熊野本宮大社と大斎原、世界遺産・熊野古道の聖地を巡る日帰りプラン

熊野本宮大社前から路線バスで発心門王子へ向かい、ここから熊野古道を歩きます。発心門王子は、熊野本宮大社の神域の入口とされる場所です。発心門王子から熊野本宮大社までは約7km、歩いて約3時間の道のりで、美しい山里の集落と、石畳も残る上り下りの緩やかな古道を交互に歩く、熊野古道でいちばん人気のコースとされています。歩きやすい靴と飲み物を用意し、天候や体調を考えて、無理をせずに歩きましょう。道からはずれない、動植物をとらないなど、紀伊山地の参詣道のルールを守って歩きましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
発心門王子から古道を歩いて伏拝王子へ。多くの参詣者が歩いたとされる中辺路で、難行苦行の道のりの末に、初めて熊野本宮大社を望む場所です。「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野本宮大社を、伏して拝んだことに由来すると伝えられています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
伏拝王子から古道を歩いて、熊野本宮大社へ。熊野三山(本宮・速玉・那智の各大社)の中心で、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮です。社殿は崇神天皇65年(紀元前33年)に旧社地の大斎原に創建されたと、古い記録に記されています。明治22年(1889年)の水害で社殿の多くが流出し、流出を免れた上四社3棟を、明治24年(1891年)に今の場所に移しました。社殿は平成7年(1995年)に国の重要文化財に指定されています。本殿へは158段の石段が続きます。神武天皇を大和の橿原まで導いたと伝わる八咫烏は導きの神として信仰され、日本サッカー協会のマークにもなっています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。このあと、大社の近くで昼食にしましょう。
熊野本宮大社から500mほど離れた旧社地・大斎原へ。熊野川・音無川・岩田川の合流点にある中洲で、明治22年(1889年)の大水害まで、約1万1千坪の境内に五棟十二社の社殿や楼門、神楽殿、能舞台などが並び、今の数倍の規模だったといわれます。江戸時代まで中洲へ渡る橋はなく、人々は歩いて川を渡り、音無川の冷たい水で最後の水垢離をして身を清めてから詣でたそうです。今は、流失した中四社・下四社をまつる石造の小祠が建っています。入口には、高さ約34m、幅約42mの大鳥居が立っています。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。
本宮からバスで湯の峰温泉へ。4世紀ごろに熊野の国造・大阿刀足尼(おおあとのすくね)によって発見されたと伝わり、のちに歴代の上皇の熊野御幸で広く知られるようになった温泉で、日本最古の湯ともいわれます。熊野詣の人々は、ここで湯垢離を行って身を清め、旅の疲れをいやしました。日によって7回も湯の色が変わるといわれる岩風呂「つぼ湯」は、参詣道の一部として世界遺産に登録されています。川沿いの湯筒では、湧き出る温泉で卵や野菜をゆでることもできます。湯筒のお湯はとても熱いので、やけどに気をつけましょう。浴場ではほかの入浴客を撮らず、施設の決まりに従いましょう。

和歌山県日帰り
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