合う、ひときわ瑞々しい景色が楽しめます。本堂までの石段を上りながら、四季折々の花と向き合う時間を、ゆっくりと過ごせる寺です。本堂にお参りする際は、敬意を込めて手を合わせましょう。
曹洞宗の寺院で、道元禅師が天福元年(1233)に開いた、日本における曹洞宗最初の寺院とされています。もとは伏見深草にありましたが、正保2年(1645)、淀藩主・永井尚政によって、伏見城の遺構を用いて現在の宇治の地に再興されました。参道の「琴坂」は、紅葉の名所として知られ、谷川のせせらぎに琴の音を重ねた名が付けられたといわれています。静かな境内を歩き、禅寺ならではの凛とした空気を感じましょう。参拝の際は、敬意を込めて手を合わせましょう。この夜は、宇治の宿に泊まりましょう。

京都府日帰り
京都府・伏見・宇治1泊2日
京都府日帰り
京都府1泊2日
