酒蔵めぐりと飛騨高山まちの博物館、大人の高山グルメ1泊2日

JR高山駅に10時40分ごろ着いたら、歩いて約6分。この旅で最初に立ち寄るのは飛騨国分寺です。天平13年(741)、聖武天皇の詔にもとづき全国に建てられた国分寺の一つで、行基によって開かれたと伝わります。幾度かの焼失・再建を経て、室町時代に本堂が再建されました。境内にそびえる三重塔は文政4年(1821)の再建で、高さは22mあまり、もとは七重塔だったと伝わります。まちなかの散策を始める前に、静かな境内で心を落ち着けましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
飛騨国分寺からは歩いて13分ほどです。明治8年(1875)に建てられた、旧永田家の檜造りの土蔵をそのまま活用した博物館で、昭和28年(1953)開館の「高山市郷土館」を前身とし、平成23年(2011)のリニューアルを経て、今の姿になりました。14棟もの土蔵をそのまま展示室として再生しており、蔵をめぐりながら見学するという、独特の展示スタイルが特徴です。高山城主・金森氏ゆかりの資料をはじめ、一位一刀彫や春慶塗などの美術工芸品、飛騨の匠や酒造、火消組、高山祭に関する資料など、飛騨・高山の歴史と暮らしを伝える資料を数多く所蔵しています。まち歩きの前に立ち寄って、高山の歴史の予習をしてみましょう。
中橋からは歩いて2分ほどです。古い町並み(さんまち)は、高山陣屋の門前、宮川の東側に南北に連なる通りを総称した呼び名で、「三町(さんまち)」とも呼ばれ、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。江戸時代から続く老舗の造り酒屋が軒を連ね、蔵元の日本酒を飲み比べできる店も多く、大人の町歩きにぴったりの通りです。冬から春にかけては、新酒が搾られたことを知らせる青々とした杉玉が軒先に下がり、酒蔵ごとに違う香りや味わいを楽しめます。車を運転する人は、試飲もふくめて飲まないようにしましょう。お酒は20歳から。あわせて、飛騨牛の握りや串焼きを味わえる食事処も充実しており、このあたりで昼食にしましょう。木造・切妻屋根の町家が織りなす、江戸時代さながらの風情のなかで、大人ならではの高山グルメを楽しみましょう。
古い町並みからは歩いて13分ほどです。城山公園は、高山城の跡地に整備された、高山市内でも有数の大きな公園です。天正16年(1588)、飛騨国の領主となった金森長近が築城に着手し、およそ16年をかけて高山城を完成させました。元禄8年(1695)、幕府の命により城は取り壊されましたが、明治6年(1873)に城跡が公園として整備され、今に至ります。園内には曲輪や堀、石垣などの遺構が残るほか、築城主・金森長近の騎馬像が立ち、高山の市街を見渡す高台からの眺めも楽しめます。ソメイヨシノおよそ1000本が植えられた桜の名所としても知られています。

城山公園からは歩いて17分ほどです。東山遊歩道は、戦国武将・金森長近が、京都の東山になぞらえて築いた「東山寺町」を巡る、およそ4kmの散策路です。天正年間、長近は町の東側の高台に寺院を集め、信仰の拠点であると同時に、城下を守る備えともしました。今も十数か寺が軒を連ね、四季折々の風情を楽しめます。長近の菩提寺である素玄寺の本堂は、高山城の遺構を伝える貴重な建物と伝わり、雲龍寺の鐘楼門も、城の解体時に移築されたものです。寺の建物や庭園は、それぞれの行事にあわせて公開日が異なるため、山門など、静かな門前をたどりながら歩いてみましょう。坂や石段のある道が続くので、足元に気をつけましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもって歩きましょう。この夜は、高山の宿に泊まりましょう。

石川県・岐阜県3泊4日
岐阜県日帰り
岐阜県日帰り
岐阜県日帰り



