佐賀城本丸歴史館と佐嘉神社、定番の佐賀市内さんぽ日帰りプラン


この旅は、佐賀市中心部を歩いてめぐります。佐賀城本丸歴史館は、天保9年(1838)、佐賀藩10代藩主・鍋島直正によって再建された佐賀城本丸御殿の一部を、忠実に木造で復元した施設です。本丸御殿の復元としては全国で初めてとされ、木造復元建築としては日本最大規模とされ、延床面積はおよそ2,500平方メートルにおよびます。館内では、幕末、反射炉の築造や大砲の鋳造、蘭学の奨励など、他藩に先駆けて西洋の科学技術を取り入れた佐賀藩の先進性や、大隈重信をはじめ多くの人材を輩出した佐賀の近代化の歩みを、わかりやすく紹介しています。周辺には天守台や城堀、国の重要文化財に指定された鯱の門も残り、往時の佐賀城の雰囲気を今に伝えています。幕末維新期の佐賀の歴史を、たどってみましょう。
佐賀城本丸歴史館からは歩いてすぐです。佐賀城鯱の門は、天保9年(1838)に建立された佐賀城本丸の表門です。二重二階の櫓門で、屋根の両端に置かれた青銅製の鯱が名前の由来となっています。白壁の門扉には、明治7年(1874)の佐賀の乱の際についたとされる弾痕が今も残っており、国の重要文化財に指定されています。幕末から明治にかけての佐賀の歴史を物語る、貴重な現存建造物です。
佐賀城鯱の門からは歩いておよそ3分です。佐賀県立博物館は、自然史・考古・歴史・美術・工芸・民俗と幅広い分野にわたる資料を、常設展「佐賀県の歴史と文化」として紹介する博物館です。有田焼や鍋島藩窯で焼かれた鍋島焼、吉野ケ里遺跡の出土品などが並ぶほか、屋外展示場には、東京の高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発で出土した鉄道遺構「高輪築堤」の一部が移設・再現されています。佐賀の自然と歴史を、じっくりとたどってみましょう。
佐賀県立博物館からは歩いておよそ8分です。与賀神社は、欽明天皇25年(564)の勅願造立と伝わる古社で、佐賀城の鎮守として崇敬を集めてきました。室町時代に建てられた朱塗りの楼門、慶長8年(1603)造の三の鳥居、両者を結ぶ慶長11年(1606)建造の石橋は、いずれも国の重要文化財です。境内には樹齢およそ1400年と推定される大楠が立ち、県の天然記念物に指定されています。静かに、敬意をもってお参りください。参拝のあとは、このあたりで昼食をとりましょう。

与賀神社からは歩いておよそ15分です。佐嘉神社は、幕末の名君として知られる佐賀藩10代藩主・鍋島直正公と、11代藩主・直大公をお祀りする神社です。直正公は、全国に先駆けて反射炉を築いて大砲を鋳造したとされ、蘭学を奨励して種痘を我が子に試すなど、西洋の科学技術と医学の導入に尽力した先進的な藩主として知られています。直正公の没後、明治6年(1873)にその遺徳をたたえて祭祀が始まり、昭和4年(1929)に佐嘉神社の創建が決まって、昭和8年(1933)、現在の社殿が造営されました。佐賀の近代化を切り開いた名君を祀る神社として、今も多くの人々が参拝に訪れる、地域の総鎮守的な存在です。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。続いては、歩いておよそ2分の松原神社へ向かいましょう。
佐嘉神社とは同じ敷地の隣にあり、歩いてすぐです。松原神社は、安永元年(1772)、佐賀藩8代藩主・鍋島治茂が、藩祖・鍋島直茂を祀る社として建てたのが始まりで、当初は直茂の戒名にちなみ「日峯社」と呼ばれました。文化14年(1817)、直茂の祖父・清久とその室・彦鶴を合祀し、松原神社と改称されています。龍造寺隆信公など、あわせて7柱の神をお祀りする神社です。静かに、敬意をもってお参りください。
松原神社からは歩いておよそ6分です。佐賀バルーンミュージアムは、平成28年(2016)に開館した、国内初とされる常設型の熱気球博物館です。館内では、日本で初めて有人飛行に成功したとされる熱気球「イカロス5号」の実機や、大画面のシアター映像を通じて、熱気球の歴史や仕組みを紹介しています。本物のバスケットとバーナーを使ったバルーンフライトシミュレーターでは、操縦の疑似体験もできます。空を飛ぶ夢に挑んできた人々の歩みを、体感してみましょう。続いては、歩いておよそ8分の旧古賀家へ向かいましょう。
佐賀バルーンミュージアムからは歩いておよそ8分です。旧古賀家は、古賀銀行を創設した2代目・古賀善兵衛の邸宅として、明治17年(1884)に建てられた建物です。町家ではなく武家屋敷に近い配置を採るのが特徴で、明治期の銀行家の暮らしぶりを伝えています。銀行の解散後は料亭としても使われ、平成7年(1995)、佐賀市の重要文化財に指定されました。趣のある佇まいを眺めながら、明治の佐賀に思いをはせてみましょう。
旧古賀家からは歩いておよそ9分です。大隈重信記念館は、佐賀が生んだ政治家・大隈重信の生誕125年を記念し、昭和42年(1967)に開館した記念館です。建築家・今井兼次の設計で、県木のクスノキの根幹や大隈の体を曲面で表現した、記念碑的な建物です。隣接する大隈重信旧宅は、天保9年(1838)、大隈重信が生まれ育った家で、佐賀地方に多い「コの字形」の造りを今に伝えています。佐賀が生んだ近代日本の立役者の歩みを、たどってみましょう。見学を終えたら、佐賀駅までは徒歩およそ32分です。大隈重信記念館入口バス停からのバスも利用できます。

佐賀県・鹿島日帰り
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