岡山城、烏城と呼ばれる漆黒の天守を望む定番日帰りプラン

旅の始まりは岡山城です。慶長2年(1597)ごろ、豊臣政権の五大老の一人・宇喜多秀家によって築かれた城で、織田信長の安土城を模して建てられたと伝えられています。三層六階の天守は、全国的にも珍しい不等辺五角形の天守台の上に立ち、黒い下見板張りの外観から「烏城」の別名で親しまれてきました。かつては国宝に指定されていましたが、昭和20年(1945)の空襲で焼失し、現在の天守は再建されたものです。令和4年(2022)には大規模な改修を終え、リニューアルオープンしました。旭川のほとりに立つ漆黒の天守を、じっくりと眺めましょう。この後は、旭川を渡って歩いておよそ10分、岡山後楽園へ向かいましょう。
岡山城から旭川を渡って歩いておよそ10分、岡山後楽園に着きます。岡山藩主・池田綱政の命により、14年の歳月をかけて元禄13年(1700)ごろに完成した大名庭園で、水戸の偕楽園、金沢の兼六園とともに「日本三名園」の一つとされています。旭川をはさんで岡山城と向かい合う中州に広がり、園内から城の天守を望める、全国でも珍しい庭園として知られています。園内でひときわ高い築山・唯心山からは、沢の池に浮かぶ島や橋、そして岡山城の天守が一体となった景色を一望できます。春の梅や桜、夏のハナショウブや蓮など、四季折々の花々も見どころです。広大な芝生の景観をゆっくりと散策しましょう。この後は、歩いておよそ9分、夢二郷土美術館へ向かいましょう。
岡山後楽園から歩いておよそ9分、後楽園の外苑に建つ夢二郷土美術館に着きます。岡山県出身で、大正ロマンを代表する詩人・画家として知られる竹久夢二の作品を専門に収蔵する美術館で、昭和41年(1966)に開館しました。肉筆画を中心に、夢二がデザインした本の装丁や千代紙、浴衣の図案まで、幅広い作品を所蔵しています。年4回の企画展では、テーマに合わせた作品がおよそ100点以上展示されます。館内の喫茶室で、昼食や休憩をとりましょう。夢二が描いた独特の女性像「夢二式美人」の世界を、ゆっくりと味わいましょう。この後は、歩いておよそ8分、岡山県立博物館へ向かいましょう。
夢二郷土美術館から歩いておよそ8分、後楽園の正門前に建つ岡山県立博物館に着きます。昭和46年(1971)に開館し、令和5年(2023)4月には全面リニューアルオープンした、岡山の歴史と文化を紹介する博物館です。県内の遺跡から出土した資料や仏教美術、民俗資料のほか、岡山を代表する伝統工芸である備前焼や備前刀など、地域に根ざした収蔵品の数々を見学できます。歴史ある岡山の文化に、じっくりとふれてみましょう。この後は、歩いておよそ10分、林原美術館へ向かいましょう。
岡山県立博物館から歩いておよそ10分、岡山城二の丸対面所跡に建つ林原美術館に着きます。昭和39年(1964)に開館した美術館で、旧岡山藩主・池田家に伝わった大名道具の数々と、実業家・林原一郎が集めたコレクションを収蔵の柱としています。刀剣、甲冑、能面・能装束、絵画、書跡、陶磁器など、およそ9千件にのぼる収蔵品の中には、国宝・重要文化財も多く含まれています。建物はモダニズム建築で知られる前川國男の設計で、大きな長屋門が正門として残されています。常設展示は行わず、独自のテーマで収蔵品を紹介する企画展が年に数回開かれています。じっくりと見学してみましょう。この後は、歩いておよそ11分、表町商店街へ向かいましょう。
林原美術館から歩いておよそ11分、表町商店街に着きます。慶長年間、およそ1600年ごろに商人町として始まったと伝えられる、400年の歴史を持つ、岡山県下最大級とされる商店街です。上之町・中之町・下之町・栄町・紙屋町・西大寺町・新西大寺町・千日前という8つの町からなり、「表八ヶ町」とも呼ばれ親しまれてきました。南北およそ1.4kmにわたってアーケードが続き、現在も300を超える店が軒を連ねています。老舗から新しい店まで入り混じる商店街の活気を楽しんでみましょう。この後は、歩いておよそ15分、西川緑道公園へ向かいましょう。
表町商店街から歩いておよそ15分、西川緑道公園に着きます。岡山市中心部を南北に流れる西川用水の両岸を整備した、総延長およそ2.4kmにわたる緑道公園です。およそ100種、3万8千本もの樹木が植えられていて、噴水や水上テラスなどもあり、四季折々の彩りを楽しみながら散策できます。岡山城下町を歩いてきた締めくくりに、水辺の緑道をゆっくりと歩いてみましょう。岡山城、烏城と呼ばれる漆黒の天守を望む定番日帰りプランも、ここで終わりです。

岡山県日帰り
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岡山県・後楽園周辺1泊2日
