朝市と元町の坂、湯の川と五稜郭をめぐる函館さんぽ1泊2日


この旅は市電と歩きでめぐります。JR函館駅に11時ごろ着いたら、駅前からすぐ。終戦直後の1945年に、近くの農家が野菜の立ち売りを始めたことから育った市場で、今では約3haの敷地に約250の店が集まっています。海鮮丼などの店も並び、市場の中を歩いて品定めができます。生け簀で泳ぐイカを自分で釣り上げる「活いか釣堀」もあります。
朝市から歩いて約5分。かつて青森と函館を結んだ青函連絡船「摩周丸」の船内を公開している記念館です。船長が指揮をとった操舵室や、当時の面影を残す無線通信室がそのまま残り、模型や船の部品の展示から連絡船の歴史をたどれます。甲板に出ると函館港を見渡せます。
金森赤レンガ倉庫から坂を上って歩いて約9分。坂の上に立つと、港へ向かって一直線に下る石畳の先に、さきほど見学した摩周丸の赤い煙突が見えます。春は桜、冬は雪が坂をいろどり、夕暮れには街灯が石畳を照らします。坂道は車も通るので、写真を撮るときは車に気をつけましょう。

八幡坂の上から歩いて約5分。1860年にロシア領事館の聖堂として建てられたのが始まりで、1861年に来日した聖ニコライによって、日本の正教の歩みが始まったとされます。1907年の大火で焼けたのち、1916年に建て直された今の聖堂は、白い壁に緑の屋根、八角形の鐘楼と6つの玉ねぎ形の屋根をのせた姿で、国の重要文化財です。祈りの時間に鳴り響く鐘の音から「ガンガン寺」とも呼ばれます。冬は見学できない期間があり、見学の時間も曜日で変わるので、公式の案内で確かめましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
ハリストス正教会から歩いて約14分。1879年に、市民が資材や労力を出し合ってつくった公園で、国の名勝です。園内の小さな遊園地「こどものくに」には、今に残る観覧車として日本で最も古いとされる観覧車があり、高台からは津軽海峡を望めます。春には約400本の桜が咲きます。
函館公園から歩いて約11分、函館山のふもとへ。1445年に始まり、1880年に今の場所へ移った神社で、大正時代に完成した本殿は、屋根の曲線が美しい木造の社殿です。北海道の開拓や海の仕事、漁業に携わる人々を守る神として信仰されてきました。社殿へは石段を上るので、足元に気をつけましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りしましょう。
八幡宮から谷地頭の電停へ歩いて約13分、市電で湯の川温泉の電停まで約35分、降りてすぐ(あわせて約50分)。北海道三大温泉郷の一つといわれる湯の川温泉の足湯で、地元の人も旅の人も気軽に立ち寄れます。足湯でもほかの人を写さず、長湯を避けて、こまめに水分をとりましょう。この日は湯の川温泉の宿に泊まりましょう。津軽海峡を望む露天風呂のある宿もあります。

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