松山城、現存12天守の一つを望む定番日帰りプラン


この旅は路面電車と歩きでめぐります。JR松山駅前から路面電車で大街道へ向かい、ロープウェイかリフトで城山を上ります。松山城は、関ヶ原の戦いの功で20万石の大名となった加藤嘉明が、慶長7年(1602年)に築き始めた城です。天守は天明4年(1784年)の元旦に落雷で焼け、文政3年(1820年)から35年をかけて、安政元年(1854年)に再び完成しました。黒船来航の翌年に落成した、江戸時代最後の完全な城郭建築とされ、天守・小天守・櫓を渡櫓でつないで中庭を囲む「連立式」の構えが見どころです。最上階からは松山の市街を360度見渡せます。天守の中の階段は急なので、足元に気をつけましょう。
帰りは城山の南西の登城道を歩いて下り、ふもとまで約15分。藩の政治の中心だった表御殿と、藩主の家族が暮らした奥御殿の跡を庭園として整えた場所で、表御殿の跡では、いろいろな柑橘や草花を植えて昔の部屋の間取りを表しています。発掘で見つかった大きな井戸の遺構も、そのままの姿で見られます。
庭園から歩いて約10分。旧松山藩主の子孫・久松定謨伯爵が、大正11年(1922年)に別邸として建てた洋館です。伯爵が陸軍の駐在武官として長くフランスで暮らしたことから、純フランス風の建物になりました。当時は各界の名士が集まる社交の場で、戦災を免れて建てられたころの姿をそのまま残し、国の重要文化財に指定されています。
萬翠荘から歩いて約10分。路面電車の大街道の電停から南へのびる、長さ483mのアーケードの商店街で、松山いちばんのにぎわいを見せる通りです。飲食店も多いので、ここで昼食にしましょう。
大街道から歩いて約10分。小説『坂の上の雲』をテーマにしたミュージアムで、松山のまち全体を「屋根のない博物館」とする構想の中心として、2007年に開館しました。安藤忠雄の設計で、空に向かって少し広がる逆三角錐の形をしており、地下1階から地上4階までの各階がひとつづきのスロープでつながっています。休館日は公式の案内で確かめましょう。
大街道の電停から路面電車で道後温泉へ向かい、歩いて道後公園へ(あわせて約25分)。正岡子規の世界を通して、松山や文学に親しんでもらうための文学の博物館で、2階と3階に展示室があります。俳句の世界に入る前に、子規の歩みにふれておきましょう。休館日は公式の案内で確かめましょう。

博物館から歩いて約10分。延喜式にも名の見える古い神社で、今の社殿は、松山藩主・松平定長が流鏑馬の成功を願い、かなえられたお礼として寛文7年(1667年)に造営したものです。日本三大八幡造りの一つに数えられるともいわれ、国の重要文化財に指定されています。回廊には、江戸時代の数学の発展を伝える二十二面の和算額も掛けられています。社殿へは長い石段を上るので、足元に気をつけましょう。今も祈りが続く場所ですので、静かに、敬意をもってお参りください。帰りは、道後温泉駅から路面電車でJR松山駅へ戻りましょう。

愛媛県日帰り
香川県・高松3泊4日
愛媛県・西条日帰り
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