京橋と林原美術館、旭川のほとりで水辺と美術を楽しむ1泊2日

この旅は路面電車と歩きでめぐります。JR岡山駅に11時ごろ着いたら、路面電車(東山行き)で約15分の「西大寺町」で降り、歩いて約5分の京橋から旅を始めます。京橋は、岡山市街を流れる旭川に架かる橋で、安土桃山時代に「大橋」と呼ばれていたのが始まりと伝わります。京や大坂の品を扱う店が多かったことから町が「京町」と呼ばれるようになり、橋も京橋と改称されたそうです。現在の橋は大正6年(1917)の架け替えで、大正12年(1923)には路面電車の開通にあわせて拡幅されました。円柱状の橋脚を連ねた構造が評価され、「日本百名橋」および土木学会選奨土木遺産に選ばれています。橋のたもとの河川敷では、月に一度、早朝から地元の朝市が開かれ、新鮮な農産物や海産物を扱う店が並びます。橋のたもとからは、ゆったりと流れる旭川と、対岸に広がる岡山の街並みを眺めることができます。
京橋からは歩いて6分ほどです。旭川さくらみちは、後楽園の東岸に沿って続く、約1kmの遊歩道です。ソメイヨシノの並木が続き、開花期には多くの花見客でにぎわう、岡山市内でも人気の高い桜の名所として知られています。夜間にはライトアップが行われる年もあり、幻想的な夜桜も楽しめます。対岸には岡山城の姿も望め、桜の季節以外も、旭川の流れを間近に感じながら歩ける散策路として親しまれています。
旭川さくらみちからは歩いて15分ほどです。岡山後楽園は、岡山藩2代目藩主・池田綱政が、藩主のやすらぎの場として、およそ300年前に築いた庭園です。水戸の偕楽園、金沢の兼六園とあわせて「日本三名園」に数えられ、国の特別名勝にも指定されています。広い芝生地や池、築山が園路や水路で結ばれ、歩きながら四季折々の風景や植物を楽しめる回遊式庭園です。園の中央に広がる沢の池と唯心山がつくる景観は、岡山後楽園のシンボルとされています。水路の上に建てられ、色鮮やかな6つの奇石を配した東屋・流店や、池田綱政が建立し、割った花崗岩を組み直した烏帽子岩で知られる慈眼堂など、見どころも多く点在しています。園内には食事処や茶屋もあるので、庭園散策の合間に、腰を落ち着けて昼食をとりましょう。
岡山後楽園からは歩いて9分ほどです。岡山神社は、貞観年間(859〜877)の創建と伝わる神社です。もとは岡山城が築かれた丘の上にありましたが、天正元年(1573)、宇喜多直家が岡山城を築く際に、城の守り神として現在の場所に移されました。大吉備津彦命や日本武尊など7柱の神々に加え、江戸時代の岡山藩主・池田光政も武安霊命としてまつられています。太平洋戦争で焼失したのち、昭和33年(1958)に本殿が再建されました。静かに、敬意をもってお参りください。

岡山県立博物館からは歩いて5分ほどです。夢二郷土美術館は、明治から大正にかけて活躍した、岡山県瀬戸内市出身の画家・詩人、竹久夢二の作品を集めた美術館です。夢二の生誕100年を記念して、昭和59年(1984)に本館が開館しました。「立田姫」「秋のいこい」「加茂川」などの代表作をはじめ、挿絵や詩文を掲載した雑誌など、およそ2000点を所蔵し、常時100点ほどを展示しながら、年に2回の企画展もあわせて開催しています。1日目はここまでです。今夜は岡山の町の宿に泊まります。

岡山県日帰り
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岡山県・後楽園周辺1泊2日
