大原美術館、日本初とされる西洋美術中心の私立美術館プラン

この旅は、歩いてめぐります。大原美術館は、倉敷を拠点に活躍した実業家・大原孫三郎が、前年に亡くなった画家・児島虎次郎を記念して、昭和5年(1930)に設立した、日本で最初とされる西洋美術中心の私立美術館です。児島虎次郎はヨーロッパで美術品の収集に情熱を注ぎ、エル・グレコやゴーギャン、モネ、マティスといった、今も大原美術館の中核をなす作品の数々を日本に持ち帰りました。中でもエル・グレコの《受胎告知》は、大正12年(1923)に倉敷で初めて公開された、日本にやってきた最初のエル・グレコの作品と伝わります。倉敷美観地区の白壁の町並みの中に佇む、西洋美術の粋を味わってみましょう。続いては、歩いておよそ2分の語らい座大原本邸へ向かいましょう。

大原美術館からは歩いておよそ2分です。語らい座大原本邸は、大原美術館や倉敷中央病院など、数々の事業を興した大原家の旧宅で、国の重要文化財に指定されています。江戸時代の終わりごろに建てられたこの家で、大原美術館を設立した大原孫三郎は生まれ育ちました。大原家8代にわたる歩みを紹介する展示や、大原家の蔵書に囲まれたブックカフェもあり、大原家の歴史をじっくりとたどることができます。
語らい座大原本邸からは歩いておよそ5分です。児島虎次郎記念館は、大原美術館の別館として、令和7年(2025)に開館した記念館です。大正11年(1922)に旧第一合同銀行倉敷支店として建てられた、国の登録有形文化財の建物を活用しています。大原美術館の礎を築いた洋画家・児島虎次郎の作品や、彼がヨーロッパ留学中に収集した古代エジプト・西アジアの美術品などが展示されています。大原美術館の原点となったコレクションを、たどってみましょう。このあたりで、昼食をとりましょう。
児島虎次郎記念館からは歩いておよそ5分です。UKIYO-E KURASHIKI/国芳館は、幕末の浮世絵師・歌川国芳の作品を専門に紹介する、世界初とされる浮世絵師個人のミュージアムです。ダイナミックな構図と奇抜な発想で人気を集めた国芳の武者絵や戯画などを、じっくりと味わうことができます。西洋美術とはまた違う、江戸の絵師の想像力の豊かさを感じてみましょう。
UKIYO-E KURASHIKI/国芳館からは歩いておよそ3分です。加計美術館は、倉敷芸術科学大学が運営する美術館です。関連大学の学生や卒業生による作品、文化財修復にまつわる展示など、企画展を中心に幅広い作品にふれることができます。若い作り手たちの表現を、楽しんでみましょう。
加計美術館からは歩いてすぐです。倉敷民藝館は、江戸時代後期の米倉を改装し、昭和23年(1948)に開館した民藝館です。設立に尽力した大原孫三郎に招かれた外村吉之介が初代館長を務め、東京に次いで2番目につくられた民藝館として知られています。国内外の陶磁器やガラス、染織物、木工品など、暮らしの中で育まれてきた民藝品を、幅広く紹介しています。実用の美という民藝の考え方に、触れてみましょう。

倉敷民藝館からは歩いておよそ4分です。倉敷市立美術館は、建築家・丹下健三が昭和35年(1960)に倉敷市庁舎として設計した建物を、昭和58年(1983)に美術館として再生した施設です。横に渡されたおよそ20mの梁と、それを支える太い柱や厚い壁が、雄大なスケールを見せています。昭和55年(1980)、倉敷市出身の日本画家・池田遙邨から寄贈された489点の作品が、コレクションの基礎となっています。建築とアート、両方の見応えを楽しんでみましょう。見学を終えたら、JR倉敷駅までは徒歩およそ13分です。

岡山県日帰り
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岡山県・後楽園周辺1泊2日