オリーブ公園と二十四の瞳映画村、小豆島の風景と物語の1泊2日

フェリーで土庄港に10時40分ごろ着いたら、港の近くでレンタカーを借りて(手続きに15分ほど)、車でおよそ8分、土渕海峡から旅を始めます。「土渕」という名前は、前島側の土庄地区の「土」と、本島側の渕崎地区の「渕」という、海峡を挟む2つの地区の名前から付けられたと伝えられています。この海峡、幅がもっとも狭いところではわずか9.93mしかなく、世界一狭い海峡としてギネス世界記録に認定されている、ユニークな場所です。海峡にかかる橋を渡って、両岸を行き来しましょう。見学を終えたら、車をとめたまま、歩いておよそ3分、迷路のまちへ向かいましょう。
土渕海峡から歩いておよそ3分、次に訪れるのは迷路のまちです。土庄の旧市街に広がる、幅1mに満たない路地が網の目のように入り組む町並みで、瀬戸内国際芸術祭の会場の一つにもなっており、空き家や古い蔵を生かした現代アートの作品が路地のあちこちに点在しています。路地の中には、妖怪の作品を集めた妖怪美術館もあります。古い町家を利用したカフェや雑貨店も点在しています。住まいの路地なので、家の敷地には入らず、静かに歩きましょう。見学を終えたら、歩いておよそ5分、西光寺へ向かいましょう。
迷路のまちから歩いておよそ5分、次に訪れるのは西光寺です。小豆島霊場の第58番札所で、小高い丘の上に三重塔が建っています。寺の西側には、ゆるやかにカーブした石塀が続く路地があり、石塀越しに三重塔を望む、静かで趣のある眺めを楽しめます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、歩いておよそ8分、土庄の町で昼食にしましょう。
西光寺から歩いておよそ8分、お昼は土庄の町で食事をとりましょう。町のまわりには、大衆食堂などの食事処があります。食事を終えたら、歩いておよそ6分で土渕海峡のそばにとめた車に戻り、車でおよそ8分、宝生院のシンパクへ向かいましょう。
土庄の町から、歩きと車であわせておよそ14分、次に訪れるのは宝生院のシンパクです。宝生院の境内にそびえる、国の特別天然記念物に指定された真柏(シンパク)の巨木で、幹まわりおよそ16.9m、樹高およそ20.9m、推定樹齢は1600年を超えるとされています。地上1mほどの高さで3方向に幹が分かれており、遠目には1本の木には見えないほどの迫力があります。枝ぶりをよく見ると、象や龍、亀など仏教にゆかりのある生きものの姿が見えるともいわれています。宝生院の境内に立つ木です。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、車でおよそ11分、肥土山の農村歌舞伎舞台へ向かいましょう。
宝生院のシンパクから車でおよそ11分、次に訪れるのは肥土山地区です。離宮八幡神社の境内には、江戸時代から200年以上にわたって島の人々が演じ継いできた農村歌舞伎の舞台が残されています。農村歌舞伎の舞台が残っているのは、小豆島では、ここ肥土山と、このあと訪れる中山の2か所だけとされ、どちらも国の重要有形民俗文化財に指定されている、全国的にも珍しい場所です。肥土山では毎年5月のはじめに、舞台いっぱいに幕が張られ、地元の人々による歌舞伎が上演されます。上演のない日は、境内から静かに舞台を眺めることができます。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、車でおよそ3分、中山の農村歌舞伎舞台へ向かいましょう。
肥土山から車でおよそ3分、次に訪れるのは中山の農村歌舞伎舞台です。先ほどの肥土山と同じく、江戸時代から伝わる農村歌舞伎の舞台で、春日神社の境内にあります。中山では、棚田に囲まれたこの土地ならではの、のどかな雰囲気の中で、今も年に一度、地域の人々によって歌舞伎が演じ継がれています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。見学を終えたら、車をとめたまま、歩いておよそ4分、中山千枚田へ向かいましょう。
中山の農村歌舞伎舞台から歩いておよそ4分、次に訪れるのは中山千枚田です。山あいの斜面におよそ770枚の田んぼが連なる棚田で、「日本の棚田百選」にも選ばれています。たびたび渇水に見舞われてきた小豆島で、中山地区の人々が力を合わせて切り開いてきた棚田で、湧き水を利用した「湯船の水」が、今も田を潤しています。田植えの時期には水面がきらめき、稲刈りの頃には黄金色に染まるなど、季節ごとに違う彩りを見せてくれます。見学を終えたら、歩いておよそ4分で中山の舞台のそばにとめた車に戻り、車でおよそ15分、小豆島オリーブ公園へ向かいましょう。
中山千枚田から、歩きと車であわせておよそ19分、次に訪れるのは小豆島オリーブ公園です。日本で初めてオリーブの栽培と搾油に成功したとされるのがこの小豆島で、明治41年(1908)、アメリカから輸入された苗木を植えたことがその始まりと伝えられています。公園のシンボルとして親しまれている白いギリシャ風車は、小豆島と姉妹島提携を結ぶギリシャのミロス島との友好の証として、平成4年(1992)に建てられたものです。実写映画「魔女の宅急便」のロケ地にもなり、風車を背景にほうきにまたがって記念撮影ができるコーナーも人気です。園内には今も2000本を超えるオリーブの木が栽培され、オリーブ記念館やハーブ館ミロスもあわせて見学できます。見学を終えたら、この夜は、車でおよそ11分の草壁港のまわりの宿に泊まりましょう。

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