北海道神宮とモエレ沼公園、自然と街を楽しむ札幌旅


二条市場から歩いて大通公園へ。大通西1丁目から西12丁目まで、長さ約1.5km、面積約7.8haの細長い公園です。明治4年(1871年)、街の中心部を北の官庁街と南の住宅・商業街に分ける大規模な火防線がつくられたのが始まりで、明治42年(1909年)に造園家の長岡安平を招いて、散策の場として整えられました。美しい花壇や芝生、92種約4700本の樹木があり、ライラックまつりや雪まつりなど、1年を通してさまざまな催しが開かれます。

大通公園の東の端に立つ、さっぽろテレビ塔へ。昭和31年(1956年)に着工し、その年のうちに、NHK札幌放送局がここから初めてテレビの電波を流しました。さっぽろテレビ塔としてオープンしたのは昭和32年(1957年)です。設計は「タワー博士」と呼ばれた内藤多仲で、名古屋テレビ塔や通天閣、東京タワーなども手がけました。地上90mの展望台からは、大通公園や札幌の街並みを見渡せます。

テレビ塔から歩いて、狸小路商店街へ。明治6年(1873年)ごろから「狸小路」と呼ばれるようになった、北海道で最も古い商店街の一つとされます。7つのブロック、総延長約900mに約200軒の店が並び、ほとんどの区間がアーケードに覆われているので、雨や雪の日も歩きやすくなっています。名前は、言葉巧みに客を誘った女性たちをタヌキになぞらえたのが定説とされ、本当にタヌキがいたからという説もあります。商店街には「本陣狸大明神社」もまつられています。このあたりで昼食にしましょう。
狸小路から歩いて、中島公園の中にある豊平館へ。明治天皇が北海道の視察に訪れた明治14年(1881年)に開館した、明治政府の機関が建てた唯一のホテルとされ、最初の宿泊客は明治天皇でした。明治初期の代表的な木造洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。白い外壁を縁どる群青色は「ウルトラマリン・ブルー」と呼ばれます。もとは今の大通公園の近くに建てられ、昭和33年(1958年)に今の場所に移されました。館内では、明治天皇が泊まった客室を再現した展示などが見られます。休館日は公式の案内で確かめましょう。
豊平館を出て、中島公園を散策しましょう。街の中心部にありながら自然が豊かな公園で、春には桜や藤の花、夏にはキショウブ、秋には紅葉と、季節ごとに違う景色が楽しめます。菖蒲池では季節によってボートにも乗れます。日本庭園には、江戸時代の茶人・小堀遠州の作と伝わる茶室「八窓庵」があり、国の重要文化財の建物の外観を見学できます(日本庭園は冬のあいだ閉園)。池のまわりでは足元に気をつけましょう。
中島公園から歩いて、1日目の締めくくりはすすきのへ。札幌の繁華街で、明治4年(1871年)、開拓のために札幌に来た人々を引きとめようと、宿や飲食店をこの一帯に集めたのが始まりとされます。「薄野」という名前は、この地を選んだ工事監事・薄井龍之の姓にちなむというのが通説で、あたりがススキの原だったからという説もあります。ラーメンやジンギスカンなど、北海道の味を楽しめる店がたくさん集まっています。夜は人通りが多くなるので、まわりに気をつけて歩きましょう。この夜は、札幌の宿に泊まりましょう。

北海道1泊2日
北海道2泊3日
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