弘前城雪燈籠まつりと津軽の冬、雪あかりの城下町プラン

弘前駅からタクシーでおよそ9分、津軽藩ねぷた村に着きます。冬の津軽をめぐる旅は、ここからスタートです。弘前ねぷたまつりで実際に使われた大型のねぷたを間近で眺められる展示施設で、骨組みまで見える迫力ある展示もあります。笛や太鼓による演奏の実演に加え、太鼓を実際に打ち鳴らせる体験コーナーも人気です。館内では津軽三味線の生演奏を聴くこともでき、津軽蔵工房「たくみ」では津軽塗や津軽凧づくりの制作風景を見学しながら、金魚ねぷたの絵付け体験も楽しめます。「見る・聞く・食べる・買う・体験する」がひとつにそろう、津軽文化の複合施設です。見学を終えたら、歩いておよそ4分の仲町伝統的建造物群保存地区へ向かいましょう。この後は徒歩での移動が続きますので、雪道では足元に気をつけて進みましょう。
津軽藩ねぷた村からは、歩いておよそ4分です。仲町伝統的建造物群保存地区は、江戸時代の中級武士が暮らした屋敷町の面影を今に伝える一角です。道沿いに続くサワラの生垣や点在する門、板塀が、城下町ならではの落ち着いた町並みをつくっています。地区内に残る旧岩田家住宅は、寛政10年(1798)ごろに建てられた中級武士の住宅で、青森県の重宝に指定されており、公開されている武家住宅の中でも、場所を移さず当初の姿のまま残る建物とされています。地区内には今も人が暮らす住宅が多いため、敷地には立ち入らず、住まいや住人に向けた撮影は控えましょう。雪に覆われた生垣と屋敷町を、静かに歩いてみましょう。続いては、歩いておよそ18分の弘前昇天教会へ向かいましょう。
仲町伝統的建造物群保存地区からは、歩いておよそ18分です。弘前昇天教会は、大正10年(1921)、宣教師ジェームズ・ガーディナーの設計により建てられた、赤レンガ造りの教会です。イギリス積みの煉瓦壁に、三角塔の鐘楼を配したゴシック様式の外観が印象的で、青森県の文化財に指定されています。今も礼拝が続く現役の教会ですので、見学の際は静かに、敬意をもって見て回りましょう。見学できるのは外観のみで、雪に映える赤レンガの美しさを味わいましょう。続いては、歩いておよそ6分の最勝院へ向かいましょう。
弘前昇天教会からは、歩いておよそ6分です。金剛山最勝院は、津軽真言五山の筆頭に数えられる寺院で、境内にそびえる五重塔は、弘前藩3代藩主・津軽信義の発願により明暦元年(1655)に着工され、寛文7年(1667)に完成したと伝わります。高さはおよそ31m、釘をほとんど使わない伝統工法で建てられ、江戸時代に建立された五重塔としては日本最北とされ、国の重要文化財に指定されています。今も祈りが続く聖地ですので、境内では静かに、敬意をもってお参りしましょう。雪をまとった五重塔の姿を、じっくりと仰いでみましょう。続いては、歩いておよそ16分の禅林街へ向かいましょう。
最勝院からは、歩いておよそ16分です。禅林街は、2代藩主・津軽信枚が弘前城の南に曹洞宗の寺院を集めて整備した寺町で、津軽家の菩提寺である長勝寺をはじめ、数多くの寺院が軒を連ねています。まっすぐに延びる参道の両側に山門が整然と並ぶ光景は、城下町ならではの荘厳な雰囲気を漂わせています。今も祈りが続くお寺が並ぶ通りですので、静かに、敬意をもって歩きましょう。雪に包まれた寺町の静けさを感じながら、参道をゆっくりと歩いてみましょう。続いては、歩いておよそ10分の藤田記念庭園へ向かいましょう。
禅林街からは、歩いておよそ10分です。藤田記念庭園は、大正時代の実業家・藤田謙一が別邸として築いた庭園で、高台から見下ろす池泉回遊式の庭園と、崖下に広がる庭園を一体にした造りが特徴です。冬期間は、高台部と、大正浪漫を感じさせる洋館のみが公開されています。洋館の中の喫茶室で昼食をとりながら、暖かい飲み物や軽食も味わって、ひと息つきましょう。見学を終えたら、歩いておよそ7分の弘前城(弘前公園)へ向かいましょう。

藤田記念庭園からは、歩いておよそ7分です。弘前城(弘前公園)は、江戸時代の初め、津軽為信の子・信枚がこの地に築いた城で、築城当初は「高岡城」と呼ばれ、五重にそびえる壮麗な天守を持っていたと伝えられています。その天守は落雷が原因で焼け落ちてしまい、今わたしたちが目にする天守は、江戸時代の後期に、ひとまわり小さな姿で建て直されたものだそうです。それでも全国に残る天守の中では最も北、最も東にあるとされ、雪の中にたたずむ姿は格別な趣があります。近ごろは石垣の大掛かりな修理が行われており、天守を一時的にそっと動かす「曳屋」という珍しい工事も経験したお城です。修理の状況によって見学できる場所が変わり、天守の中に入ることも当面は控えなければならないようですので、訪れる前には最新の案内を確かめておくと安心です。しんしんと雪が降り積もる城跡を歩けば、津軽の冬だけが見せてくれる静かな美しさに出会えるはずです。続いては、歩いておよそ4分の弘前市立博物館へ向かいましょう。
弘前城(弘前公園)からは、歩いておよそ4分です。弘前城跡の三の丸にある弘前市立博物館は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエに学んだ建築家・前川國男が設計した、モダニズム建築として知られる施設です。津軽地方の歴史や美術、考古資料などを紹介する展示が並び、江戸時代の城下町の歴史に加え、津軽の近代化の歩みも学べます。雪の三の丸に静かにたたずむ、打ちっぱなしコンクリートの建物も見どころです。続いては、歩いておよそ5分の旧弘前市立図書館へ向かいましょう。
弘前市立博物館からは、歩いておよそ5分です。旧弘前市立図書館は、明治39年(1906)、日露戦争の戦勝を記念して建てられた、八角形の双塔を持つルネサンス様式の木造建築です。昭和6年(1931)まで実際に市立図書館として使われた建物で、館内を見学できます。らせん階段や、当時のままの閲覧室の様子を眺めながら、明治の洋風建築の雰囲気を味わいましょう。続いては、歩いておよそ3分の青森銀行記念館へ向かいましょう。

旧弘前市立図書館からは、歩いておよそ3分です。青森銀行記念館(旧第五十九銀行本店本館)は、明治37年(1904)、地元の棟梁・堀江佐吉の設計により建てられた、ルネサンス調の洋風建築です。国の重要文化財に指定されており、金庫室や、唐草模様の漆喰天井が見事な会議室など、当時の銀行建築の意匠を間近で見学できます。明治から大正にかけての弘前が育んだ、洋館建築の粋を締めくくりにふさわしい一棟です。この日の夜には、弘前公園で弘前城雪燈籠まつりの雪あかりがともります(開催の時期・時間や、天候などで中止・変更になることがあるので、公式サイトで確かめましょう)。弘前城雪燈籠まつりと津軽の冬をめぐる日帰りの旅は、ここで終わりです。帰りは、歩いておよそ15分の弘前駅へ向かい、帰路につきましょう。

青森県・弘前1泊2日
青森県・弘前日帰り
青森県・弘前日帰り
青森県・青森市内1泊2日