伊勢神宮の初詣、外宮から内宮・おかげ横丁をめぐる新年の参拝

JR二見浦駅から歩いておよそ15分、二見興玉神社に着きます。祭神・猿田彦大神ゆかりの興玉神石を沖合に拝む神社で、海に浮かぶ夫婦岩はその鳥居にあたります。高さ16mの男岩と9mの女岩を結ぶ大しめ縄が有名で、5月から7月ごろには岩の間から朝日が昇る様子を望めます。この一帯はかつて、伊勢神宮を参拝する前に心身を清める「浜参宮」の地とされてきました。波打ち際は足元が滑りやすいので、気をつけて歩きましょう。ほかの参拝者への敬意を持ってお参りしましょう。この後は、電車とバスでおよそ25分、外宮へ向かいましょう。
二見興玉神社から電車とバスでおよそ25分、伊勢神宮外宮(豊受大神宮)に着きます。衣食住や産業をつかさどる神・豊受大御神を祀る神社で、およそ1500年前、天照大御神のお告げにより、丹波国(現在の京都府宮津市)から現在の地に迎えられたのが始まりと伝えられています。創建以来、神様に朝夕の食事をお供えする「日別朝夕大御饌祭」が、一日も欠かさず続けられています。御正宮をはじめ、別宮もあわせて、敬意を持って参拝しましょう。時間に余裕を持って訪れましょう。この後は、歩いておよそ22分、倭姫宮へ向かいましょう。
外宮から歩いておよそ22分、倭姫宮に着きます。内宮の祭神・天照大御神を祀る場所を探し求めて諸国を巡ったと伝えられる倭姫命を祀る、皇大神宮の別宮です。大正12年(1923)に創建された、14ある別宮の中でも最も新しいとされるお宮です。緑に囲まれた静かな境内で、敬意を持ってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ5分、神宮徴古館へ向かいましょう。
倭姫宮から歩いておよそ5分、神宮徴古館に着きます。式年遷宮のたびに新しくつくり替えられ、役目を終えた神宮の御神宝や装束をはじめ、美術工芸品、国の重要文化財に指定された考古・歴史資料などを展示する博物館です。20年に一度の式年遷宮という神宮ならではの仕組みと、そこに込められた技を間近に見ることができます。この後は、周辺で昼食をとってから、バスでおよそ15分、内宮へ向かいましょう。
神宮徴古館からバスでおよそ15分、伊勢神宮内宮に着きます。正式には皇大神宮といい、伊勢神宮125社の中心となるお宮です。祭神としてお祀りされているのは、皇室の祖先神であり太陽の神様とされる天照大御神で、約2000年前にこの地に鎮座されたと伝えられています。ご神体は三種の神器のひとつ「八咫鏡」で、こちらは神話に伝わるお話として伝えられています。参道に入る前に渡る宇治橋の下を流れる五十鈴川は、古くから参拝者が手や口を清めてきた御手洗場です。内宮の参道は右側通行で、外宮とは逆になります。覚えておくと安心です。社殿は「唯一神明造」と呼ばれる、日本最古とされる建築様式で建てられています。屋根の上の千木と鰹木の形にも注目してみましょう。内宮は鰹木が10本、千木の先端が水平に切られているのが特徴で、これを覚えておくと外宮の社殿と見比べる楽しみが増えます。清らかな杜の空気を感じながら正宮まで進み、敬意を持ってお参りしましょう。時間に余裕を持って訪れましょう。参拝を終えたら、歩いておよそ15分、次はおかげ横丁へ向かいましょう。
内宮から歩いておよそ15分、おかげ横丁に着きます。1993年、第61回の式年遷宮が行われた年に開かれた町並みです。もともと門前町として栄えたおはらい町の賑わいを取り戻したいという願いから、伊勢路の伝統的な建物を再現して作られました。開業当初は27店舗ほどでしたが、現在では数多くのお店が軒を連ねる人気のスポットに育っています。「おかげ横丁」という名前には、江戸時代から明治の初めにかけて大流行した「おかげ参り」への思いが込められていると言われています。おかげ参りとは、短期間に全国から数百万人もの人々が伊勢を目指した現象で、道中で出会った人々から食べ物や宿を無償で提供される「施行」という助け合いがあったと伝えられています。町並みを歩きながら、名物を味わってみましょう。この後は、歩いておよそ8分、猿田彦神社へ向かいましょう。
おかげ横丁から歩いておよそ8分、猿田彦神社に着きます。「みちひらき」の神として知られる猿田彦大神を祀る神社で、古事記・日本書紀には、天孫降臨の際に天上から道案内をしたと伝えられています。境内には、芸能の神・天鈿女命を祀る佐瑠女神社もあわせて祀られています。伊勢参りの締めくくりに、敬意を持って手を合わせましょう。参拝を終えたら、近鉄五十鈴川駅または内宮前のバス停から、帰りの電車・バスに乗りましょう。

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