高千穂峡と真名井の滝、定番の渓谷ボート日帰りプラン

高千穂エリアは路線バスの本数が少ないため、高千穂バスセンター付近でレンタカーを借りてから、ここからは車での移動を前提に組み立てています。高千穂峡は、阿蘇山の火砕流が溶結してできた阿蘇溶結凝灰岩の台地を、五ヶ瀬川が長い年月をかけて侵食してできた、深いV字型の渓谷です。高さおよそ80〜100mにおよぶ柱状節理の断崖が続く景観は、噴出物が冷え固まる際に体積が縮むことでできる、自然の造形美です。峡谷沿いの遊歩道を歩くと、力自慢の鬼八が投げたと伝えられる「鬼八の力石」や、柱状節理の断崖「仙人の屏風岩」、趣の異なる3本のアーチ橋を一度に望める撮影スポットなど、見どころが点在しています。峡谷のシンボルである真名井の滝は、日本の滝百選にも選ばれており、天孫降臨の際にこの地に水がなかったことを憂いた天村雲命が、「天真名井」の水種をこの地に移したのが始まりと伝えられています。貸しボートに乗れば、切り立った断崖と滝を、水面からじっくりと見上げることができます。ボートでは係員の案内に従い、救命胴衣を着けて、身を乗り出さないようにしましょう。遊歩道は石段や濡れた箇所もあるので、歩きやすい靴で、足元に気をつけて歩きましょう。悠久の時が刻んだ渓谷美を、じっくりと味わってみましょう。続いては、車でおよそ5分の高千穂町総合公園へ向かいましょう。
高千穂峡からは、車でおよそ5分です。高千穂町総合公園は、名勝・高千穂峡を見下ろす台地の上に広がる公園で、陸上競技場や野球場、テニスコートのほか、子ども向けの遊具がそろう広場もあります。豊かな木々に囲まれた散策路を歩けば、森林浴を兼ねて、ほっとひと息つくことができます。春は桜、秋はもみじが色づき、季節ごとに違った表情を見せてくれます。高千穂峡を見下ろす高台で、渓谷の気配を感じながらひと休みしましょう。続いては、車でおよそ5分の槵觸神社へ向かいましょう。
高千穂町総合公園からは、車でおよそ5分です。杉木立に囲まれた石段を上ると、槵觸神社の静かな境内にたどり着きます。ご祭神は、天から降り立ったと伝えられる瓊々杵尊(ににぎのみこと)です。そびえ立つくしふる峰そのものを御神体としてまつり、地上に降りた神が最初に足を踏み入れた地として語り継がれています。道案内をつとめたのは猿田彦命だったと伝えられ、高千穂の神話の重要な1場面がこの地に刻まれています。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、車でおよそ6分の高千穂神社へ向かいましょう。

槵觸神社からは、車でおよそ6分です。到着したら、まずは参道近くの食事処で昼食をとりましょう。腹ごしらえをすませたら、高千穂神社へ向かいます。高千穂郷八十八社の総社にあたるこの神社は、第11代垂仁天皇の御代、およそ1900年前の創建と伝えられています。境内の「鎮石」は、伊勢神宮の創建の際にも用いられたという言い伝えを持つ石で、神域を鎮めてきたとされています。樹齢およそ800年という「秩父杉」は、源頼朝の代参として訪れた畠山重忠が手植えしたとも伝えられ、長い年月をかけて大樹に育ちました。もう一つの見どころ「夫婦杉」は、2本の杉が根元で寄り添うように1本になった御神木です。それぞれの木にまつわる物語に耳を傾けながら、境内をめぐってみましょう。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、車でおよそ14分の天岩戸神社(西本宮)へ向かいましょう。
高千穂神社からは、車でおよそ14分です。高千穂峡から水の流れをたどるように北へ向かうと、日本神話でよく知られた場面の舞台、天岩戸神社にたどり着きます。天照大御神が身を隠したと伝えられる洞窟「天岩戸」そのものを御神体とし、岩戸川を挟んで西本宮と東本宮の2社が鎮座しています。まず訪ねる西本宮の社殿奥には遥拝所があり、川の対岸に見える御神体の岩戸を静かに望むことができます。境内の天岩戸神社徴古館では、周辺から出土した土器や、神楽に使われてきた面なども見ることができます。静かに、敬意をもってお参りください。続いては、歩いておよそ12分の天安河原へ向かいましょう。

西本宮の境内から、岩戸川沿いの遊歩道を歩いておよそ12分です。天照大御神が天岩戸にお隠れになり、世界が闇に包まれたとき、八百万の神々が集まって対策を話し合ったと伝えられる場所が、この天安河原です。別名「仰慕窟」とも呼ばれる大きな洞窟の中には、願いをこめて積まれた無数の石の塔が並び、訪れる人の気持ちを静かに受け止めてくれるような空気が漂っています。川沿いの遊歩道は足元が濡れていることもあるので、歩きやすい靴で訪れましょう。静かに、敬意をもってお参りしましょう。神々が集ったというこの場所で、しばらく時間を忘れて過ごしてみましょう。続いては、車でおよそ15分の高千穂町歴史民俗資料館へ向かいましょう。
天安河原からは、車でおよそ15分です。高千穂町歴史民俗資料館は、町内から出土した考古資料や、古文書、化石、動物の剥製など、およそ1万点の資料を収蔵する施設です。考古コーナーでは、吾平原北6号横穴墓から見つかった副葬品の転写模型などが見られ、民俗コーナーでは、高千穂神楽で使われる神面や、紙で作られた「彫物(えりもの)」と呼ばれる飾りなど、地域の伝統を伝える展示が並びます。今日巡ってきた峡谷と神話の舞台を、あらためて資料とともに振り返ってみましょう。帰りは、高千穂バスセンターまで車でおよそ5分です。そこから延岡方面へのバスや、レンタカーの返却をすませましょう。

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