別府地獄めぐり、極彩色の温泉地獄を巡る定番日帰りプラン

海地獄は、およそ1200年前、鶴見岳の噴火によって誕生したと伝えられる地獄で、コバルトブルーの美しい湯の色から、その名が付けられました。摂氏98度にも達する高温の湯が、絶えず湯気を立ち上らせる光景は、自然が生み出した神秘の色彩です。地獄めぐりは、明治末から大正にかけて観光として広まったといわれ、今も別府観光を代表する存在です。園内には、熱帯スイレンが花を咲かせる温室や、地獄の蒸気を利用して茹でる名物の蒸し卵もあります。自然が作り出した青の絶景を、しばし時を忘れて眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ2分の鬼石坊主地獄へ向かいましょう。
海地獄からは歩いておよそ2分です。鬼石坊主地獄は、粘土質の熱泥がボコボコと球状に沸き立つ様子が、坊主頭に見えることからその名が付けられた地獄です。灰色の泥が絶えず泡立つ姿は、ほかの地獄とはまた違う独特の迫力があります。柵の外には出ず、噴気や熱泥に近づきすぎないよう気をつけましょう。続いては、歩いておよそ5分のかまど地獄へ向かいましょう。
鬼石坊主地獄からは歩いておよそ5分です。かまど地獄は、1丁目から6丁目まで、それぞれ違った色や表情を見せる池が点在する地獄です。名前の由来は、その昔、地獄の噴気を利用して氏神の祭礼の供物を炊いたことにちなむと伝えられています。入口に置かれた大きな鬼の像も見どころの一つです。それぞれの池を見比べながら、ゆっくりとめぐってみましょう。続いては、歩いておよそ2分の鬼山地獄へ向かいましょう。

かまど地獄からは歩いておよそ2分です。鬼山地獄は、摂氏99度に達する高温の池が特徴の地獄です。大正12年(1923)、日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始めたと伝えられ、「ワニ地獄」の愛称でも親しまれています。現在も、クロコダイルやアリゲーターなど数十頭のワニが、温泉の恵みを受けて飼育されています。柵から身を乗り出したり手を入れたりせず、えさをあげないようにしましょう。熱帯の生き物が育つ意外な光景も、あわせて眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ2分の白池地獄へ向かいましょう。
鬼山地獄からは歩いておよそ2分です。白池地獄は、湧き出したときは無色透明な湯が、池に落ちて温度と圧力が下がる過程で、青みがかった白色に変化する地獄です。日本庭園のように整えられた園内には熱帯魚の観賞施設も併設されています。静かな白濁の湯を眺めながら、ゆっくりと散策してみましょう。続いては、歩いておよそ3分の地獄蒸し工房鉄輪へ向かいましょう。
白池地獄からは歩いておよそ3分です。到着したら、ここで昼食をとりましょう。地獄蒸し工房鉄輪は、江戸時代から鉄輪温泉に伝わる、温泉の蒸気を利用した伝統の調理法「地獄蒸し」を体験できる施設です。摂氏98度の温泉の噴気釜に、好みの食材を入れて蒸し上げると、短い時間で、素材本来のうまみが引き立った蒸し料理ができあがります。館内には、足湯や飲泉場も設けられており、蒸し料理を待つ間にひと休みすることもできます。地熱の恵みを生かした、鉄輪ならではの食文化を味わってみましょう。続いては、バスでおよそ10分の血の池地獄へ向かいましょう。
地獄蒸し工房鉄輪からは、バスでおよそ10分です。鉄輪から血の池地獄・明礬方面へは、亀の井バスの路線バスが走っているので、これを利用して移動します。血の池地獄は、『豊後国風土記』にすでに「赤湯泉」として記録が残る、1300年以上の歴史を持ち、日本最古の天然地獄とも伝えられています。鮮やかな赤色は、地中深くの高温・高圧の環境で、酸化鉄や酸化マグネシウムを含む赤土が化学反応を起こし、熱泥となって湧き上がることで生まれています。まるで血の池のような、他に類を見ない独特の景観は、古くから人々を驚かせ、畏怖の念を抱かせてきたと伝えられています。海地獄の青とはまったく異なる、燃えるような赤の絶景を、あわせて眺めてみましょう。続いては、歩いておよそ2分の龍巻地獄へ向かいましょう。
血の池地獄からは歩いておよそ2分です。龍巻地獄は、一定の間隔で熱湯と噴気を激しく噴き上げる間欠泉です。自然の力で噴出するため、噴出の間隔や高さは毎回異なり、待っている間の緊張感も楽しみの一つです。噴出時には熱湯が飛ぶことがあるので、係員の案内に従い、柵の内側から見学しましょう。続いては、バスでおよそ15分の明礬湯の花小屋へ向かいましょう。
龍巻地獄からは、バスでおよそ15分です。明礬湯の花小屋は、江戸時代から続く伝統的な製法で「湯の花」をつくる小屋が立ち並ぶ一帯です。温泉の蒸気が青粘土の層を通る中で化学反応が起き、石綿のような結晶となって育つ様子を、カヤぶき屋根の小屋の中で見ることができます。この製法は国の重要無形民俗文化財に、小屋が立ち並ぶ景観は国の重要文化的景観に指定されています。湯の花は1日およそ1ミリずつ成長し、40日から60日ほどかけて採取されると伝えられています。もうもうと立ちのぼる湯けむりに包まれた、独特の景観を眺めてみましょう。続いては、バスでおよそ20分の竹瓦小路へ向かいましょう。
明礬湯の花小屋からは、バスでおよそ20分です。竹瓦小路は、大正10年(1921)に完成した、現存する木造アーケードとして知られる通りです。かつて別府港に上陸した湯治客が、雨に濡れずに竹瓦温泉まで歩けるようにと整備されました。南北におよそ60mのアーケードには飲食店が軒を連ね、平成21年(2009)には、別府温泉にまつわる近代化産業遺産の一つにも認定されています。日が暮れると竹細工の灯りがともり、昼とはまた違う趣を見せてくれます。レトロな町並みを、ゆっくりと歩いてみましょう。続いては、すぐそばの竹瓦温泉へ向かいましょう。
竹瓦小路からは、すぐそばです。竹瓦温泉は、別府温泉を代表する共同浴場で、唐破風造りの堂々とした木造建築は、別府のシンボルの一つとして親しまれています。黒い砂の中に横たわり、上から砂をかけてもらう「砂湯」でも知られ、天然のサウナのような温もりを味わうことができます。浴場では、ほかの方が写らないよう撮影は控え、静かに過ごし、長湯を避けて水分をとりながら楽しみましょう。地獄めぐりで見てきた数々の色とりどりの湯を、最後は自分の肌で確かめてみましょう。別府地獄めぐり、極彩色の温泉地獄を巡る1日も、ここで締めくくりです。帰りは、JR別府駅まで歩いておよそ10分です。そこから電車で帰りましょう。

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