現存12天守・弘前城と弘前公園、定番の弘前さんぽ日帰りプラン

弘前公園は、江戸時代からその姿を伝える天守が現存するお城です。全国にわずか十二しかない現存天守のうち、最も北、最も東に位置しているとされています。雪深い津軽にこれほど古い木造の天守が残ること自体、大変貴重です。今の天守は、創建当初の五重の姿が落雷で失われたのち、江戸時代後期に規模を小さくして建て直されたものだと伝えられています。天守は、本丸の石垣の大規模な修理にあわせて、位置や見学できる範囲が時期によって変わります。訪れる前に、弘前市や弘前公園の公式サイトで最新の状況を確かめましょう。本丸だけでなく、二の丸・三の丸・四の丸と広い園内には、現存する櫓や城門、堀端の散策路もあり、四季折々に彩られる城下町の眺めとあわせて、時間をかけてめぐる価値があります。この後は、歩いておよそ20分、武家屋敷の町並みが残る仲町伝統的建造物群保存地区へ向かいましょう。
弘前公園から歩いておよそ20分、弘前城下町の面影を今に伝える仲町伝統的建造物群保存地区に着きます。サワラの生垣や板塀が続くこの一帯は、かつて弘前藩の中級武士たちが暮らした屋敷町でした。旧岩田家住宅や旧伊東家住宅など、弘前市が所有する4棟の武家住宅が公開されており、当時の暮らしぶりをしのぶことができます。住宅によっては、冬季(11月〜3月頃)は公開日や時間が短縮されることがあるので、訪れる前に公式の案内で確かめましょう。公開されている住宅のほかは今も人が暮らす町並みなので、家の敷地に入らず、静かに歩きましょう。この後は、歩いておよそ23分、大正時代の日本庭園・藤田記念庭園へ向かいましょう。
仲町伝統的建造物群保存地区から歩いておよそ23分、大正8年(1919年)に実業家・藤田謙一の別邸として造られた藤田記念庭園に着きます。東京から招かれた庭師によって手がけられたと伝わる池泉回遊式の高台部と、四季の草花が彩る低地部からなり、和館と洋館が並び立つ独特の景観も見どころです。園内からは、岩木山を望むこともできます。冬季(11月下旬〜4月上旬頃)は、洋館・匠館のみの部分開園となるので、訪れる前に公式の案内で確かめましょう。この後は、歩いておよそ20分、現代美術館の弘前れんが倉庫美術館へ向かいましょう。
藤田記念庭園から歩いておよそ20分、大正12年(1923年)に建てられた酒造工場の煉瓦倉庫を改修して2020年に開館した弘前れんが倉庫美術館に着きます。弘前市出身の現代美術家・奈良美智をはじめ、国内外のアーティストの作品を紹介する現代美術館で、赤煉瓦の建物自体も見どころのひとつです。休館日があるので、訪れる前に公式の案内で確かめましょう。併設のカフェやショップもあわせて楽しめます。この後は、歩いておよそ6分、国内最北の国指定重要文化財の五重塔がある最勝院へ向かいましょう。

弘前れんが倉庫美術館から歩いておよそ6分、最勝院に着きます。境内にそびえる五重塔は、寛文6年(1666年)に建立された、国内最北の国指定重要文化財の五重塔とされ、高さはおよそ31.2mあります。津軽統一の際に敵味方の別なく戦死者を供養するために建てられたと伝えられ、中心を貫く心柱には、初重の天井裏から相輪の先端まで継ぎ目のない一本の杉材が使われているという珍しい構造でも知られています。外観のみの見学となりますが、じっくりと眺めてみましょう。静かに、敬意をもってお参りください。この後は、歩いておよそ23分、国指定重要文化財の山門で知られる誓願寺へ向かいましょう。
最勝院から歩いておよそ23分、誓願寺に着きます。慶長元年(1596年)の創建と伝えられ、弘前城の築城にあわせてこの地に移されたとされています。国指定重要文化財の山門は、江戸時代中期の建立と推定され、妻入(つまいり)という珍しい構造形式が取られています。上層の板壁には十二支の動物が描かれ、懸魚に彫られた鶴と亀の意匠から「鶴亀門」の通称でも親しまれています。静かに、敬意をもってお参りください。現存天守の弘前城から、武家屋敷、庭園、現代美術、五重塔、そして山門まで、弘前の歴史と文化をめぐった今日の旅を締めくくりましょう。

青森県・弘前日帰り
青森県・弘前1泊2日
青森県・弘前日帰り
青森県・青森市内1泊2日