岡山県立博物館、岡山の歴史と文化財を学ぶプラン

旅の始まりは岡山県立博物館です。昭和46年(1971)、特別名勝・岡山後楽園に隣接する外苑内に開館した歴史博物館で、「岡山県の歴史と文化」をテーマに、考古資料や美術工芸品、古文書、民俗資料、刀剣、備前焼など、およそ1万5000件の収蔵資料を有しています。中でも、国宝「赤韋威鎧」や、岡山にゆかりの深い刀剣「太刀 銘則宗」「太刀 銘長光」といった国指定重要文化財は見どころの一つです。岡山県南部には、良質な日本刀の産地として知られた備前国・備中国があり、岡山は今も「刀どころ」として知られています。この後は、歩いておよそ11分、岡山県天神山文化プラザへ向かいましょう。
岡山県立博物館から歩いておよそ11分、岡山県天神山文化プラザに着きます。ル・コルビュジエのもとで学んだ日本の近代建築家・前川國男の設計で、昭和37年(1962)に完成した県の文化施設です。黄色に彩られた1階のピロティや、吹き抜けのレリーフなど、前川建築ならではの鮮やかな色使いが随所に見られます。平成17年(2005)にはリニューアルも行われ、展示室やホールでは、美術展や公演などさまざまな文化活動が行われています。この後は、歩いておよそ5分、岡山市立オリエント美術館へ向かいましょう。
岡山県天神山文化プラザから歩いておよそ5分、岡山市立オリエント美術館に着きます。昭和54年(1979)、学校法人岡山学園から寄贈された古代オリエント美術品1947点を機に開館した、国内で唯一とされる、古代オリエントを専門とする公立の美術館です。建築家・岡田新一が、西アジア各地を取材して得たオリエント建築の要素を取り入れて設計しました。イランやイラク、シリアなど西アジアを中心に、土器や金属器、ガラス器、彫刻など、およそ5000点の美術品を収蔵しています。中でも、紀元前9世紀のアッシリア王宮の内壁を飾っていたレリーフは、世界的にも貴重な歴史遺産です。この後は、歩いておよそ4分、岡山神社へ向かいましょう。

岡山市立オリエント美術館から歩いておよそ4分、岡山神社に着きます。貞観年間(859〜877)の創建と伝わる古社で、もとは岡山城本丸の地に鎮座していました。天正元年(1573)、岡山城を築くことになった宇喜多直家によって、現在の社地に遷されました。倭迹迹日百襲姫命や日本武尊など複数の神々とともに、岡山藩主・池田光政も祭神として祀られています。参拝の際は、敬意を込めて手を合わせましょう。この後は、歩いておよそ10分、岡山後楽園へ向かいましょう。
岡山神社から歩いておよそ10分、岡山後楽園に着きます。岡山藩2代藩主・池田綱政が、14年の歳月をかけて元禄13年(1700)に完成させた大名庭園で、水戸の偕楽園、金沢の兼六園とあわせて、日本三名園の一つとされています。およそ14.4haの広大な園内には、唯心山からの見晴らしや、茶畑・花葉の池、能舞台を備えた延養亭など、見どころが点在しています。岡山城を借景にした庭園の眺めも、この庭園ならではの魅力です。園内の茶屋で昼食をとりましょう。この後は、歩いておよそ6分、岡山城へ向かいましょう。
岡山後楽園から歩いておよそ6分、岡山城に着きます。宇喜多秀家が、石山城を取り込む形で新たに本丸を築いたのが始まりで、黒漆塗りの下見板が陽光を受けて烏の羽のように輝くことから「烏城」とも呼ばれています。天守は昭和20年(1945)の空襲で焼失しましたが、現在は再建され、内部は歴史資料を展示する施設として公開されています。最上階からは、後楽園や旭川、岡山市街を見渡すことができます。この後は、歩いておよそ6分、林原美術館へ向かいましょう。
岡山城から歩いておよそ6分、林原美術館に着きます。岡山城二の丸対面所跡に建つ美術館で、昭和39年(1964)に開館しました。旧岡山藩主・池田家に伝わった大名道具と、岡山の実業家・林原一郎が集めた美術品を中心に収蔵しています。能装束や狂言装束など、能楽にまつわる優品も数多く、大きな長屋門をくぐった先に広がる静かな展示室で、ゆっくりと鑑賞できます。岡山県立博物館、岡山の歴史と文化財を学ぶ旅はこれで終わりです。帰りは、路面電車かバスで岡山駅方面へ戻りましょう。

岡山県日帰り
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岡山県・後楽園周辺1泊2日