雪の大谷ウォークと黒部ダム、迫力の大自然を体感するプラン

立山黒部アルペンルートをめぐる旅は、美女平からスタートです。電鉄富山駅から富山地方鉄道立山線でおよそ1時間の立山駅まで進み、そこからケーブルカーでおよそ7分の道のりです。標高およそ1,000mに広がるブナやタテヤマスギの原生林に囲まれた高原で、「森林浴の森100選」にも選ばれています。駅前に立つ、ひときわ大きな「美女杉」や、屋上の展望テラスからの眺めも見どころです。駅から整備されている美女平自然探勝路の内回りコース(およそ2km、公式の所要時間は1時間)を歩けば、新緑のころには、鳥のさえずりに包まれながら森林浴を楽しむこともできます。山へと分け入る旅の始まりに、静かな原生林の空気を味わってみましょう。見学を終えたら、高原バスでおよそ50分の室堂へ向かいましょう。
美女平からは、高原バスでおよそ50分です。室堂は、標高およそ2,450mに位置する、立山黒部アルペンルートの中心となる拠点です。冬の間に積もった大量の雪を除雪してつくられる「雪の大谷」では、春から初夏にかけて、見上げるほど高い雪の壁の間を歩く「雪の大谷ウォーク」を楽しむことができます。壁の高さはその年の積雪量によって変わり、毎年違った表情に出会えます。周辺には、立山連峰の姿を映す「みくりが池」や、間欠的に噴気を上げる「地獄谷」の展望スポットもあります。地獄谷のまわりは火山ガスが出ているため、立ち入りが規制されることがあり、現地の案内に従いましょう。室堂ターミナル内外には食事処も揃っているので、ここで昼食をとるとよいでしょう。雪壁の上からの落雪に注意し、滑りにくい靴と防寒着を用意して歩きましょう。ひんやりとした高山の空気に包まれながら、雪と岩と水がつくり出す雄大な景色を存分に味わいましょう。見学を終えたら、トロリーバスでおよそ10分の大観峰へ向かいましょう。
大観峰からは、ロープウェイでおよそ7分です。黒部平は、標高およそ1,828mに広がる高原で、駅を出てすぐのところに、黒部平庭園と呼ばれる遊歩道が整備されています。クルマユリやミヤマキンバイ、タテヤマリンドウなど、およそ100種の高山植物を間近に観察でき、庭園から眺める黒部湖と立山連峰の景色も見事です。数分で一周できる手軽な散策路を歩きながら、高山植物と雄大な山々の両方を楽しみましょう。続いては、ケーブルカーとダムの堰堤を歩いて、およそ23分の黒部ダムへ向かいましょう。

黒部平からは、ケーブルカーでおよそ5分の黒部湖へ出たあと、ダムの堰堤を歩いておよそ18分、あわせておよそ23分です。「くろよん」の愛称で親しまれる黒部ダムは、昭和31年(1956)に着工し、7年の歳月をかけて昭和38年(1963)に完成した、日本を代表する巨大ダムです。地下水や土砂の噴出に見舞われるなど、当時の技術の粋を尽くした「世紀の大工事」と呼ばれ、多くの人々の労苦の末に完成しました。工事では多くの方が亡くなり、ダムのそばには慰霊碑が建てられています。堤の高さはおよそ186mで、日本一の高さとされています。谷を堰き止める巨大な堤体と、そこから見渡す立山連峰の景色は圧巻です。夏の観光放水期間には、大量の水が勢いよく放たれる豪快な姿を見ることもできます。雄大な自然と人の営みが織りなす絶景を、心ゆくまで味わいましょう。雪の大谷ウォークと黒部ダム、立山黒部アルペンルートをめぐる旅は、ここで終わりです。立山駅への戻りは最終の乗り継ぎに間に合わないため、関電トンネル電気バスでおよそ16分の扇沢へ抜け、扇沢からは路線バスで信濃大町駅まで出て、そこから帰路につきましょう。

石川県・岐阜県3泊4日
富山県・五箇山1泊2日
富山県・五箇山日帰り
富山県・五箇山日帰り