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嵯峨野の紅葉めぐり。天龍寺・常寂光寺・祇王寺を歩く秋の嵐山

しおりえ編集部
さんの投稿・2026/09/24 公開・更新日: 2026年10月16日
嵯峨野の紅葉めぐり。天龍寺・常寂光寺・祇王寺を歩く秋の嵐山
写真: osakaosaka / CC BY-SA 3.0 (出典)
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世界遺産・天龍寺の庭園から、竹林の小径を抜けて小倉山麓の紅葉の名所を歩いてめぐる日帰りプランです。例年の見頃は11月中旬〜12月上旬。人気の寺院は午前中が比較的空いているので、朝一番の天龍寺からスタートし、渡月橋を渡って、天龍寺の塔頭・宝厳院で締めくくります。
Day1天龍寺 → 竹林の小径 → 野宮神社 → 大河内山荘 → 常寂光寺 → 二尊院 → 祇王寺 → 渡月橋 → 宝厳院
訪問スポット数: 9箇所総移動時間: 約1時間10分主な移動手段: 徒歩
1
9:00
天龍寺
写真: osakaosaka / CC BY-SA 3.0 (出典)
天龍寺
滞在 約60分

JR嵯峨嵐山駅から徒歩約13分。世界遺産にも登録された、嵯峨野を代表する禅寺です。南北朝の争いで亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うため、足利尊氏が夢窓疎石を開山として建立したと伝えられ、造営費を補うために中国(元)との貿易船「天龍寺船」を送り出した逸話も残ります。曹源池庭園は嵐山や亀山を借景にした池泉回遊式庭園で、これまで8度もの大火にあいながらも、夢窓疎石が手がけた池と石組みは700年近く創建当初の姿をとどめていると言われ、日本で初めて史跡・特別名勝に指定されたとされています。紅葉の時期は色づく山肌と池の水面が重なる眺めが見事。朝一番に訪れると庭をゆっくり眺められ、静かに、敬意をもって拝観しましょう。拝観後は北門からそのまま竹林の小径へ歩いて抜けられます。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
公式サイトを見る
徒歩約4分
2
10:04
竹林の小径
滞在 約20分

天龍寺の北門を出てすぐ、青々とした竹が頭上を覆う約400mの小径です。ここに生い茂るのは、成長すると高さ25mにもなるというモウソウチク(孟宗竹)。紅葉の名所が続く嵯峨野の中で、一年を通して緑を保つ竹林はひと味違う涼やかな景色。風が吹くたびに葉がこすれ合う音にも耳を澄ませてみましょう。人力車も行き交う人気の道なので、朝のうちに歩くと比較的ゆったり進めます。この先には、斎王ゆかりの野宮神社があります。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
徒歩約4分
3
10:28
野宮神社
滞在 約25分

竹林の小径の途中、黒木の鳥居が目印の野宮神社です。皮のついたままのクヌギの木で作られた黒木の鳥居は、日本最古の様式と伝わります。かつて天皇に代わって伊勢神宮に仕えた斎王が、都を離れる前にこの地で身を清めたという由緒ある社で、『源氏物語』の「賢木」の巻にも描かれています。今では縁結びのご利益でも知られ、境内にはハート形の模様が浮かぶ「野宮じゅうたん苔」も見られます。竹林に囲まれた静かな境内で、静かに、敬意をもってお参りください。

住所: 京都市右京区嵯峨野宮町1
徒歩約5分
4
10:58
大河内山荘
滞在 約45分

野宮神社から少し歩くと、大河内山荘に着きます。昭和の名優・大河内傳次郎が、およそ30年の歳月をかけて築いた、およそ6000坪にも及ぶ回遊式庭園です。寝殿造・書院造・数寄屋造を融合した大乗閣をはじめ、持仏堂や茶室・滴水庵などが園内に点在し、高台の「月香亭」からは、保津川や比叡山まで見渡す眺望が広がります。春の桜、秋の紅葉と、四季折々の美しさで知られ、国の登録記念物にも指定されています。竹林周辺には食事処も多いので、この辺りで昼食をとるのもおすすめです。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8
徒歩約6分
5
11:49
常寂光寺
写真: 663highland / CC BY 2.5 (出典)
常寂光寺
滞在 約50分

小倉山の中腹に建つ、紅葉の名所として知られています。安土桃山時代、日蓮宗の僧・日禎によって開かれ、寺の名は仏教が説く「常寂光土」、永遠に安らかな理想の浄土になぞらえて名づけられたと伝えられています。実はこの一帯は、平安〜鎌倉時代の歌人・藤原定家が『小倉百人一首』を編んだ山荘「時雨亭」があったとも言われる場所。歌に詠まれた小倉山の紅葉を思い浮かべながら歩くのも一興です。茅葺き屋根の仁王門をくぐり、本堂から多宝塔へ続く石段は、見頃には一面のもみじに包まれます。石段はやや急なので、落ち葉で足元が滑らないよう気をつけて。境内の高台からは京都市街も一望できます。静かに、敬意をもってお参りください。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
公式サイトを見る
徒歩約8分
6
12:47
二尊院
写真: 663highland / CC BY 2.5 (出典)
二尊院
滞在 約40分

総門から本堂までまっすぐ続く参道は「紅葉の馬場」と呼ばれる名所です。平安時代、嵯峨天皇の勅願を受けて慈覚大師円仁が開いたと伝えられ、鎌倉時代に法然の弟子・湛空が復興しました。寺の名は、本堂に並んで祀られる2体の仏像「発遣の釈迦如来」「来迎の阿弥陀如来」に由来し、生きている間は釈迦如来が送り出し、亡くなったあとは阿弥陀如来が迎えてくれるという、両方のご利益を願う人々に信仰されてきました。参道の両脇にはもみじと桜が植えられ、見頃にはトンネルのように色づきます。先まで進んでから振り返って見る眺めも格別です。静かに、敬意をもってお参りください。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
徒歩約9分
7
13:36
祇王寺
写真: じゃんもどき / CC BY-SA 3.0 (出典)
祇王寺
滞在 約30分

平家物語ゆかりの、こぢんまりとした尼寺です。平清盛に寵愛された白拍子・祇王は、新しく現れた仏御前に心変わりされ、母や妹とともにこの地で出家したと伝えられ、後に仏御前自身もここを訪ね、ともに暮らしたという逸話も残ります。実はこの寺、明治時代にいったん廃れて荒れ果てましたが、元・京都府知事の北垣国道が別荘の茶室を寄進し、文人画家・富岡鉄斎らの尽力で明治28年に再興されたという、もう一つのドラマも秘めています。苔むした庭に色づいたもみじが折り重なるように散る眺めは、しっとりとした風情。見頃の終盤には、苔の上を紅葉が埋め尽くす「敷きもみじ」も楽しめます。静かに、敬意をもってお参りください。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
徒歩約26分
8
14:32
渡月橋
写真: Blue Lotus から Arashiyama, Kyoto / CC BY 2.0 (出典)
渡月橋
滞在 約45分

祇王寺から歩いておよそ2km、26分ほどで着く、嵐山のシンボルです。平安時代に橋が架けられた当初は近くの法輪寺にちなみ「法輪寺橋」と呼ばれていましたが、鎌倉時代、亀山上皇が満月の夜に舟遊びをした際、天空を移る月が橋の上を渡っていくように見えたことから「渡月橋」と呼ばれるようになったと伝えられています。現在の橋は昭和9年に架け替えられた鉄骨コンクリート製ですが、景観に配慮して欄干は昔ながらの木造風に仕上げられているのも隠れたこだわり。桂川の向こうに紅葉の嵐山が広がる、絵になる眺めです。橋のたもとを少し散策してから、天龍寺の塔頭・宝厳院へ向かいましょう。

住所: 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
徒歩約8分
9
15:25
宝厳院
滞在 約60分

渡月橋から歩いておよそ8分、天龍寺の塔頭のひとつ、宝厳院に着きます。ふだんは非公開ですが、春と秋の年2回、期間を限って特別公開されています。嵐山を借景にした回遊式庭園「獅子吼の庭」は、巨岩の獅子岩と、境内を覆うように色づく紅葉が見どころです。夕方からのライトアップ拝観が行われることもあります。静かに、敬意をもって拝観しましょう。訪れる前に公式サイトで、公開している期間・時間を確かめましょう。嵯峨野めぐりの締めくくりに、静かな庭園でゆっくり過ごしましょう。

住所: 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
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