竹林の小径と渡月橋、大河内山荘から嵐山をめぐる日帰りプラン

大河内山荘から歩いておよそ2分、竹林の小径に着きます。嵯峨野を代表する竹林の遊歩道で、空へ向かってまっすぐ伸びる竹が道の両側を覆い、風に揺れる葉音や、葉の隙間からこぼれる光が独特の雰囲気をつくります。かつてこの一帯は平安貴族の別荘地で、竹は建材や工芸品の材料として古くから育てられてきたと伝えられています。この後は、歩いておよそ8分、常寂光寺へ向かいましょう。
竹林の小径から歩いておよそ8分、小倉山の中腹に建つ常寂光寺に着きます。紅葉の名所として知られ、安土桃山時代に日蓮宗の僧・日禎が開いたとされ、寺の名は仏教が説く理想の浄土「常寂光土」になぞらえて名づけられたと伝えられています。歌人・藤原定家が『小倉百人一首』を編んだという山荘「時雨亭」の跡地との説もあるこの一帯、茅葺きの仁王門から多宝塔へ続く石段の眺めが見どころです。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ18分、嵐電嵐山駅へ向かいましょう。

常寂光寺から歩いておよそ18分、レトロな路面電車、嵐電のターミナル駅に着きます。1910年に嵐山電車軌道の駅として開業した歴史ある駅で、2013年のリニューアルでホーム内に嵐山温泉の湯を使った足湯や、着物姿の柱が並ぶ「キモノフォレスト」が整いました。この後は、歩いておよそ7分、嵐山公園へ向かいましょう。
嵐山公園から歩いておよそ2分、渡月橋に着きます。承和3年(836)、僧・道昌が架けたのが始まりと伝えられる橋で、現在の名は、亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と詠んだことに由来するといわれています。嵐山を背景に桂川に架かるこの橋は、嵐山を象徴する景観として古くから親しまれてきました。この後は、歩いておよそ4分、渡月橋北詰へ向かいましょう。
渡月橋から歩いておよそ4分、渡月橋北詰に着きます。嵐山本通りの入口にあたり、食事処が軒を連ねる一帯です。ここで昼食にしましょう。この後は、歩いておよそ15分、車折神社へ向かいましょう。

渡月橋北詰から歩いておよそ15分、ユニークな逸話を持つこの神社に着きます。平安時代の学者・清原頼業を祀り、後嵯峨天皇の牛車の轅(ながえ)がこの前で突然折れたことから「車折」の名がついたと伝えられています。境内の「芸能神社」を彩る、俳優や歌手の名を記した朱塗りの玉垣がずらりと並ぶ光景は、名物の一つです。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、歩いておよそ11分、鹿王院へ向かいましょう。
車折神社から歩いておよそ11分、鹿王院に着きます。室町幕府3代将軍・足利義満が康暦2年(1380)に建てた宝幢寺の塔頭として、嘉慶元年(1387)、開山・春屋妙葩の寿塔(生前のお墓)を守るために建てられた禅寺です。参道の両側に広がる紅葉や新緑の並木道と、その先に見える嵐山・小倉山の借景庭園が見どころです。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。この後は、嵐電でおよそ8分、広隆寺へ向かいましょう。
鹿王院から嵐電でおよそ8分、太秦広隆寺駅で降りると、広隆寺に着きます。推古11年(603)、聖徳太子から仏像を授かった秦河勝が建立したと伝えられる、京都でも有数の古い歴史を持つ寺院です。霊宝殿に安置される国宝第1号の弥勒菩薩半跏思惟像は、その柔和な微笑みから「アルカイック・スマイル」とも称され、飛鳥・奈良時代の仏教美術を代表する名品として知られています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。嵐山めぐりの締めくくりに、時代を超えた美しさに触れてみましょう。

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