ミキモト真珠島、真珠養殖発祥の地を訪ねる定番日帰りプラン


ミキモト真珠島は、真珠養殖発祥の地として知られる島です。車の場合は、専用駐車場に車を置いて見学しましょう。1893年、この島で御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功したとされています。その後、丸い形の「真円真珠」の養殖技術も確立され、真珠養殖の技術は大きく前進しました。1921年、ロンドンの新聞に「養殖真珠は天然真珠の模造品であり、それを売るのは詐欺商法だ」とする記事が掲載されたことがありました。これを受けてパリでも養殖真珠への疑いが生じ、民事裁判へと発展しましたが、ミキモト側が勝訴を勝ち取ります。この裁判をきっかけに、養殖真珠とミキモトの名前が世界中に広く知られるようになったと伝えられています。島内には、真珠の歴史や科学を学べる真珠博物館や御木本幸吉記念館、真珠のアクセサリーが並ぶパールプラザなどがあります。さらに、海女さんによるアコヤ貝採取の実演を間近で見学できる海女スタンドも見どころのひとつです。実際に海に潜る海女さんの姿を見ながら、真珠養殖の歴史に思いを馳せましょう。この後は、歩いておよそ7分、鳥羽城跡へ向かいましょう。

ミキモト真珠島から歩いておよそ7分、鳥羽城跡に着きます。文禄3年(1594年)、水軍の将としても知られる九鬼嘉隆によって築かれた城で、海に突き出た地形を生かし、大手門を海側に構えた「海城」として全国的にも珍しい造りだったと伝えられています。江戸時代には内藤忠重によって石垣造りの城へと改修されました。現在は本丸跡や石垣の一部が残るのみですが、鳥羽湾を見渡せる高台から、九鬼水軍が活躍した往時の海の様子をしのぶことができます。この後は、車でおよそ18分、海と人々の暮らしを伝える海の博物館へ向かいましょう。

鳥羽城跡から車でおよそ18分、鳥羽市立海の博物館に着きます。海女漁や木造船をはじめ、海にまつわる6万点を超える民俗資料を収蔵する博物館で、このうち6879点は国の重要有形民俗文化財に指定されています。国や三重県の無形民俗文化財にも指定される「海女」の漁の道具や暮らしにまつわる展示が充実しており、実際に使われていた海女小屋の再現展示なども見どころです。真珠島で見た海女さんの実演とあわせて、海女という仕事の奥深さに触れてみましょう。この後は、車でおよそ38分、海女さんの営む海女小屋で食事を楽しめる「さとうみ庵」へ向かいましょう。
海の博物館から車でおよそ38分、志摩市志摩町越賀にある、海女小屋体験施設さとうみ庵に着きます。ここでお昼をいただきましょう。海女さんが漁の合間に暖を取り、食事をとった「海女小屋」を再現した施設で、中央の火場(囲炉裏)を囲みながら、現役やベテランの海女さんから、普段なかなか聞けない海女漁の話を聞くことができます。伊勢海老やあわび、さざえなど、伊勢志摩の海で獲れた新鮮な魚介や、志摩の郷土料理「てこね寿司」もあわせて味わえます。完全予約制のため、訪れる前に公式サイトや電話で予約をすませておきましょう。この後は、車でおよそ32分、相差の海女文化を紹介する相差海女文化資料館へ向かいましょう。
さとうみ庵から車でおよそ32分、相差の海女文化を紹介する相差海女文化資料館に着きます。重さ14〜20kgもの「フンドウ」と呼ばれる重りを使い、素早く海底へ向かった海女さんの姿が、等身大のジオラマで再現されています。あわび採りを疑似体験できる装置や、実際に使われていた海女の道具、相差の歴史を伝える古文書なども展示されています。この後は、歩いておよそ10分、女性の願いを一つだけ叶えてくれるという「石神さん」へ向かいましょう。
相差海女文化資料館から歩いておよそ10分、神明神社の境内にある「石神さん」に着きます。祀られているのは、神武天皇の母神とされる玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、海女たちの間で古くから「女性の願いなら一つだけ叶えてくれる」と信仰されてきました。祈願紙に願いごとを一つだけ書き、石神さんの前にある願い箱にそっと納めてお参りしましょう。静かに、敬意をもってお参りください。真珠養殖の歴史から海女さんの暮らしと信仰まで、鳥羽の海に生きる人々の物語をめぐった今日の旅を締めくくりましょう。

三重県日帰り
三重県・熊野日帰り
三重県・熊野日帰り
三重県日帰り